孤旅 #133 モロッコ

モロッコ メルズーカ 夜行バス 一人旅
フェズ ~ メルズーカ 間の深夜バスにて

2016 10月15日 (土) Fez ~ Hassi Labiad ( Merzouga )

フェズ最後の日( フェズ9日目 )

モロッコ
フェズ
Bab Al Amer
王宮近くの Bab Al Amer 門 / フェズ

今日が フェズ最後の日。

11時にチェックアウトを済ませ、

夜行バスの時間までは だいぶあるので

荷物をフロントに預けてから、

とりあえず、いつものように ショッピングモール ‶ Borj Fes ” に立ち寄る。

トイレだけ済ませた後 新市街へ繰り出し、

適当なカフェでお茶を飲みながら

バスの時間まで何をして過ごそうかと考える。

12時過ぎになってから 近くのレストランで

ピザとミントティの昼食を取り、

この間と同じ映画館へ向かうことにした。


最近封切られたばかりの、

『 Deepwater Horizon :邦題 バーニング・オーシャン 』

( フランス語吹き替え )を観る。

マーク・ウォールバーグが主演だが、

申し訳ないが、ぱっと見

とても主演のルックスとは思えない。

『 ジェイソン・ボーン 』シリーズのマット・デイモンといい、

どうも 一部のハリウッド俳優は

歳を取るとゴリラ化してくるようだ。

( もちろん良い意味で 。)

映画は 海上の石油採掘所を舞台にしたパニックもので、

『 ポセイドンアドベンチャー 』と『 タワーリングインフェルノ 』と

『 バックドラフト 』を足して三で割ったような話だった。

キャストを見て予想した通り、

やはり ジョン・マルコヴィッチ が悪役だった。

カート・ラッセル が老け役で出ていて、

最初誰か分からなかったが、

老け役もなかなか悪くなかった。

マーク・ウォールバーグ も、見た目は主役っぽくないのだが、

作中では いかにも行動力のある主人公といった感じで、

適役に見えるから不思議だ。

パニック映画のお約束で、

ちょっとした異常に気付きつつも

上司が、「 大事にするな! 」ともみ消そうとして、

それが更に大きな災害を呼ぶといった話が序盤で展開されるのだが、

これがけっこう丁寧に描かれていて

緊張感を良い感じで保っていた。

それは フランス語を解さない私にも

十分に伝わって来た。

観終わった後、

「 2時間半の割にはあっという間だったな。」

などと思って時計を見ると

1時間半しか経っていない。

それは短く感じる訳だ。

( 上映時間を勘違いしていたようだ。)

実話を元にしている為

話をあまり広げられなかったのかもしれない。


映画を観終わって

久々に旧市街にでも行こうかと思ったが、

歩いて坂を上るのが 急に億劫に感じられてきて、

‶ Borj Fes ” 内のバーガーキングで、

早目の夕食を取りながら

宿で借りてきた 『 どくとるマンボウ航海記 』を読んで時間調整。

地下のスーパーで TUC などの非常食を買い込んで

トイレに寄って帰ろうとすると、

ふとした拍子に上着のポケットから

イヤホンを便器の中に落としてしまい、

仕方なくモールの中の電化製品売り場で

代えのものを購入。

まったく余計な出費だ。( 79DH=約830円 )


宿( Hotel Abdul )の近くまで戻り、

向かいのカフェで ミントティを頼む。

これから乗る夜行バスでは

ちゃんと睡眠をとれるか分からないし、

朝まで腹が減ってひもじい思いをしないようにと

モロッコ
フェズ
Hotel Abdul
カフェ
夕暮れ時のひと時 / スマリン門

屋台で買ったケバブサンドを一緒に食べた。

期せずして 店内のテレビでは

リーガ・エスパニョーラのアトレティコ・マドリーの試合を流していたので、

試合を見ながら最後の時間調整。

宿へ戻って 二階にあるトイレを借り、

一階に降りると、

日本人の男女のペアが座っていた。

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