孤旅 #23 フランス

マルセイユ スタッド・ヴェロドローム 一人旅
スタッド・ヴェロドローム / マルセイユ

 試合開始 ポーランド × ポルトガル 

一連のセレモニーが終わり、

いよいよ pm9:00 にゲームはスタート。

落ち着く暇もないままポーランドが先制する。

エースの レヴァンドフスキだ!

彼のプレーを見るのは 今日が初めてだが、

イカツい体格と豪快なシュートのイメージから、

自分の中では無骨な印象があったのだがとんでもない。

ボールタッチがとても柔らかく、

ボールの置き所がいいのか 全くボールを取られない。

ただ前に張るセンターフォワードというよりも、

トップ下のような動きもしていて、

いちいち〈 上手いなぁ 〉と感心してしまう。


その後ポルトガルが追いつく。

フランス
スタッド・ヴェロドローム
観戦するサポーターたち
観戦するサポーターたち

新鋭 MFサンチェス が右サイドから、

味方とのワンツーでカットインし、

左足でニアサイドへ突き刺した。

運動量もテクニックもあって、なかなかいい選手だ。

しかし、その後展開はなく1-1のまま前半は終了。

後半も一進一退の攻防が続くが、

どちらかというとポーランドの方が優勢に見える。

ポルトガルの攻めは中途半端で、

スペインのようにボールを回すでもなく、

ドリブルとパスを交えながら攻めるのだが

いまひとつパッとしない。

クリロナも、確かにそのジャンプ力や身体能力には目を見張るものがあるし、

ワンタッチでの落としなどにはミスもなく、

プレーは洗練されている。

しかしそれほど調子が良くないのか、

そこまで組み立てに参加しないし、

決定的な仕事を 1人でやりきるでもない。

唯一 感心するのは、

ゴール前でクロスに入って行くときの気迫と言うか、

良いポジションを探しながら

一気にスペースに入り込んでいく感覚というか、

もはや、昔の華麗なドリブラーの面影はなく、

完全なストライカーなんだなと

改めて感じた。


試合はそのまま延長へ。

クリロナは、2度3度と決定機にミスを連発。

後半に MFモウチーニョ が入ってから 若干ポルトガルが持ち直すも

( モウチーニョはプレーにリズムがあって良かった。)

その後は膠着状態に陥ってしまった。

( FWクアレスマ はせっかく入っても大した仕事は出来ず、

トリッキーなだけでいつも通りの ただの奇術師だった。)

試合はついにPK戦に突入。

1人目は クリロナ、レヴァンドフスキ の両エースが難なく決め、

ポーランドの4人目( ブワシュチコフスキ )が外し、

ポルトガルの5人目 クアレスマ が決めたところで決着。

( クアレスマ はこの日唯一の仕事をした。)

途中、乱入者が出たり、

サポーター同士の小競り合いがあって機動隊が出動したりで、

会場は 物々しい空気だったので、

そそくさと会場を後にした。

フランス
スタッド・ヴェロドローム
試合終了直後の様子
試合終了直後の様子

暗い道を足早に宿へと帰る。

値段は高かったが、 

歩いて帰れる宿を取ったのは大正解だった。

白熱した大接戦を見れたし、

本場のスタジアムの雰囲気を堪能出来た。

素晴らしい夜だった。


1日の歩数:21541歩( 16.5km )

1日の出費

食費

昼:なし( フルーツなど )

夕:€5.9( ハム、チーズ )

その他

ホテル:€80

交通費:€4

チケット代:€201( EURO2016 ポーランド × ポルトガル )

合計 約¥36477

€1=¥120 *当時のレート

イタリア~フランス編② EURO2016
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