孤旅 #104 フランス

カルカッソンヌの城塞都市 カルカッソンヌ 一人旅
カルカッソンヌ城塞都市

城塞都市 カルカッソンヌ

カルカッソンヌ 旧市街
旧市街入り口の門

カルカッソンヌの見所は、旧市街と

山の上の ‶ シタ ” と呼ばれる城壁に囲まれた城塞都市とがあり、

とりわけ その城塞都市の部分が

ヨーロッパ最大規模ということで有名な場所だ。

人によっては、

「 北のモン・サン=ミッシェル 、南のカルカッソンヌ 」と呼ぶらしいが、

モン・サン=ミッシェル に比べると知名度が低く

観光客もそこまで多くない印象だ。

公共アクセスも電車のみで、

トゥールーズ からはバスも出ていないようだった。

今回泊まる宿は 旧市街にあるのだが

これがけっこう悪くない。

派手さはなく いかにも田舎町といった風情だが、

日本の京都のように狭い道が碁盤の目のようになっていて、

所々に古い教会や城壁が見られる。

「 なかなか良い町だな・・。」などと感心しつつ、

そう言えば 一向に城塞の姿が見えないことに気付く。

とりあえず 遠くからでも外観を確認しようと、

地図を見て 城塞都市のある方へ向かってみる。

しばらく歩いて行くと 古びた橋が架かっている川に出て、

その先の丘の上に巨大な城壁に囲まれた

カルカッソンヌ の城塞都市が見えてきた。

当初 城塞の見学は明日にしようと思っていたのだが、

いざその姿を目にしてしまうと

どうしても近くまで行ってみたくなる。

橋のところから1キロほど足を延ばして、

入り口まで行ってみることにした。


あまりに腹が減っていたので

途中にある商店でリンゴを買ってかじりながら

城塞を目指す。

少し坂になっているところを上りきると、

入り口の門( ナルボンヌ門 )が見えてきたので

早速入ってみる。

中は モン・サン=ミッシェル と同じように

細い道の両側に土産屋が並んでいる。

しかし 街の規模としては遥かに大きかった。

どちらかと言うと

サン・マリノ や、サン・ジミニャーノ を思い起こす。

少し進むと 城壁内にまた更に城壁に囲まれた場所があって、

そこが本当のお城の部分らしい。

しかし 入るのは有料なので、

改めて明日 ゆっくり見学することにして、

とりあえず 他の部分を観て回ることにした。

フランス
カルカッソンヌ
城壁内
カルカッソンヌ城壁内

城壁内を歩いていると

中世の街並みが確かに素晴らしいのだが、

イメージとしては前述した イタリアの サン・ジミニャーノ を連想して、

そこまで新鮮には感じなかった。

ただ そういった印象も 曇りがちな天気の影響かも知れないし、

移動してきた疲れもあるので、

明日1日使ってじっくり観光することにして

今日は一旦帰ることにした。

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