2016 12月7日 (水) Madrid ~ Buenos Aires
アルゼンチンの首都 ブエノスアイレス ( B.A )
( ~ 前日からの続き )
深夜、無事 マドリード発 → ブエノスアイレス往き の飛行機に搭乗し、
予定の時間通り出発。
昨日は 昼からだいぶ歩いたので
疲れてはいたが、
機内では 食事が出されたりでなかなか落ち着けず、
ようやく眠れたのは
出発から3時間ほど経ってからだった。
6時間 ぐっすり寝たので
頭はだいぶすっきりしたが、
13時間以上のフライトはさすがに体に堪えた。
am 8:30
予定より50分早く、ブエノスアイレスの
エセイサ国際空港に到着。
入国審査では あれこれ質問されるかと身構えていたが、
宿泊する宿の名前を聞かれただけで
あっさり通過。
税関でも これといった申告の必要もなく、
ほぼ素通り状態。
スペインの空港と言い、
やはりラテン系の国は
割とここら辺は大雑把なのだろうか?
税関を出たところに 観光案内所があったので、
市内の地図をもらい、
SUBEカード( 公共交通機関で使える アルゼンチン版の Suica )を購入。
ついでに近くの銀行で両替をしようとするが
長蛇の列が出来ていて、
両替し終えるまでに30分以上かかった。
やっと現地の通貨( ARS= アルゼンチン・ペソ )を手に入れたので、
キオスクのマシンでチャージを済ませ、
市内行きのバス乗り場へと向かう。
建物の外に出て、少し歩くと
バス停があった。
そこでバスを待っている間、
前に並んでいた 同じツーリストらしき女性に
話しかけられた。
年齢は 20代前半から半ばくらい。
肌の真っ白な 細身の女性で、
小さな顔に不釣り合いな大き目のサイズの
度の強いメガネが特徴的だ。
彼女は ラリッサ という名前のエストニア人で、
とにかく よく話す娘だった。
一人で旅をしているらしく、
流暢な英語で のべつ幕無しに話しかけてくる。
流暢過ぎて 所々聞き取れない部分もあったが、
退屈はしない。
1時間ほどすると ようやくバスがやってきたので、
二人で乗り込んだ。
バスは満員で、
最初は 立っている場所を確保するのもやっとだったが、
しばらくすると 徐々に間隔が空いてきた。
エアコンの効いていない車内は蒸し暑く、
その間も ラリッサは休む暇もなく話しかけてくる。
英語の不得手な私には
彼女の早口で捲し立てるような英語は聞き取りづらく、
町に着く頃にはグッタリしてしまった。
ラリッサの宿は 私が停まる宿とは少し離れているらしく、
バスが マヨ広場を過ぎた辺りで
降りて行った。
バスを降りる際には 二人で記念写真を撮り、
メールアドレスを交換した。
初上陸した南米で 初めて言葉を交わした相手だし、
滞在中、遊びに行く約束をしても良さそうなものだったが、
終始 英語でのコミュニケーションは気疲れするものだったし、
彼女は 映画のヒロインというよりは
その友人のおしゃべりな女の子といったキャラクターだったので、
これはこれで良かったのかなと思う。
一緒に乗っていた 老夫婦に
降りるバス停を教えてもらって、
そこから歩いて10分ほどで 今回滞在する宿に到着。
着くとすぐに、
宿のホスト( この場合 ホステスか?)のヨウ子さん に
宿の設備の案内や、
滞在する上での注意点を聞かせてもらった。
・・・・・・・・・・・・・・
今回の宿は、
現地在住の日本人夫婦のオーナーが経営している
所謂 ‶ 日本人宿 ” だ。
繁華街から少し入った場所にあり、
防犯上の観点からか
入り口には二重に施錠できる丈夫そうなドアが鎮座している。
入ってすぐのところがロビーになっていて、
壁の本棚には、日本の漫画や小説が
ずらっと並んでいる。
イスや机がいくつかあって、
宿泊者はそこで自由にくつろいだり、
食事を取ったりすることが出来るとのこと。
その奥にはキッチンがあり、
こちらも 宿泊者が共用で利用出来る。
敷地は縦に長い造りになっていて、
キッチンの奥には中庭があり、
さらにその奥に 宿泊者用の大部屋( ドミトリー )があって、
二段ベッドがいくつか並んでいた。
南半球に位置するアルゼンチンは
今は初夏の季節ということもあり、
入り口の二重扉以外は 基本的に開け放たれていて、
かなり開放感のある空間だ。
・・・・・・・・・・・・・・・
〈 うん、悪くないかもしれない。〉
と思った。
・・・・・・・・・・・・・・・
他の宿泊者も 日本人が多いようだし、
だからといって 気遣いをする必要もない。
部屋には漫画も大量に揃っているし、
速度は遅いが Wi-Fiも ちゃんと使える。
長期滞在するには ピッタリの宿だ。
実は、以前にも何度か
こういった ‶ 日本人宿 ” に宿泊したことがあった。
そこは 一長一短があって、
周りに日本人が多いことで 安心できる反面、
どうしても その宿が持つ独特のコミュニティが出来上がってきて、
変に気を使ったり、
面倒なことが増えたりする場面もあった。
また、せっかく一人旅に来ているのに、
どうしても 他の人とつるむことが多くなりがちで、
何だか 日本にいるのと大差ないなと思ってしまうことがあって、
実は私自身は、
日本人宿を 敢えて避けている部分があった。
今回の宿は まだ着いたばかりで
何とも言えないが、
空間的に広く余裕があるということは大事なポイントで、
その部分では 十分及第点と言える。
何人か挨拶を交わした人もいたが、
特にクセの強そうな人も
今のところ見当たらなかった。
まずは 順調な滑り出し
といったところか。
チェックイン後、
大部屋のベッドの一つを宛がわれた私は、
荷物を置くと
早速 シャワーと洗濯を済ませた。
一息ついて 共用ロビーに向かうと、
大型のテレビでは 丁度、
ヨーロッパの チャンピオンズ・リーグの試合をやっているところだった。
( レアル・マドリード 対 ドルトムント )
試合は前半の途中だったが、
観始めると ついつい観るのに熱中してしまい、
席を離れられなくなる。
ようやくハーフタイムになったので、
その間に近くのスーパーに行って
ビールを購入。
酒を飲みながら リラックスした状態で試合を観ていると
滞在初日にも関わらず、
外に出る気も失せてしまった。
試合が終わった後も、
ダラダラとロビーで本や漫画を読んで過ごした。
何人か 話をする人も出来て、
おすそ分けのワインを飲みながら
各々の旅先での話をしていると、
いつの間にか夜も深夜0時近くになっていた。
この宿自体、
防犯上の理由や 共同生活をする上でのマナーとして
守らなければならないルールも多いが、
慣れてしまえば 快適そうなところだ。
昨日からの移動の疲れもあってか、
ベッドに横になって ネットで調べ物をしていると、
いつの間にか 深い眠りに落ちていた。
1日の歩数:7513歩( 5.7km )
1日の出費
食費
昼:なし( 買い置きのお菓子、Tuc )
夕:なし( 買い置きのインスタントラーメン )
*ARS=アルゼンチン・ペソ
その他
ホステル:ARS 154
交通費:ASR 50
雑費:ARS 105( ビール 22ARS、水 35ARS )
合計 約¥2318
ARS1=¥7.5 *当時のレート
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