孤旅 #23 フランス

マルセイユ スタッド・ヴェロドローム 一人旅
スタッド・ヴェロドローム / マルセイユ

2016 6月30日 (木) Marseille

EURO2016 準々決勝 ポーランド × ポルトガル ( 当日 )

昨夜、ずっと部屋で待機してはいたが、

結局 チケットは届かず、連絡もまるでなかった。

どうなっているのだろうか・・・。

一応 早朝にチケットオフィスにメールを送っておくと、

9時ごろに返信があった。

その内容からすると、外出していても届けたタイミングで連絡をくれるから、

ケータイが繋がるようにおいてくれとのこと。

少し気がかりではあったが、心配していても仕方がないので

観光に出ることにした。

宿の前からバスに乗り、

Sainte-Marguerite Dromel 駅で地下鉄に乗り換える。

メトロ②番で Noailles 駅まで行き、港の方へ歩いて行くと

風光明媚ふうこうめいびな景色が広がってくる。

フランス
マルセイユ
ハーバー
港町マルセイユのハーバー

港にはヨットが連なり、遠くの方には

お城の城壁が見える。

丘の上にあるのは おそらくノートルダム寺院だろう。

そして港の周辺には、パニエ地区と呼ばれる

古い歴史を感じさせる街並みが残っている。

港町ということと、下町っぽさで 

何となくイタリアのナポリを思い起こさせる。

パリよりも気候が穏やかで洒落しゃれてもいるが、

取っつきやすい。

何となくこの町が気に入ってしまった。


パニエ地区から港の博物館へ出て、

城壁の中を見学しようと中に入ったところで、

例のチケットオフィスから電話がかかってきた。

最初、現地のスタッフが英語でいろいろ説明してきて、

何となく理解は出来たが、あまり返事をしないでいると、

「 こいつ英語が通じてねえな。」と思われたのか、

日本人のスタッフに代わられてしまった。

( 英語も出来ないのかと馬鹿にされたような気分だ。)

日本人スタッフ曰く、

届けに行ったが誰も出なかったので、

ポストに入れたから 至急確認してくれとのこと。

それならそれで、最初からポストに入れてくれればいい話だ。

‶ フロントで受け取れない場合は一切責任は負えません。”

などとメールしてくるから、こちらもやきもきして

昨日からろくに外出も出来なかったのに・・・。

ひとまず安心しつつも、早く現物を確認しておきたかったで、

名残惜しさを感じつつも 観光は切り上げることにした。

もう少し見て回りたい気持ちもあったが、

何となくの街の雰囲気は感じられたから

ひとまず良しとしよう。

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