2016 10月3日 (月) Sevilla ~ Tarifa ~ Tanger
スペイン から モロッコへ
モロッコに着いて ‶ ブッ飛んで ” しまった。
まだ フェズ にも マラケシュ にも行っていないのに、
すでに かなりの衝撃を受けている。
ヨーロッパからの旅行者にとって、
タンジェは モロッコの玄関口に過ぎないはずなのだが・・・。
すべてが刺激的で、
ヨーロッパともアジアとも、
もちろん日本ともまるで違う。
沢木耕太郎がよく使う、‶ ブッ飛ぶ ” 体験を
モロッコ初日でしてしまった。
もっとも、正確に言えば、
‶ またブッ飛んでしまった ” というのが正解だろう。
実は以前にも何度か ‶ ブッ飛んだ ” ことがあるにはある。
特にインドやアラブ諸国など、
日本とは風土も文化も人種も 何もかもが違う国々で・・・。
だから 少し懐かしさもある。
「 またここに帰ってきた。」という類の懐かしさ。
イベリア半島最南端 タリファへ
昨夜は結局 誰も部屋には入って来なかった。
あの後 一人も宿泊客が来なかったという事はないだろうから、
もしかしたら、ホステル側が気を使って
一人部屋のままにしておいてくれたのかもしれない。
ただし、それとこれとは話が違うので、
ネットのアンケートには、
しっかり今回の予約時の表記の仕方に対する苦言と、
スタッフが熱し易過ぎることを
書いてレポートしておいた。
8時から 慌ただしく朝食を食べ、
チェックアウトを済ませ バスターミナルへ向かう。
荷物を背負っての移動はなかなか大変で、
スペイン広場を抜けてターミナルに着くまで
30分以上かかった。
予定通り am9:30 のバスで、
イベリア半島最南端の港町 タリファへ向かう。
車内はそこそこ混んでいたが、
隣に座っていたおばさんが途中で降りてからは
ゆったりと座れた。
タリファのバスターミナルには pm0:30 に到着。
そこから少し歩いて フェリーターミナルを目指す。
途中にある商店で昼食用のパンとスナックを買って、
15分ほど歩くと 港が見えてきた。
ターミナルの入口が分からず、
近くのベンチに座っていたおじいさんに
「 チケットはどこで買うの?」と尋ねると、
向かい側に何件か並んでいる、旅行代理店の受付を案内された。
とりあえず、2社あるフェリー会社のうちの
『 FRS 』のオフィスに入ってみる。
この時点で迷っていることがあった。
タンジェまでのチケットを
片道だけにするか、往復分にするかだ。
往復券の方が €7 ほど安いのだが、
旅先で いつ気が変わるとも限らない。
ポルトガルに行きたい場所があるので、
十中八九ヨーロッパには戻ってくるだろうが、
往復券を買ってしまうと
何となく縛られているような感じがする。
悩んだ末、結局 片道分だけを購入することにした。
これで、例え旅先で急に南アフリカに行きたくなったとしても、
あるいは 空路でポルトガルに戻りたくなっても、
帰りのチケットを無駄にせずに済む。
たった €7 ではあるが、
自由な選択肢を確保するための
出費と思うことにした。
次の便は pm3:00という事で、
少し時間はあるが チケットを購入。
ターミナルの入口を教えてもらい行ってみると、
何のことはない、構内にもちゃんとチケット売場があった。
よくよく見ると、FRSではない もう1社のフェリー会社の便に、
pm2:00 発というのがあるではないか。
「 しまった!」と思っても 時すでに遅し。
チケットはすでに発券してしまっていたので、
2時間近く どこかで時間を潰すハメになった。
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