孤旅 #136 モロッコ

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サハラツアーに参加する一行 / サハラ砂漠( ハシラビード )

砂漠での過ごし方

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宿泊場所
本日の宿泊場所のキャンプ。簡易テントが椰子の木を囲む。

夕方近くになり、ラシードの案内で

砂漠の夕陽を見るため

近くの砂丘を登りに出掛けた。

傾斜がけっこうキツい上に

踏んだ足元から砂が崩れるため とても歩きづらく、

登りきるのにかなり苦労した。

特にヨンちゃんは 女の子なので辛そうだったが、

ラシードが手を繋いでグイグイ引っ張って行くので、

私は付いて行くのがやっとだった。

一番上の見晴らしの良い場所まで来ると、

360度 砂で囲まれた雄大な景色を眺めることが出来た。

さすがに並大抵の景色には不感症ぎみの私も

感動せずにはいられなかった。

徐々に暮れていく太陽と共に 砂漠の色も少しづつ変化していき、

風によって砂が 起伏ある砂丘の表面をサラサラと流れていく。

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夕暮れ
夕暮れ時の砂漠を丘の上から見渡す / サハラ砂漠

斜面が切れる所から その流れが下へと落ちていく様は、

まるで砂の滝のようで圧巻だった。

ラシードに促されて 夕陽を背景に写真を撮ったり、

一番高い場所から サンドボードをして楽しんだ。


キャンプに戻り 少し休憩した後、

チキンタジンやインスタントヌードル、

サラダにデザートの豪華な夕飯を食べ、

食後には 星空と月を見に

先程とは反対側の斜面に登る。

今度はそこまで急な坂ではなかったが、

すでに辺りは真っ暗で

キャンプを離れると光源が無いため、

暗くて足元すらほとんど見えない。

真っ暗な分 星は綺麗に見え、

空一面がその光で埋め尽くされている。

程良い場所まで来ると、3人で斜面に横になって、

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夕暮れ時
夕暮れ時の砂丘を歩く ヨンちゃん(仮)

時折り一瞬だけ光る流れ星を数えながら

月が上ってくるのを待つ。

月が出ると 辺りも明るくなるため、

日中とまでは言わないが

砂丘全体を見渡せるようになった。

今夜の月は ほぼ満月のようで、その光はかなり明るく感じられ、

照らし出される夜の砂丘は

夕暮れ時とは また違う美しさだった。


〈 #137 へ続く 〉

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