孤旅 #36 クロアチア ( ボスニア・ヘルツェゴヴィナ )

ドゥブロブニク  一人旅
ドゥブロブニク /クロアチア

おとぎ話の世界

クロアチア
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北門
北門から中へ

ターミナル駅で ローカルバスに乗り換え、

少し移動し西門に到着。

一旦城壁内に入ると 階段が多くて歩くのが大変と聞いていたので、

まず城壁の外側に沿って、北門の方へ坂を上って行く。

北門から中に入り、

迷いながらも、地図を頼りに、

何とか今日泊まる宿を見つけることが出来た。

ベルを鳴らすと、他の者が居なかったのか

十代中ごろの、この家の娘らしき女の子が出てきた。

名前を告げると、スマホの確認書と照らし合わせて

部屋に案内してくれたのだが、

トイレとシャワーの場所、Wi-Fi の使い方など、

必要なことだけを告げると、

さっさと自分たちの部屋のある1階へ降りて行ってしまった。

家族運営の民宿のようなところとは聞いていたが、

あまりに素っ気なくて 面食らってしまった。


一度シャワーを浴びて、外へ散歩に出る。

確かに、『 紅の豚 』や『 魔女の宅急便 』の

舞台設定のモデルになったとの噂通り、

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おとぎ話のような街並み
おとぎ話のような街並み

今まで散々見てきた イタリア・ルネッサンス の豪勢な造りとは違う、

素朴で暖かい、おとぎ話にでも出て来そうな風景だ。

少し歩いてアングルが変わるだけで

一枚の絵がまた違って見えるような感じで、

いちいち興味深い。

街中の電線を取り払って、通行人にそれっぽい服を着させたら、

すぐにでも映画の撮影が出来そうな雰囲気だ。

実際いろいろな海外ドラマでも

ロケ地として使われているようである。


ひと通り歩いて宿に帰ると、

玄関前にオーナー夫婦が座っていた。

もちろん ゲストの私を暖かく出迎えようと待っていた・・・わけではなく、

単に夕涼みに出ていただけのようだ。

オーナー夫婦はとても愛想が良くて、

いかにも善良そうな人たちだったが、

なぜか 部屋に入るのを少し待ってほしいと言われた。

理由を聞くに、私の部屋の窓の外に家族の洗濯物を干していて、

今取り込んでいるから待っていてほしいとのこと。

「 私の部屋から洗濯物を・・・?」

最初 言ってる意味が分からなくて、

「 ? 」マークが脳内を埋め尽くす。

私の部屋は2階で通りに面しており、

確かに外に洗濯物を干す用のヒモが張ってあって、

そこに洗濯物もたくさん吊るしてあった。

どうやって取り込むのか不思議だったし、

長い棒でも使って外からヒモごと外すのかなどと

のんきに思っていたのだが・・・。

おそらく マスターキーがあるのだろうか?

貸し出し中の客室に入って直接取り込んでいたとは。

勝手に部屋に入られはしたが 最初だけだろうし、

別段 怒るほどでもないかと思い、オーナーには 

「 OK!OK!」と承諾しておいたのだが、

夕方もう一度散歩に出て帰ってくると、

新しい別の洗濯物が干されていたのには

驚いてしまった。

窓際 置いてあった洗濯バサミが減っていたので、

やはり 一旦 私の部屋に入って干したのだろう。

怒るつもりもないが呆れてしまう。

とりあえず、外出する際は

貴重品類は きっちり鍵をかけたバッグに入れておくことにしよう。

それが双方のためでもある。

これが民宿というやつなのだろうか・・・。

それ以外にも 夜になってみると、

上や横の部屋から いろいろな物音が響いてくる。

けっこう壁が薄いようだ。

何にしても、いま一つ落ち着かない宿だ。


1日の歩数:20477歩( 15.7km )

1日の出費

食費

昼:€2.6( ケバブ、€払い、¥312 )

夕:38.3kn( カンツォーネ、パン、ビール )

*kn=クーナ

その他

ホテル:362kn

交通費:157kn( バス )

雑費:64kn

合計 約¥9942

1kn( クーナ )=¥15.5 *当時のレート

イタリア編③

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