出発の前日 2016 6月9日(木) 東京
出発まで ②
〈 孤旅#1 出発準備 ①から 〉
朝起きて 最後の後片付けと荷造りを終え
何とか出発出来るようになった。
荷物は大きなリュック2つに落ち着いたが、
中には 着替え( 夏、冬もの )、歯ブラシ等アメニティ、
パスポートなど貴重品類 、洗濯用洗剤、簡易ハンガー、
iPad、CD400枚分のデータが入ったUSBカード、
その他に PSPとそのソフト、
ポータブルブルーレイプレイヤー と そのDISK( 厳選75枚 )、
元から家にあった本数冊、
物を売りに行ったついでに買ってしまった本数冊、
水泳用の海水パンツ ・・・ etc.
だいぶ余計な物も含まれているが、自分にとっては必要なものばかりで、
特に暇な時間を潰すためのものが多いのは、
旅先だからと言って常に刺激あることばかりではなく、
時間を持て余すことも多いということを
前回の旅の時に身をもって学んだからだ。
2つのリュックの重さの合計が30kg。
ほぼ家ごと移動しているかのようだ。
それでも泣く泣く捨てたものは枚挙にいとまがなく、
必要と思い買ってしまったので
無理やり持って行くものもいくつかあった。
10時過ぎに ガス検針の作業員が来て支払いを済ませ、
最後のゴミを出しを終えると、
あとは出発するだけとなった。
荷物を持って近所にある前の職場に向かい、
所長と事務員のタカダさんに最後のあいさつを済ませた。
タカダさんとは仕事のことで何度も揉めることがあったが、
病気をしてからは特に優しくしてくれて、
申し訳ないというか 居たたまれない気持ちになることがあった。
職場の目の前のバス停から 最寄りの駅へと向かう。
駅に着いて駅前の松屋で おそらくしばらく食べられなくなる牛丼を食べ、
改札へと向かった。
駅の反対側には、4月まで入院していたS病院がある。
入院中は4階のフロア以外ほとんど何処にも行けずにいた。
今思うと あの頃のことが嘘のようだ。
まさに今、あの4階のフロアから日本を飛び出し世界に旅立つんだと思うと、
何となく感慨深いものがあった。
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