孤旅 #121 スペイン → モロッコ

モロッコ タンジェ メディナ 一人旅
フェリーターミナルから見えるメディナ( 旧市街 ) / タンジェ

2016 10月3日 (月) Sevilla ~ Tarifa ~ Tanger

スペイン から モロッコへ

モロッコに着いて ‶ ブッ飛んで ” しまった。

まだ フェズ にも マラケシュ にも行っていないのに、

すでに かなりの衝撃を受けている。

ヨーロッパからの旅行者にとって、

タンジェは モロッコの玄関口に過ぎないはずなのだが・・・。

すべてが刺激的で、

ヨーロッパともアジアとも、

もちろん日本ともまるで違う。

沢木耕太郎がよく使う、‶ ブッ飛ぶ ” 体験を

モロッコ初日でしてしまった。

もっとも、正確に言えば、

‶ またブッ飛んでしまった ” というのが正解だろう。

実は以前にも何度か ‶ ブッ飛んだ ” ことがあるにはある。

特にインドやアラブ諸国など、

日本とは風土も文化も人種も 何もかもが違う国々で・・・。

だから 少し懐かしさもある。

「 またここに帰ってきた。」という類の懐かしさ。

イベリア半島最南端 タリファへ

昨夜は結局 誰も部屋には入って来なかった。

あの後 一人も宿泊客が来なかったという事はないだろうから、

もしかしたら、ホステル側が気を使って

一人部屋のままにしておいてくれたのかもしれない。

ただし、それとこれとは話が違うので、

ネットのアンケートには、

しっかり今回の予約時の表記の仕方に対する苦言と、

スタッフが熱し易過ぎることを

書いてレポートしておいた。


8時から 慌ただしく朝食を食べ、

チェックアウトを済ませ バスターミナルへ向かう。

荷物を背負っての移動はなかなか大変で、

スペイン広場を抜けてターミナルに着くまで

30分以上かかった。

予定通り am9:30 のバスで、

イベリア半島最南端の港町 タリファへ向かう。

車内はそこそこ混んでいたが、

隣に座っていたおばさんが途中で降りてからは

ゆったりと座れた。

スペイン
タリファ
フェリーターミナルへは歩いて移動 / タリファ

タリファのバスターミナルには pm0:30 に到着。

そこから少し歩いて フェリーターミナルを目指す。

途中にある商店で昼食用のパンとスナックを買って、

15分ほど歩くと 港が見えてきた。

ターミナルの入口が分からず、

近くのベンチに座っていたおじいさんに

「 チケットはどこで買うの?」と尋ねると、

向かい側に何件か並んでいる、旅行代理店の受付を案内された。

とりあえず、2社あるフェリー会社のうちの

『 FRS 』のオフィスに入ってみる。


この時点で迷っていることがあった。

タンジェまでのチケットを

片道だけにするか、往復分にするかだ。

往復券の方が €7 ほど安いのだが、

旅先で いつ気が変わるとも限らない。

ポルトガルに行きたい場所があるので、

十中八九ヨーロッパには戻ってくるだろうが、

往復券を買ってしまうと

何となく縛られているような感じがする。

悩んだ末、結局 片道分だけを購入することにした。

これで、例え旅先で急に南アフリカに行きたくなったとしても、

あるいは 空路でポルトガルに戻りたくなっても、

帰りのチケットを無駄にせずに済む。

たった €7 ではあるが、

自由な選択肢を確保するための

出費と思うことにした。


次の便は pm3:00という事で、

少し時間はあるが チケットを購入。

ターミナルの入口を教えてもらい行ってみると、

何のことはない、構内にもちゃんとチケット売場があった。

よくよく見ると、FRSではない もう1社のフェリー会社の便に、

スペイン
タリファ
白壁
白壁の街 タリファ

pm2:00 発というのがあるではないか。

「 しまった!」と思っても 時すでに遅し。

チケットはすでに発券してしまっていたので、

2時間近く どこかで時間を潰すハメになった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました