中村俊輔 永遠のファンタジスタ #6

サッカー
永遠のファンタジスタ 中村俊輔

中村俊輔の後継者

日本を代表するファンタジスタとして活躍してきた俊輔だが、

今後 日本に彼のようなファンタジスタは現れてくるのだろうか。

実力的には すでにヨーロッパトップクラブで活躍した 香川真司 や、

ACミランで10番を付けてプレイした 本田圭佑、

あるいはフランクフルトで活躍中の 鎌田大地 などの方が、

所属チームの格や年俸、移籍金の設定額などを考慮すれば、

評価が高いと言えるかもしれない。

( もちろん俊輔がプレイした当時のセリエAも、

スタープレイヤーが目白押しの まさに【 世界最強リーグ 】であったわけで、

その中で下位チームとは言え主軸として活躍した俊輔も、

評価されてしかるべきだが。)

しかし、そういった単純な実力とは違う、

観ている者の浪漫を搔き立てる

創造性あふれるプレイヤーという意味での後継者となると、

話は変わってくる。


天才肌のレフティということで言えば、

真っ先に浮かぶのは 久保建英 だろう。

テクニックの高さや判断の速さで言えば、

すでに俊輔より上のレベルにあるとも言えるが、

彼は司令塔と言うよりはアタッカーであり、

よりフォワードに近いポジションでプレイすることが多く、

俊輔とは根本的にプレイスタイルが異なる。

また、フィジカル的に周りに劣るためか、

どちらかと言うと キレで勝負するタイプで、

ファンタジスタと呼ぶには実用的なプレイが多い気がする。

また同じ左利きでも、オランダでプレイする 堂安律 の方が、

創造性を感じさせるプレイが多いかもしれない。

しかし彼もやはりアタッカー色が強く、

力強いドリブルや強烈なシュートなどは

フィジカルの強さがそのベースとなっている印象だ。

ベルギーで奮闘中の 三笘薫 も観ていて楽しい選手ではあるが、

彼は生粋のドリブラーで、

ブラジルの ネイマール のようなサイドアタッカーだ。

スタイルは違えど、今後日本を背負って立つような選手になり得る存在として

期待したいところだ。

すでにヨーロッパの舞台で活躍中の 鎌田大地 は

より現代的なファンタジスタと言える。

線は細いがヨーロッパでプレイするには平均的なサイズを有し、

( 身長180cm。所属チームフランクフルトのホームページでは 184cm との表記も。)

体の強さで劣る部分は機動力と、高いテクニックで補いながら、

チームの貴重なアクセントとなっている。

その姿勢の良さや視野の広さ、独特の間合いから繰り出す気の利いたパスなどは、

どちらかと言えば 若き日の 中田英寿 を彷彿とさせる。

他にも期待の若手として 松木玖生 などの名前も挙げられるが、

彼は完全にアスリート系の選手であり、

同じく期待と言う点で言えば、

レアル・マドリードの下部組織に所属する

超絶テクニシャン 中井 ‶ ピピ ” 卓大 の順調な成長と、

トップチームへの昇格のニュースを待ちたいところだ。

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