2016 8月2日(火) Bratislava
逆三角ピラミッド と デヴィーン城
今朝は早く目が覚めて 、10時頃から観光に出る。
まずは 近くの大きな公園( フリーダムスクェア )に隣接した、
『 奇界遺産 』にでも出て来そうなビルがあるので
行ってみることに。
旧共産主義の名残なのか、
ピラミッドを逆さにしたような建物で、
異彩を放ってはいるが、思っていたほど大きくはなく、
周りの高い建物の中に埋もれてしまっている。
階段もあるが警備員がいて中には入れそうもないので、
周囲を歩いて何枚か写真を撮った。
まぁ、話のネタにはなるかなくらいのものだった。
( 後から調べたところ、建物はスロバキア放送というラジオ局の建物だった。
逆三角のピラミッドの形は〈 社会主義リアリズム様式 〉と言われるもので、
旧社会主義時代の面影を残した建築だそうだ。)
その後 旧市街を超えたところにある大きな橋まで歩いて、
橋の袂にあるバス停で デヴィーン城行きのバスを待つ。
バスは1時間に一本しか出ておらず、
だいぶ待たされが、12時過ぎの便に乗ると、
20分ほどでデヴィーン城に到着。
町の中心からそれほど離れていないとは思うのだが、
周囲はすっかりヨーロッパの田舎といった風景で、
近くに小さな集落があるが 他には何も無い。
最初登り口を間違えて、城の周囲をぐるっと一周して
余計な体力を使ってしまった。
まぁ、時間はたっぷりある。
入場料 €4 を払って中に入ると 全体が大きな公園になっていて、
丘の上に続く道を登っていくとお城の入り口が見えてきた。
昨日の旧市街の城( ブラチスラヴァ城 )は建物も新し目で、
気分的にいまいち盛り上がらなかったが、
こちらの城は非常に歴史を感じさせる佇まいで興味深かった。
まず周囲に何もないのが良い。
いかにもヨーロッパのお城といった感じだ。
そして、場内に入ると、
『 ロード・オブ・ザ・リング 』( 以下『 LOTR 』)さながらの雰囲気で、
こじんまりとしてはいるものの、
廃墟と化した城は いろいろな想像を掻き立てるものだった。
「 この城に敵が攻めてきたら、どう戦うのだろう?」と、
『 LOTR 』でのヘルム峡谷での戦いの場面を思い出しながら
想像を膨らませてみる。
見学中、頭の中では常に『 LOTR 』の勇ましい BGM が流れていた。
看板の説明文を読んで、16世紀に建てられた城だと勝手に思っていたのだが、
良く調べてみると それはあくまで最後の王朝があった時代の話で、
古くは紀元前500年くらいから人が住んでいたらしく、
当時の出土品も展示されていた。
歴代の王たちが、幾世紀にも渡ってこの土地に
居を構えてきたという事だ。
まったくもって壮大なスケールの話だ。
のんびり見学してから丘を下り、
駐車場近くのカフェでビールを飲みながらバスを待つ。
2時半のバスで再び市内へ戻り、
アジア料理の店で遅めの昼食を取ることにした。
フォー と ナシゴレン( インドネシア風焼き飯 )を食べ、
その意外な美味さに驚きつつ満足し、
早目に宿へ戻った。
今日も充実した一日だった。
明日はチェコの Brno という町に移動だ。
1日の歩数:26046歩( 20.0km )
1日の出費
食費
朝:€2( ハムサンド )
昼:€8.4( フォー、ナシゴレン、ビール )
夕:€3.5( レトルトのカルボナーラ、コーラ )
その他
ホテル:€32.7
交通費:€1.8( 市バス×2 )
入場:€4( デヴィーン城 )
雑費:€4.4
合計 約¥6816
€1=¥120 *当時のレート
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