友人と会う
約束の時間が来たので
地下鉄でタイカルチャーセンター駅に向かう。
早目に着いたので近くのデパートで時間を潰し、
また待ち合わせ場所に戻ると
そこには タモツさんが待ち受けていた。
タモツさんとは、前回の長旅の時、
インドの沈没宿で出会ってから連絡を取り合う仲で、
会うのはその時以来約5年ぶりだった。
タイで友人と起業したタモツさんは、
私よりいくつか年上の
いわゆる おせっかい焼きのオジサンといったタイプだ。
聞くと もう一人同伴者がいるということで、
待っていると小さめのリュックを背負った
大学生くらいの女の子がやって来た。
彼女はレオナさんいって、
タイにマッサージを勉強をしに来ているとのことだ。
挨拶もそこそこに3人でタクシーに乗り
海鮮焼きの店へ。
その店はタイ在住のタモツさん曰く、
今タイでもすごく ‶ ホットな ” 店で
テレビなどでも紹介されるようなところらしかった。
いわゆる網焼きの店で運ばれてきた 魚やらエビやら貝やらを
自分たちで網に置いて焼いていく。
確かに食材も新鮮で美味しいのだが、
ここでタモツさんにかなりビールを飲まされた。
この人は じっくり落ち着いていることがなく、
いろいろ世話を焼いて取り分けてくれるのはありがたいのだが、
まだしっかり火の通ってないものまで食べさせられそうになって弱った。
一度 ハマグリをトングで生のままで口の中に入れられて
吐き出したりもした。
生の貝類ほど怖いものは無い。
食べながら話を聞いていて知ったのだが、
タモツさんとレオナさんは会うのは今日が初めてで、
Twitter 仲間 というやつらしかった。
このレオナという子は関西の出身だけあってか
性格が開けっぴろげで、
サバサバした性格というのか・・それはそれで良いのだが、
その ‶ 開けっぴろげ ” をアピールしてくるようなところがあり、
少し苦手だなぁと思ってしまった。
悪い娘ではないんだろうが・・・。
すっかり日も暮れて、
タモツさんが2件目に連れて行ってくれたのは、
本格的なジャズバンドの演奏が聞けるというバーだった。
確かに生バンドは聴きごたえがあったが、
当の私は、かなり酔いが回ってきていて
それどころでは無かった。
吐き気もあり、眠気で目蓋が閉じてしまいそうで、
いつお開きにしてくれるか 待っている状態だった。
1度など、眠気からお酒をこぼしてしまい
ちょっとしたパニックになった。
2回目のバンド演奏が終わり、
「 そろそろ帰りますか。」
とタモツさんが言ってくれた時は、
〈 やっと帰れる !〉とホッとしたものだ。
その後 タモツさんは、
タクシーで シーロム の宿まで送ってくれて、
二人とは ホテルの前で別れた。
ふと、〈 この後、2人きりでどこかへ行くのだろうか・・・? 〉
という考えが頭をよぎった。
そうすると 自分は上手い具合に
エサに使われたことになるのだが、
そんなことはどうでも良かった。
とりあえず 頭が痛い。
横になることが先決だ。
それに たいした話もしなかったが、
楽しい夜だったことに変わりはなかった。
私の知らない異国の街を案内してもらった
タモツさんに感謝だ。
しかし、この晩ハメを外した付けが
次の日に返ってくるのだった。
1日の歩数:13904歩 ( 10.7km )
1日の出費
食費
昼:280TB( ベトナム フォー、バインミー )
夕:なし( タモツさんの驕り )
その他
ホテル:1200TB( 受付の男がサービスしてくれた )
交通費:42TB
マッサージ350TB( チャトゥチャック )
サンダル:120BT
雑費:153TB
合計 約¥6757
¥1=3.15TB( タイバーツ )*当時のレート
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