2016 ８月30日 （火） Aberdeen
スコットランドの田舎でダラダラと過ごす
アバディーン2日目。
午前中は特にやることも無くのんびりと過ごす。
１０時ごろ トイレに入って出てくると部屋の中に誰かいるので
何かと思って覗いてみると、
客室係がシーツを換えに来ていた。
こんな３畳くらいしかない部屋にも
クリーニングが入るとは驚いた。
一応個室扱いという事か。
若い女性の客室係がシーツやゴミ箱の交換をして
帰って行った。
１２時過ぎに外へ出て ウェストエンドの界隈や、
トルブース美術館 ( The Tolbooth Museum ）という
昔の牢獄だった施設を観て過ごした。
施設の上階には牢獄を再現した部屋があり、
鎖に繋がれた妙にリアルな人形があって、
私以外客が誰もいない中で見ていると
人形と分かっていても気味が悪かった。
一旦部屋に戻り、
ブルーレイ・プレイヤーで『 バットマン・ビギンズ 』を鑑賞しながら
ビールを飲んだり、昼寝をしたりして過ごす。
夕方になって散歩がてら買い出しに出掛けた。
町を歩いていると、
もともと鉛色の町が 夕陽に照らされ赤く染まり、
とても絵になる。
何と言うことの無い田舎の都市ではあるが、
景観といい 町の雰囲気といい
アバディーンはとても良い町のような気がしてきた。
その後は スーパーで買い物をして帰る。
今日も昨日の夕食に続き、
レトルトのカレーを２種類買ってきて
部屋の電子レンジで温めて食べた。
２袋分を掛け合わせたハイブリット版だ。
ちょっと贅沢な気分だった。
どうも欧州風の食事にはさすがに飽きが来ているようだ。
無理もない。
軽目のものだとサンドウィッチかホットドッグ、
もしくはハンバーガー。
外に食べに行くにしても ピザかパスタ類、
あとはせいぜいステーキくらいか。
フィッシュ＆チップスもそこまで美味しいものではない。
日本食や中華もそこそこの値段がするので
やはり スーパーで買ってきて
安く上げるしかないのだ。
それにしても 以前からなのだが、
こちらではバックパッカー崩れのような格好をした
ホームレスの姿をよく見かける。
やはりあの人たちは 遠くまで来たはいいが金が尽き、
仕事にも就けずに あぁなってしまったのだろうか？
確かに親や親戚など 頼るあてもなく、
外国で無一文になってしまったら
そうするしかないのかもしれない。
（ そうなる前に一度大使館などに相談に行くべきとも思うが、
国によっては大使館もあまり当てにならないのかもしれない。）
今日の夕方散歩をしていると、
地元のボランティアの団体か何かに
家族連れの西洋人が保護されているところに出くわした。
何かの建物の前のスペースに シェラフに身を包み寝転んで、
今晩泊まる宿もないといった感じだったが、
小さい子供も一緒だった。
当の子供は状況がいまいち分かっていないようで、
ボランティア相手に俯きながら事情を説明している両親の横で
なにやら楽しそうに走り回っていた。
身なりからして シリアからの難民とも思えない。
やはり親子で国を飛び出してきたはいいが、
金が尽き 路頭に迷ってしまったといったところだろうか。
何だか他人事とも思えないが、
こちらとしても そうそう同情してもいられない。
いつ同じ立場に身を落とすとも限らないのだ。
＊後々考えてみると、
紛争や内紛は世界中で常に起きているのだから、
あの家族はどこかの国を泣く泣く追われてきた
難民だったのかもしれない。
当時は自分もバックパッカーで、
常にお金の事や 海外での身寄りのなさに不安を感じていたから、
自分の境遇に寄せて考えてしまっていたのだろう。
いずれにしてもあの家族が あの後無事に保護され、
幸せになっていることを願うばかりだ。
１日の歩数：１５５１１歩（11.9ｋｍ）
１日の出費
食費
朝：なし（デニッシュ、買い置き）
夕：￡7.5（レトルトカレー×２、ティラミス）
その他
ホテル：￡25（屋根裏部屋）
雑費：￡2.2（アイス、コーラ）
合計 約￥4511
￡１＝￥130＊当時のレート
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