孤旅 #67 ドイツ

デゥッセルドルフ 一人旅
人が群がるGirardet橋 /デゥッセルドルフ

2016 8月13日(土) Frankfurt ~ Dusseldorf

荷物を整える

ドイツ
フランクフルト
レーマー広場
正義の泉
レーマー広場の正義の泉 / フランクフルト

今回、このタイミングで荷物を整理することにした。

日本を出た時から 80リットル入るリュックと

大き目のスポーツバッグに荷物を詰め込み、

リュックを背中に、スポーツバッグを前に抱えて

ここまで移動してきた。

要らなくなったものは その都度宿泊先に置いてきたり、

駅のホームにあるゴミ箱などに捨てて処分してきた。

( 主に読み終えた本や雑誌が多かった。)

だいぶ荷物も減ってきたので スポーツバッグを処分して、

以前から ちょっとした買い物や散策の時に使っていた

Coleman の小型のリュックに詰め替えることにした。

やはり 大きなバッグ2つでは 動くとき小回りが利かないし、

飛行機でも預け荷物として余計に運賃がかかってしまう。

( 近日中に訪問予定のイギリスから戻る際の交通手段を

飛行機にしたのも理由の一つだ。)


荷物を処分するに際し、

要らなくなった衣類や本などを厳選したのだが、

今までフルに活用してきた

『 旅に出たくなる地図 世界 』( 帝国書院 )を手放すことにした。

これは 日本を出る前に書店で見つけて、

旅先で使えるのではないかと思い購入したものだ。

地図の上にちょっとしたイラストが添えてあるので、

知らなかった観光地なども直感的に見つけることが出来る。

その土地や観光地の情報も別枠で詳しく載っていて

これまで非常に重宝していたのだが、

あまりに丁寧に情報が載せられているため、

実際にその地を訪れた時の感動が少し目減りしているように感じていた。

なにより この先のルートを決める際、

どうしても 載せられている観光地に思考が寄っていってしまうので、

旅先での意外な発見や感動などが

( 前回の旅に比べても )少ないような気がするのだ。

また、有名な観光地も比較的マイナーなものも

隈なく載っている優れものなのだが、

やはり編集しているのは人間なので

どうしてもその人間の主観が入ってしまう。

いつの間にか、自分だけの旅のはずが、

他の誰かが編集し 紹介している観光地を

‶ 確認 ” するための旅になっていた事に気付いた。

有名な観光地も行ってみたいが、

せっかく 行ったことの無い場所に行くなら 

自分にしか思い付かないようなルートで行った方が、

発見の喜びや感動も大きいように思う。

訪れた場所がたまたま有名なところなら

それはそれで良いし、

他の人があまり訪れていないところなら、

それこそレアで貴重な体験になるというものだ。

という事で 今後は前回の旅と同様、

バンコクで買った Collins の世界地図を頼りに、

想像を働かせながら旅を続けようと思う次第だ。

もしかしたら 大事な見所や

有名な観光地を見ずに通過してしまうかもしれないが、

逆に新たな未知なる発見があるかもしれない。

そう願いたい。

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