砂丘に佇むベルベル人
午後1時ごろ
いつもの猫カフェに行って 食事を取る。
今日は 他に知っている人もいなかったので、
今回の滞在中に だいぶ懐いた子猫を相手にしたり、
持参した本を読んで過ごした。
3時頃 宿に戻って 一旦休憩した後、
5時半頃からホテル裏の砂丘を登りに行く。
今日は 丘を登る観光客の姿はなく、
頂上に着いた時は 私一人しかいなかった。
その後、私が 慣れない運動で疲れた体を休めている間、
地元のベルベル人が何人か
代わる代わる登って来ては、
しばらくその場で佇んでいった。
そのうちの一人が言った言葉が
とても印象的だった。
「 この時間の この場所は、地球上で唯一のオレだけの場所だ。
だから オレは毎日、この時間になるとここに来て、
砂漠を眺めるんだ。」
徐々に沈みかける太陽に照らされた
雄大な風景を眺めていると、
彼の言うことが 分かるような気がしてくる。
おそらく彼は、子供の頃から幾度となく
この時間になると、今日と同じように、
夕陽を見るため この場所を訪れてきたのだろう。
そして それは、
どれだけお金を積んでも得難い、
彼だけに与えられた
唯一無二の時間なのだ。
下山後 シャワーを浴びると、
とても さっぱりとした気持ちになった。
食堂に降りると、再び ジンさんと、
件の韓国の男子学生( どうにも名前が思い出せない・・・ )がいたので、
一緒に食事をしながら 話に花を咲かせた。
今回は 学生の方も、
私に合わせた話を色々としてくれた。
特に日本の昔のビジュアル系のバンドが好きで、
私も知らない X Japan の曲をたくさん知っていたのには
驚かされた。
二人とも 良い人だ。
日本では ‶ 嫌韓 ” などという言葉も流行っているらしいが、
お互いの国に対する印象というのは
人それぞれなのだと思う。
少なくとも 私はそう信じたかった。
1日の歩数:10450歩(8.0km)
1日の出費
食費
朝夕:宿代込み
昼:45DH( 野菜サンド、ミントティ )
その他
ホテル:150DH
雑費:6DH
合計 約¥2111
1DH=¥10.5 *当時のレート
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
コメント