いざ サン・ドニへ
宿に戻ってトイレを済ませ、着替えをしてから
3時半ごろから出かけた。
スーパーで夕食用のサンドウィッチと酒のつまみを買った後、
地下鉄に乗る。
車内でも、途中からイタリア、スペイン両サポーターの姿が
目に付くようになってくる。
最寄りの駅で降りて 人の波と共にスタジアムへ向かう。
ついに訪れた スタット・ド・フランス( 通称サン・ドニ )
EURO のノボリやら看板やらで彩られた迫力のある外観が、
ボルテージを一気に高める。
セキュリティを抜けてスタジアムの中に入ると、
そこは圧巻の景色だ。
やはり日本のスタジアムとは雰囲気が違う。
会場の熱気ももちろんだが、
単純に構造上の問題で、
四方の客席が壁のようにそそり立っていて、
その分 会場に音が籠る。
まるでグラディエーターの登場を待つ
コロッセオのような空気感だ。
日本のスタジアムだと、
横国はトラックが邪魔だし、
埼スタ もここまで客席がフィールドに迫ってくる感じはない。
私自身の席はと言うと、ゴール裏の1階席で
思った以上に選手を近くから見られる
なかなかに良い場所だった。
€257 出した甲斐があったというものだ。
すでに両チームの練習が始まっていて、
ゴール前には入念にアップをする
イタリア代表GK ブッフォンの姿も見られた。
双方練習を終え、選手たちは一旦控え室に戻って行った。
選手入場までの間のちょっとしたセレモニーが始まった。
否が応でも気持ちが高ぶってくる。
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