2016 ８月19日 （金）Brussels
王立美術館と『 叛逆天使 』
今日は朝早く起きてしまい、部屋でだらだらと過ごした後
10時半ごろから外出。
歩いて繁華街の方へ行ってみる。
有名な小便小僧や〈 世界一美しい広場 〉グラン・プラスを見て、
近くの店で買ったベルギーワッフルを食べる。
ワッフルは出来立てで柔らかく
意外にもとても美味しかった。
（ これまであまりワッフルと言う食べ物に
特別興味が無かっただけかもしれないが・・・。）
腹ごしらえした後は
今日の目的地である王立美術館へ向かう。
この美術館はウィーンの美術館と共に
ブリューゲルの作品を何点か展示しており、
同じくルーベンス他有名な画家の絵画も見られるとのこと。
昨日調べたところ、入場料もさほど高くなかったので（ €8 ）
訪れてみることにしたのだ。
12時半頃から入館し、まずはルーベンスの個室から観ていく。
そう言えば、（ 今更なのだが、）
油絵を鑑賞するには近くで見るのではなく、
少し離れて全体を見た方が
陰影がはっきりして印象を捉えられると
ビートたけしが言っていたのを思い出した。
ルーベンスが得意な人物画も 離れて見ると、
なるほど後ろの黒色と対象者との明暗がくっきり出て
人物が浮かび上がってくる。
まるで3D画像のようなリアルさだ。
なかなかたいしたものだ。
そして遂にブリューゲルの作品の展示してある部屋へ。
前回は『 バベルの塔 』メインだったが
今回は前知識も無く何となく来てしまったので、
この『 叛逆天使の墜落 』は
ほとんど初めてに近い状態で鑑賞することとなった。
何たる想像力！！！
奇々怪々、魑魅魍魎、摩訶不思議な造形のクリーチャーの数々。
その中央には 天界の軍隊を率いる黄金の鎧を身に纏った大天使ミカエルが据えられ、
周りをその僕たる天使たちが囲み、
クリーチャー（ 堕天使 ）たちとの死闘を繰り広げている。
細部まで見れば見るほど圧倒され、
感動し鳥肌が立った。
何度も眺めては写真を撮り、
英語の説明文もしっかり読んで、
充分満足して部屋を後にした。
ちなみにこの美術館には
ブリューゲルと似たタッチの画家、
ヒエロニムス・ボス（ ボッシュ ）の作品も数点置いてあった。
彼の作品にも可愛らしくも不気味な怪物がたくさん出てくるが、
活動期間を見るとブリューゲルよりも前に活躍した画家のようだ。
初めブリューゲルのタッチに似ているな
と思って眺めていたのだが、
むしろボスの作品にインスパイアされたのがブリューゲルだそうだ。
ギフトショップでは、ブリューゲルと共に
ボス関連の作品も人気で、
作品集や怪物のフィギュアなども一緒に売られていた。
ボスも面白い絵を描く人らしいので、
今後また機会があれば是非鑑賞したいと思った。
（ 彼が生み出したクリーチャーたち。
何となく漫画『 ベルセルク 』に出てくる怪物たちに似ているなと思い
ネットで調べてみると、私以外にもそう思っている人は多いらしく、
色々なところで指摘されていた。）
ギフトショップでは『 叛逆天使 』のジグソーパズルが売っていて、
喉から手が出るほど欲しかったが、
金額（ €１8 ）と 荷物になるのとで
泣く泣く我慢することにした。
まあ帰国してお金に余裕が出来たら
ネット通販か何かで取り寄せればいい話だ。
アルフォンス・ミュシャのノートも売っていたので、
日記を書く用にポストカードと共に購入。
雨が降り出しそうだったので あわてて宿へ戻り、
途中買ったピザで夕食を取った。
明日はいよいよイギリスだ。
１日の歩数：１７８８０歩（14.5ｋｍ）
１日の出費
食費
昼：なし（買い置きのインスタントラーメン）
夕：€8.7（冷凍ピザ、ビール）
その他
ホテル：€52
入場：€8（王立美術館）
雑費：€12.5（ワッフル €1.5、ミュシャのノート €7、ポストカード €2）
合計 約￥9744
€１＝￥120＊当時のレート
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
ブリューゲルの作品関連
ダークファンタジーの金字塔
コメント