2016 10月9日 (日) Fez
フランス人の大道芸人 ( フェズ3日目 )
いつも通り 9時くらいに起き出して外出。
まずは、ブー・ジュルード門を出たところの
公園に行ってみる。( Jnan Sbil 公園 )
噂通り とても落ち着く公園で、
寄ってくる怪しい客引きもほとんどいない。
昨日買ったピーナッツを朝食代わりに食べて、
その後ユダヤ人街を通って
一昨日 満室で断られた Hotel Abdul ( 仮名 )に赴き、
明後日から泊めてほしい旨を伝えておいた。
その後 再びユダヤ人街を戻って、
ルシフ門( Bab Rcif )まで足を延ばす。
昨日相手をしてくれたカリム少年は 色々と多忙らしく、
友人と連れ立って 欧米人の観光客を勧誘していたので、
とりあえず 石段の上に座ってボーッとしていた。
すると、何故か上半身裸になって、
広場の中央でパフォーマンスをする長髪の男が目に入った。
長い髭を生やして 真っ黒に日焼けした体は、
逞しく鍛え上げられている。
一瞬 何やら気合いを入れたかと思うと、
広場を大きな円を描くように
クルクルと回転し始めた。
どういうことかと言うと、
広場の中心を軸に見立てて、
地球が自転しながら太陽の周りを公転するように
自身も回りながら移動し始めたのだ。
ひとしきり回転を繰り返した後、
男は一輪車のバイクのようなものに乗って
どこかへ行ってしまった。
荷物( 自動で回転する台のようなものと、キャリーバッグ )
を置きっぱなしにして行ったので、
盗まれないかが心配だったが、
( 後で知ったことだが、 )取り巻きで観ていた子供の何人かは
男の家族か近親者で、
彼らが荷物を見張っているらしかった。
カリム少年によると、
男はフランス生まれのムスリム( イスラム教徒 )ということだ。
しばらくして 戻って来た男は、
私の近くの石段に座って水を飲んだかと思うと、
何故か櫛を使って 胸毛の毛並みを整え始めた。
何から何までが謎だった。
水を飲み終えて、いよいよ何か始まるのかと思って待っていると、
男はおもむろにシャツを着出し、
家族と思われる子供たちと共に
どこかへ去って行った・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・
あれは一体何だったのだろうか?
まぁ、どう考えても彼らは 大道芸の一座か何かだろう。
しかし、どんな出し物をしようとしていたのか
見当が付かなかった。
まさか ただ回転し続けるだけの
‶ 驚異の三半規管偉丈夫男 ” ということもあるまい。
おそらく本番は夜で、
あの回転台に乗ってやる出し物の練習をしていたのだろう。
そう考えれば あの回転運動の理由も
説明が付く。
もし 今ここで出し物が始まったら
気持ちだけでもチップを置いて行こうかと思っていたので、
少し残念な気分だった。
その後は、ルシフ門の外にあるカフェで
ミントティを飲んで休憩し、
再びメディナの中を通って 宿へ戻った。
カフェにいる時、隣で寝ている猫がいたので
ちょっかいを出していたら、
指を引っ掻かれてしまった。
今まで猫の扱いは得意だと自負していたので
二重にショックだったし、
指に少し傷も残った。
病気が怖いので、
後で持ってきた軟膏を塗っておくことにしよう。
夕方にも少し外出した。
あまり遠出はせず メイン通りを少し歩いた後、
初日に買ったケバブサンドと果物の桃を買って
宿に戻った。
今日は 朝からほとんど何も食べていなかったが、
何故かあまり腹は減っておらず、
ケバブサンドを食べてくつろいでいると、
次第にウトウトしてきて
寝落ちしてしまった。
昼間見た あのフランス人の出し物を見たい気持ちもあったが、
今日はあまりに眠た過ぎた。
また明日にでも行ってみることにしよう。
1日の歩数:22174歩(17.6km)
1日の出費
食費
昼:2DH(ヨーグルト)
夕:15DH(カバブサンド、桃)
その他
ホテル:125DH
雑費:21DH(ミントティ15DH)
合計 約¥1712
1DH=¥10.5 *当時のレート
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