孤旅 #165 モロッコ

モロッコ マラケシュ フナ広場 屋台 一人旅
夜の屋台は活気があふれる / フナ広場

二人の女性との再会( マラケシュ2日目 )

モロッコ
マラケシュ
Hotel Africia
ホテルの屋上テラスからの眺め / マラケシュ

今朝は ゆっくり目に起きて

まっていた洗濯を済ませてから 町へ繰り出す。

特にこれと言った目的は無かったので、

とりあえず 王宮パレと呼ばれる場所を

見に行ってみることにした。


フナ広場から細い通り( リアド・ジトゥン・ラクディム )を南下して行くと、

突き当りに市場があり、

その隣りが大きな広場になっている。( Tinsmiths Square )

広場の奥の門をくぐると 高い壁に囲まれた一角があって、

この辺りが 王宮パレと呼ばれるエリアらしい。

(* エル・バディ宮殿:Palais El Badiî ・・・16世紀ころの宮殿の跡地。

マラケシュには 他にも バヒア宮殿、メラ宮殿など

時代ごとの宮殿が存在。)

特徴的な柱の上に コウノトリが巣を作っていて、

写真の一つも撮ってやろうかと思っていたのだが、

壁沿いの至る所に等間隔で衛兵が立っていて、

まるで監視されているかのようで

何となく 撮影するのもはばかられる。

特に入場する予定も無かったので、

適当なところまで行って 引き返した。


モロッコ
マラケシュ
メディナ
路地
メディナの中の狭い路地を歩くのも楽しい
/ マラケシュ

宿の近くの食堂で ケバブサンドの昼食を取り、

一旦部屋に戻る。

エッサウィラで一緒だった

フルート奏者の タキ子さんから LINEライン が届いていた。

彼女は、今日 私の1日遅れで マラケシュに着いたところで、

マラケシュにいる間、一度 一緒にご飯でも食べようと約束していたのだが、

早速 連絡をくれたらしい。

「 夕方6時に フナ広場の14番の屋台で 待ち合わせましょう!」

とのことなので、

それまでの時間 少し部屋で休むことにした。


リラックスし過ぎたのか、少し遅くなって

pm 5:45 に 慌てて宿を出た。

相手が既婚者とはいえ、女性を待たす訳にはいかない。

( もちろん 未婚者でも 待たせてはいけない。)

何とか 5分前には到着したのだが、

まだタキ子さんは来ていなかった。

他にすることもなく、木偶でくの坊のように 屋台の前で突っ立っていると、

通りの向こうから 見知った顔の女性が歩いてくる。

エッサウィラで タケル君達と一緒だった

ユミ子さんだ。

彼女も マラケシュに来ていたのだ。


ユミ子さんは、普段

‶ 歯磨きボランティア ” の活動をしているという

20代半ばの 女性バックパッカーだ。

エッサウィラでは、タケル君と一緒にトドラ峡谷からやって来て、

一晩だけ 大部屋で一緒になったが、

特別 親しくなった訳ではなかった。

( *ちなみに ‶ 歯磨きボランティア ” とは、

正しい歯磨きの仕方を啓蒙けいもうして周る活動のことだそうで、

その活動は 日本だけに留まらず、

世界を旅して 現地の子供たちを中心に

そのやり方を 教えいている とのことだ。)

旅先でのルートがかぶるのは 長期海外旅行あるあるだが、

ここまで ピンポイントでばったりと出くわすのも珍しい。

聞くと、彼女も これから一人で夕食を取るとのことなので、

思い切って 一緒にどうかと誘ってみた。

彼女も 異国での一人の晩餐を持て余していたらしく、

こころよく OKしてくれた。

最近 「 一期一会 」 という言葉の意味を再考する機会を得たばかりだが、

ここでも 同じ言葉が思い浮かんでくる。


ほどなくして 約束通りタキ子さんもやって来て、

3人で夕飯を共にすることになった。

タキ子さんが事前に調べておいた フナ広場人気の屋台を

ハシゴして食べ歩くことに。

まずは 14番の屋台で 魚のフライの盛り合わせを頼んだ。

・・・・・・・・・・・・・・・

料理を待っている間に聞いたところ、

明日( 日本時間の今日 )は ユミ子さんの誕生日だそうだ。

せっかくの誕生日に 一人で食事をするのも

寂しいと思っていたので、

誘ってくれて嬉しかった とのこと。

そう言われると、声をかけて良かったと思えてくる。

誕生日と言えば、つい先日

ティアゴ の誕生日に プレゼントをあげたばかりだが、

ユミ子さんは ティアゴのように プレゼントを要求してこないだけ

厚かましさが無くて、好感が持てる。

( まぁ あれはあれで ネタ作りのようなものだったが・・・。)


次に 31番の屋台に移動し、

ここでは ソーセージの盛り合わせを一皿頼んだ。

3人で 50DHディルハム と 少しボラれたような気もするが、

パンとソースがお通しのように 人数分付いてくるので

それはそれで 仕方がない。

どちらの店も、味はまずまずといったところだった。

こういった 有名な観光地は

やはり 何よりも雰囲気が優先で、

正直 味の良し悪しは 二の次なのだろう。

・・・・・・・・・・・・・・・

とりあえず ある程度 腹はふくれたので、店を出て、

近くにある オレンジジュースの屋台で

搾りたてのフレッシュ・ジュースを飲んでから

見物がてら 広場をグルっと一周して巡り、

それぞれの宿に帰ることにした。


と、ここで 意外な事実が発覚した。

ユミ子さんの宿泊先も 私とたまたま同じ宿だったのだ。( Hotel Africia )

我々とは少し離れた宿のタキ子さんとは そこで別れ、

ユミ子さんと二人で同じ宿へと戻り、

お休みの挨拶をして 各々の部屋に入った。


それにしても ここのところの

体調が あまり芳しくない。

少し風邪気味な上、胃腸の調子も悪い。

屋台の食事が合っていないのか、

はたまた 日中2DHディルハム で買った アイスクリームのせいか・・・。

今後しばらくは、ハリーラ( モロッコ風のスープ )など

胃腸にやさしいもので 腹の具合を調整した方が良いのかもしれない。

・・・・・・・・・・・・・・・

とは言え、ここ マラケシュでも

少しずつ 生活のリズムがつかめつつある。

大都市には大都市の 楽しみ方があるし、

迷路のようなメディナの中は

歩いていて飽きない。

フナ広場は 今日も騒がしくて、相変わらずのカオス状態だ。

モロッコ
マラケシュ
フナ広場
屋台
魚のフライ
屋台で頼んだ 魚やイカのフライ。味はまぁまぁ ( ? )。

・・・・・・・・・・・・・・・

明日は 大人しく体調を整えつつ、

暇なら映画でも観に行くとしようか・・・。

そんなことを思いながら

今 日記を付けている。


1日の歩数:9765歩( 7.5km )

1日の出費

食費

昼:32DH( ケバブサンド、フリット )

夕:31.7DH( 魚のフライ、ソーセージ )

その他

ホテル:80DH

雑費:20DH ( アイスクリーム 2DH )

合計 約¥1801

DHディルハム =¥11 *当時のレート

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