FCバルセロナ × A・マドリード ( 後半 )
ハーフタイム。
面白かったのが、私の隣の席の夫婦が アトレティコ のファンらしく、
バルサ のチャントには加わらず、
かと言って周りの目もあるので 大っぴらに自チームの応援も出来ない。
それでも アトレティコ が優勢になると、
「 良し!!」とか「 行け!!」というような掛け声を出す。
試合が荒れなかったから良いが、
あまり大っぴらに騒ぐと
後ろの席から何かが飛んでこないとも限らない。
控え目に応援しながらも、
所々 つい声が漏れてしまうのが
面白かった。
後半開始後も依然 バルサのポゼッションで試合は進む。
後半も半ばごろ メッシ が相手DFに削られて
交代となってしまった。
観る者としては残念至極だが、
メッシ 抜きのバルサがどうなるかにも注目して観ようと
思い直す。
今まで若干大人しかった ネイマール や スアレス が、
逆に強引に自分を出してくるのではないかと思ったからだ。
しかし、メッシ 交代から5分としないうちに
ショートカウンターから アトレティコの FWコレア に
同点ゴールを決められてしまった。(1-1)
FWコレア のフィニッシュは見事だったが、
バルサは メッシ がいなくなっただけで
違うチームのように落ち着きが無くなってしまった。
やはりバルサは メッシ ありきのチームだったのか・・・。
しかし ここで俄然バルサを牽引し始めたのが
ネイマール でも スアレス でもなく
イニエスタ であった。
左サイドを起点に 今まで以上に存在感を発揮し始める。
左SBの ジョルディ・アルバ、FWネイマール を上手く使いながら
ドリブルでスルスルと抜け出しては、
スルーパスやワンツーで 決定機を次々と演出する。
『 テレビで見るのと 実際に見るのとでは違う。』
とはよく言うが、私がより感じたのは
『 テレビでやっていることを、本当に目の前でやっている!!』
という驚きの方だった。
テレビ画面を通してでも凄いのだが、
それを実際 目の当たりにすると、
目の前で起こっている事が信じられなくなる。
全てのタッチで逆を突き、
本当に後ろに目が付いているのではないかと疑うほど、
相手チームや自チームのメンバーの位置や動きを
把握してプレーしている。
二手、三手どころか、
五手、六手くらい先を見ているので
まるで次に起こる事が分かる 能力者のようですらあった。
本当にえらいものを見てしまった。
しかし、イニエスタ の奮闘虚しく、
その後 得点は生まれなかった。
バルサの猛攻に耐えつつ
アトレティコも正確なカウンターを繰り出す。
FWグリーズマン、FWコレア の技術もスピードも素晴らしかったが、
こちらも得点には至らず、
1-1のスコアは動かず試合終了の笛が鳴った。
この日の入場者数が
8万9000人 とのアナウンスが流れた。
ドルトムントとバイエルンとの試合が8万人だったから、
それ以上の入りだったようだ。( こちらもすごい! )
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