孤旅 #20 フランス

スタット・ド・フランス サン・ドニ 一人旅
スタット・ド・フランス / サン・ドニ

試合開始 イタリア × スペイン

セレモニーも終わり、両チームが入場。

両国の国歌斉唱も終わり、

ついに試合が始まった。


今回のゲームは、

老練なスペインと 若手主体のイタリアという構図。

イタリアがコンテ監督の手腕で

どこまでスペインに食い下がれるか。

個人的にはスペインがボールを支配し

2-0くらいで若いイタリアを圧倒するものと思っていた。

しかし、試合が始まってみると予想は見事に覆された。

スペインがゆっくりパスを回しながらゴールに迫るという展開は

予想通りだったのだが、

ボールを奪った後のイタリアの攻めの鋭いこと!!

試合事態、白熱した展開だったが、

やはり、J リーグではなかなかお目にかかれない

気迫や技術がピッチ上で再現されている。

特に攻めに入った時の

イタリアのカウンターの迫力と言ったら。

ボールを奪った瞬間に4、5人が一気に走り出して、

あっという間にゴール前まで雪崩れ込んでくる。

その際のスプリントの本気度が半端ではない。

J リーガーにもお手本として見せたいくらいだ。

一方、スペインも中盤が豪華で

イニエスタ に D・シルヴァ、セスク らが

巧みなつなぎを見せるが、

やはりFWに軸になる選手がおらず、

フランス
サン・ドニ
ハーフタイムのスタジアムの様子
ハーフタイムのスタジアムの様子

最後の危険なエリアになかなか入っていけない。

いつもの悪い時のスペインそのものだ。

試合は前半セットプレーで先制したイタリアが

終了間際に見事なカウンターから追加点を奪い

2-0 でイタリアが勝利した。


それにしてもコンテはいいチームを作る。

スペインのように中盤のビッグネームはほとんどいないが

GKのブッフォン とユベントスのバックラインでディフェンスを固めて

動けて献身性のある若手でカウンターを狙い

相手を仕留めるその戦術はさすがと言えるものだった。

一方のスペインはと言うと。

まともな FW さえいれば・・・。

少なくとも今期好調の トーレス を入れておけば・・・、

と言うのが個人的な意見だ。

やはり モラタ では物足りないし

セスク の0トップもこの日はいまいちだった。

ただ イニエスタ と D・シルヴァの素晴らしい技巧を

この目で見れただけでも 良かったのかもしれない。


そんなこんなで 大満足のうちに試合は終わり、

帰路に就くことになった。

スタジアム周辺のどの駅も 一気に人が押し寄せるため、

駅に近づくことさえ出来ない。

サンドニはパリの郊外にあるため

市内に出るまではかなり距離がある。

しかし、いつまで待ってもらちが明かないので

意を決して徒歩で帰ることにした。

しばらくは自分と同じように

歩いて市内へ向かう人が何人かいたのだが、

進むにつれ人も減っていき、

日も暮れかけてきて

さすがに心細くなってくる。

運よく( パリ市内の )リヨン駅行きのバスを見つけて、

フランス
パリ
レプゥブリック広場
レプゥブリック広場 / パリ

途中 レプゥブリック広場 という停留所で降り、

そこから少し歩くことにした。

屋台でパニーニを買って帰る。

宿に着くと1階のバーで、

9時開始の イングランド 対 アイスランド の試合をやっていて、

それを ビールを飲みながら観戦する。

なんと、イングランドが1-2で負けてしまった!

毎度毎度 優勝候補と言われながら、いつも一歩どころか二歩、三歩手前で

姿を消してしまうイングランド。

不思議なチームだ。

1日を終え、最高の時間を過ごした余韻に浸って床に就いた。

至福の眠りに入るまではあっという間だった。

( ちなみに今日は1日の歩数が初めて3万歩を超えた。)


1日の歩数:33642歩( 25.9km )*新記録

1日の出費

食費

昼:€5( パン、スニッカーズ )

夕:€9( サンドウィッチ、パニーニ )

その他

ホテル:€44( ドミ )

交通費:€9.2

入場:€257( EURO2016 イタリア × スペイン )

雑費:€27( ビール、etc. )

合計 約¥42144

€1=¥120  *当時のレート

イタリア~フランス編② EURO2016
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