孤旅 #56 スロバキア

ブラチスラバ デヴィーン城 一人旅
デヴィーン城 / ブラチスラヴァ近郊

2016 8月2日(火) Bratislava

逆三角ピラミッド と デヴィーン城

スロバキア
ブラチスラヴァ
スロバキア放送
共産主義時代の異様な建築物 スロバキア放送局 / ブラチスラヴァ

今朝は早く目が覚めて 、10時頃から観光に出る。

まずは 近くの大きな公園( フリーダムスクェア )に隣接した、

『 奇界遺産 』にでも出て来そうなビルがあるので

行ってみることに。

旧共産主義の名残なのか、

ピラミッドを逆さにしたような建物で、

異彩を放ってはいるが、思っていたほど大きくはなく、

周りの高い建物の中に埋もれてしまっている。

階段もあるが警備員がいて中には入れそうもないので、

周囲を歩いて何枚か写真を撮った。

まぁ、話のネタにはなるかなくらいのものだった。

( 後から調べたところ、建物はスロバキア放送というラジオ局の建物だった。

逆三角のピラミッドの形は〈 社会主義リアリズム様式 〉と言われるもので、

旧社会主義時代の面影を残した建築だそうだ。)


その後 旧市街を超えたところにある大きな橋まで歩いて、

橋のたもとにあるバス停で デヴィーン城行きのバスを待つ。

バスは1時間に一本しか出ておらず、

だいぶ待たされが、12時過ぎの便に乗ると、

20分ほどでデヴィーン城に到着。

町の中心からそれほど離れていないとは思うのだが、

周囲はすっかりヨーロッパの田舎といった風景で、

近くに小さな集落があるが 他には何も無い。

最初登り口を間違えて、城の周囲をぐるっと一周して

余計な体力を使ってしまった。

まぁ、時間はたっぷりある。

入場料 €4 を払って中に入ると 全体が大きな公園になっていて、

丘の上に続く道を登っていくとお城の入り口が見えてきた。

昨日の旧市街の城( ブラチスラヴァ城 )は建物も新し目で、

気分的にいまいち盛り上がらなかったが、

こちらの城は非常に歴史を感じさせるたたずまいで興味深かった。


スロバキア
ブラチスラヴァ
デヴィーン城
デヴィーン城内部 『 LOTR 』のヘルム峡谷のよう

まず周囲に何もないのが良い。

いかにもヨーロッパのお城といった感じだ。

そして、場内に入ると、

『 ロード・オブ・ザ・リング 』( 以下『 LOTR 』)さながらの雰囲気で、

こじんまりとしてはいるものの、

廃墟と化した城は いろいろな想像を掻き立てるものだった。

「 この城に敵が攻めてきたら、どう戦うのだろう?」と、

『 LOTR 』でのヘルム峡谷での戦いの場面を思い出しながら

想像を膨らませてみる。

見学中、頭の中では常に『 LOTR 』の勇ましい BGM が流れていた。

看板の説明文を読んで、16世紀に建てられた城だと勝手に思っていたのだが、

良く調べてみると それはあくまで最後の王朝があった時代の話で、

古くは紀元前500年くらいから人が住んでいたらしく、

当時の出土品も展示されていた。

歴代の王たちが、幾世紀にも渡ってこの土地に

居を構えてきたという事だ。

まったくもって壮大なスケールの話だ。


のんびり見学してから丘を下り、

駐車場近くのカフェでビールを飲みながらバスを待つ。

2時半のバスで再び市内へ戻り、

アジア料理の店で遅めの昼食を取ることにした。

フォー と ナシゴレン( インドネシア風焼き飯 )を食べ、

その意外な美味うまさに驚きつつ満足し、

早目に宿へ戻った。

今日も充実した一日だった。

明日はチェコの Brnoブルノ という町に移動だ。


1日の歩数:26046歩( 20.0km )

1日の出費

食費

朝:€2( ハムサンド )

昼:€8.4( フォー、ナシゴレン、ビール )

夕:€3.5( レトルトのカルボナーラ、コーラ )

その他

ホテル:€32.7

交通費:€1.8( 市バス×2 )

入場:€4( デヴィーン城 )

雑費:€4.4

合計 約¥6816

€1=¥120 *当時のレート

世界中の奇怪な建造物たち

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