孤旅 #118 スペイン

スペイン セヴィリア セヴィージャFC エスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアン 一人旅
エスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアン / セヴィリア

2016 10月1日 (土) Córdoba ~ Sevilla ①

アンダルシア州都 セヴィリアへ

朝は 7時過ぎに起きて、

暗い部屋の中 準備を整える。


昨夜 中庭で日記を書いていると

東京の学生だという日本人の若者がいて、

何気なく話しかけてみると ついつい話が盛り上がり、

夜遅くまで話し込んでしまった。

盛り上がったと言っても もっぱら話していたのは私の方で、

久々の日本語での会話が楽しくて

口数が多くなってしまったようだ。

相手の学生の方もだんだん打ち解けてきて、

部屋に帰る頃には 深夜0時を回っていた。

なんだかおじさんの長話に付き合わせてしまったようで

申し訳ない気持ちだったが、

誰だって 誰かを壁に見立てて話したくなる時はあるだろう。

ましてや 遠い異国での話だ。

彼の名前も出身も聞かなかったが、

まだ大学2年の19歳で

今回が初の海外旅行ということだった。

こういった場合 絶対に旅の自慢話は避けたいところだが、

話が盛り上がるにつれ、

あそこの国ではこうだった、こちらの国ではこうだった、と

つい話が溢れてしまい、

結果的に自慢話のようになってしまっていた。

まぁ ただ、向こうも自分のこれまでの旅先で起こった話を

楽しそうにしていたので、

おあいこと言えばおあいこだ。

最後はお互いに

「 良い旅を!」とあいさつを交わして

寝床に就いた。


スペイン
コルドバの朝
薄暗がりの中 宿を出発 / コルドバ

宿を7時半に出る。

サマータイムのせいか この時間でも辺りは薄暗かったが、

歩いているうちに徐々に明るくなってきた。

8時に駅に着いて出発を待つ。

定刻の15分前に乗車。

席は座り心地も良く、ゆったり座れて快適だったが、

何せ夜更かしの影響からか 強烈な眠気が襲ってきて、

景色を見る余裕もなく寝ている間に

am10:00 頃セヴィリアに到着した。


まだ チェックインの時間までは 大分ある。

とりあえず 駅構内のツーリスト・インフメーションで地図をもらって、

今日試合が行われるスタジアムに行ってみる。

歩くこと10分、セヴィージャFC のホームスタジアム、

エスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアンに到着。

窓口で€1払い

今日の試合のチケットを発券してもらった。

これで 試合開始前にあわてなくて済む。

次にバスターミナルへ向かい、

明後日の タリファ行きのチケットを買っておく。

この時点ですでに昼の1時を過ぎていた。

それ程大きな町ではないと勝手に思い込んでいたのだが、

実際歩いてみると けっこう距離がある。

休憩を何度か挟みながら

1時45分ごろ今日の宿に着いた。

早々にチェックイン出来ることになったのだが、

何故か個室ではなく ドミトリーだという。

そんな訳が無いと、

予約サイトから送られてきた予約確認書を確認してみると、

確かに英語版にも日本語版にも、

‶ One Bed in a Dorm Room with Shared Bathroom . ”

( 大部屋の1ベッドと共用バスルーム )

と書いてある。

しかし、おかしいのは

日本語で予約を進めていくにあたって

どこにも【 ドミトリー 】との表記は無く、

【 一室 】とのみ表記されていることだ。

こんなの よっぽっど注意深く見ない限り

シングルルームと勘違いしてしまうだろう。

一泊で€27となると シングルとすると格安だが、

この辺りのホステルとしては

さほどリーズナブルとは言えない。

中心部から離れている上、

Wi-Fiも有料ときている。

コルドバの宿が旧市街の近くで€11だったことを考えると

全く納得出来ない。

そしてまた 腹が立ったのがフロントの男の態度で、

「 個室を借りるには追加で €8 必要で、いずれにしても 今日は満室だから、

個室にしてほしければ 明日の朝の担当に聞いてくれ。」と、

スペイン
セヴィリア
エスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアン
試合前のスタジアム / セヴィリア

にべもなく当たり前のように言ってくる。

こちらとしては まだドミトリー使用を完全に受け入れられていないので、

言いたいこともあるのだが、

一応 英語の確認書にも ‶ Dorm ” との表記はあるし、

試合の時間も迫ってきているので

ここで揉めている余裕はない。

渋々納得することにして

荷物を部屋において スタジアムへ急ぐことにした。

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