孤旅 #87 スコットランド

スコットランド ラッセイ島 一人旅
ホテルのカフェにて / ラッセイ島

2016 9月1日 (木) Inverness ~ Isle of Raasay

世界の果て ハイランド地方

スコットランド
ハイランド地方
ラッセイ島
ハイランド地方の雄大な景色

今日はスカイ島に隣接する島、

ラッセイ島に移動する日だ。


昨日はすることも無く 早目に床に就いたので、

朝 と言うより深夜の3時ごろ目が覚めてしまった。

その後どうしても寝付けなかったので、

ベッドに入ったままスマホを取り出して

再訪するグラスゴーでの宿を予約することにした。

しかし、いつもはタブレットを使って予約をしていたので、

スマホのアプリでは いまいち勝手が分からず、

気付いたら同じ条件の部屋を2部屋予約してしまっていた。

何とかキャンセルしようとするが 画面が小さくて見づらい上、

いつもと画面が違うので操作もおぼつかない。

結局カスタマーセンターにメールを打つには打ったが、

今のところ( 9/1 の夜 )何の返信も無い。

困ったものだ。

利用もしない部屋のために

5000円弱とは言え 払っている余裕はない。

近々に解決しなければならない問題だ。


8時半ごろチェックアウトして

バス・ステーションへ向かう。

宿を出る際 昨日のイタリア人の若者がいたので

一応声をかけておく。

不思議なのが、今朝になると昨日の例の女とは元サヤに納まったのか、

2人仲良さそうにしていた。

あの Bi〇ch ! いったい何なんだろう!

めちゃくちゃ殴ってやりたい!!

( もちろん比喩表現だ。暴力ダメ、絶対!! )


予定の時間よりだいぶ前に着いたので、

バス・ステーションの中にあるカフェで

朝食代わりにホットドッグを食べた。

表示は £2 だったのだが 何故か £2.6 取られた。

どうやら店内で食べるとなると 別にチャージがかかるらしい。

これからはこういう細かい出費にも

こだわっていかなければならない。

昨日 8月までの出費を計算してみたのだが、

予想以上に出費がかさんでしまっていて、

このままだと あと2~3カ月で

旅の資金が底を突いてしまうという事実に気付いた。

実際色々なところでお金が出て行ってしまっている。

格好付けている場合ではない。


am9:15 にバスは出発し

ひたすら田舎道を走る。

ネッシーで有名な細長い湖 ネス湖を左手に見ながら、

しばらく行ったところで右手に逸れて

内陸の方に入っていく。

その道中の景色を一生忘れることは無いだろう。

辺り一面は 少し緑がかった土色の台地。

所々急な角度に反り立った山々と、

たまに見られる急流や小さな滝。

それを神秘的な霧が覆っている。

ギリシャのアテネからコリントスにかけての海岸沿いの道、

クロアチアのスプリトからドゥブロブニクにかけての風光明媚な風景など

美しい景色はたくさん見てきたが、

今まで見た中で一番と言っても良いくらいの

雄大な大自然を堪能した。

( エジプトの砂漠地帯をバスで移動した時の景色も捨て難いが・・・。)

しばらくして 休憩で立ち寄ったスカイ島に渡る手前の集落、

Kyle of Lochalsh を過ぎた辺りからポツポツと降り始めて、

ラッセイ島に渡るフェリーターミナルのある Sconser に着いた時も

まだ雨は残っていた。


Sconser は、本当にフェリーが着くのかというくらい

小さな港だった。

しかも そのバスの乗客の中で、

そこで降りたのは 私一人だけだった。

幸い待合室には先客が数人いて、

その人たちもラッセイ島行きのフェリーを待っているようだった。

港にはトイレと待合室があるだけで

チケット売り場すらない。

しばらく待っていると

可愛らしいと言ってもいいくらいの小さなフェリーが到着。

もっと大きなフェリーを想像していたので、

本当にあれで行くのかと 周りで待っていたおじいさんに確認してみるも、

間違いないとのこと。

車を3台くらい乗せると

駐車スペースがいっぱいになってしまうほどの大きさだ。

何にしても フェリーは出航し、

私の他数組の乗客を乗せてラッセイ島へ向かう。

周りの山々がやたら大きく見えるのは

空気が澄んでいるせいなのか、

本当に傾斜が急なのか・・・。

これまた雄大な自然の中を進んで行った。

25分ほどでラッセイ島の停泊所に到着。

宿泊先は港から見えるので

すぐに分かった。

スコットランド
ハイランド地方
ラッセイ島
フェリー
スコンサー港
スコンサー港からフェリーでラッセイ島へ

牧草地の横の舗装されていない道を進んで行く。

ホテルの目の前の芝生には 羊が数匹いて

熱心に草を食んでいた。

いったいどんな場所に来てしまったのだろうか?

その景色は まさに最果ての地と言って良かった。

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