孤旅 #108 スペイン

スペイン バルセロナ カンプノウ・スタジアム 試合開始前 一人旅
試合開始前のカンプノウ・スタジアム / バルセロナ

FCバルセロナ × A・マドリード ( 後半 )

スペイン
バルセロナ
FCバルセロナ
カンプノウ・スタジアム
後半も白熱の展開が続く

ハーフタイム。

面白かったのが、私の隣の席の夫婦が アトレティコ のファンらしく、

バルサ のチャントには加わらず、

かと言って周りの目もあるので 大っぴらに自チームの応援も出来ない。

それでも アトレティコ が優勢になると、

「 良し!!」とか「 行け!!」というような掛け声を出す。

試合が荒れなかったから良いが、

あまり大っぴらに騒ぐと

後ろの席から何かが飛んでこないとも限らない。

控え目に応援しながらも、

所々 つい声が漏れてしまうのが

面白かった。


後半開始後も依然 バルサのポゼッションで試合は進む。

後半も半ばごろ メッシ が相手DFに削られて

交代となってしまった。

観る者としては残念至極だが、

メッシ 抜きのバルサがどうなるかにも注目して観ようと

思い直す。

今まで若干大人しかった ネイマール や スアレス が、

逆に強引に自分を出してくるのではないかと思ったからだ。

しかし、メッシ 交代から5分としないうちに

ショートカウンターから アトレティコの FWコレア に

同点ゴールを決められてしまった。(1-1)

FWコレア のフィニッシュは見事だったが、

バルサは メッシ がいなくなっただけで

違うチームのように落ち着きが無くなってしまった。

やはりバルサは メッシ ありきのチームだったのか・・・。


しかし ここで俄然バルサを牽引し始めたのが

ネイマール でも スアレス でもなく

イニエスタ であった。

左サイドを起点に 今まで以上に存在感を発揮し始める。

左SBの ジョルディ・アルバ、FWネイマール を上手く使いながら

ドリブルでスルスルと抜け出しては、

スルーパスやワンツーで 決定機を次々と演出する。

『 テレビで見るのと 実際に見るのとでは違う。』

とはよく言うが、私がより感じたのは

『 テレビでやっていることを、本当に目の前でやっている!!』

という驚きの方だった。

テレビ画面を通してでも凄いのだが、

それを実際 目の当たりにすると、

目の前で起こっている事が信じられなくなる。

全てのタッチで逆を突き、

本当に後ろに目が付いているのではないかと疑うほど、

相手チームや自チームのメンバーの位置や動きを

把握してプレーしている。

二手、三手どころか、

五手、六手くらい先を見ているので

まるで次に起こる事が分かる 能力者のようですらあった。

本当にえらいものを見てしまった。


しかし、イニエスタ の奮闘虚しく、

その後 得点は生まれなかった。

バルサの猛攻に耐えつつ

アトレティコも正確なカウンターを繰り出す。

FWグリーズマン、FWコレア の技術もスピードも素晴らしかったが、

こちらも得点には至らず、

スペイン
バルセロナ
FCバルセロナ
カンプノウ・スタジアム
試合終了
1-1のままで試合は終了

1-1のスコアは動かず試合終了の笛が鳴った。

この日の入場者数が

8万9000人 とのアナウンスが流れた。

ドルトムントとバイエルンとの試合が8万人だったから、

それ以上の入りだったようだ。( こちらもすごい! )

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