2016 8月18日 （木） Rotterdam ～ Brussels
ブリュッセルへ
昨日の夜遅く、中国か台湾かの女子学生グループが
ドミトリーの部屋に新たに入室して来た。
夜中にも関わらず、周りに関係なくしゃべるものだから
うるさくて寝るに寝られなかった。
何とか少し眠ったのだが 朝７時頃に目が覚めてしまい、
騒がしくなる前に外へ散歩に出かける。
近くにある美術館の周辺が公園のようになっていて、
その辺をぐるっと回りながら
途中コンビニで買ったバナナとプチトマトで軽い朝食を取り、
一旦宿に戻った。
Wi-Fiが使えるロビーで10時頃まで調べ物をし、
10時半にチェックアウトを済ませる。
出発する際、フロントの女性スタッフ（ オーナー？）に、
‶ Have a nice day !! ”（ 良い一日を！！）
と声をかけられたので、
‶ You too ! ” ( 君もね！）
と返すと、
快活だった彼女の表情が一瞬曇って、
‶ I hope to… ” （ そう願うけど・・・）
と少しトーンが落ちたような返事をした・・・気がした。
何か私生活で上手くいかないことでもあるのか
その表情だけでは見当もつかないが、
私はとっさに、
‶ You hope ?, I hope ! ”（ 君も願うのかい？、なら僕も願うよ！）
と返した。
使い方が合っているかは分からないが、
自分としては上手いことを言ったつもりだった。
‶ Everybody hope ! ” （ 皆がそうさ！）
と付け加えれば尚良かったかもしれないが、
それはだいぶ後で思い付いたセリフだった。
誰だって 自分の今日一日の幸せを願うものだ。
バスの出発は 12：50だから まだ2時間以上ある。
とりあえず駅まで歩いて行って適当なカフェに入り、
パンとカプチーノで粘って時間を潰す。
ようやく時間になって１時前にバスに乗車。
車内はだいぶ空席があって席もゆったり使えたのだが、
トイレの近くの席だったため 少し臭った。
アントワープの町を経由して
ブリュッセルには３時半頃到着。
宿の場所が分からなくて 道行く人に尋ねまくったが、
何とか辿り着いてチェックイン。
部屋はザグレブ以来のアパートメントタイプで、
ベッドが二つにバスルーム、簡易キッチンにテレビ、
ソファーが大小二つあって
とても贅沢な造りだ。
この手の宿は受付の時間が決まっていたりで
チェックインするまでが面倒だったりするのだが、
今回は到着後すんなり部屋に入れたし、
部屋の出入りも自由で 伸び伸び使えるのが有難い。
二日間ドミトリー暮らしだったので
解放感は猶更だった。
その後 少し町をブラついてみた。
先ほどバスが着いた北駅まで向かい、
何とはなしに駅の反対側に出てみた。
そこはインド人街と思しき場所で、
それらしい雰囲気の商店街が続いている。
建物といい通りの猥雑さといい
本物のインドの町並みのようで、
懐かしい気持ちすら感じる。
地図も無くブラブラと周辺を歩いていると、
まるで５年前訪れたインドに戻ったようだった。
一度宿に戻って 今度は買い出しに出る。
歩いていて ふと目線を上げると、
大きな通りのはるか先の方に 立派な教会の姿が見えた。
買い出しは後回しにしてとりあえず行ってみようと、
線路を超え川を越えてしばらく歩くが なかなか辿り着かない。
歩いてすぐに着くものと思っていたが、
思った以上に巨大な建物らしく、
遠近感がおかしくなっているようだ。
２０分程歩いてようやく到着。
改めて正面から見ると やはりとても立派な造りで、
建物の後方には大きな敷地の墓地が広がっていた。
おそらく有名な教会なのだろうが、
こちらには何も知識が無い。
ただ、それはそれでとても新鮮だった。
情報などは後でいくらでも調べられる。
まずは感性の赴く方に進むことが大事なのだ。
例えそれで有名な教会や遺跡を見逃したところで
何の問題があるのだろう。
私には私の世界遺産があっていいはずだ。
ガイドブックは捨てて正解だった。
（ 後で調べて分かったところによると、
そこはラーケン・ノートルダム教会という有名な教会で、
レオポルド１世をはじめ、たくさんのベルギー王室の人々の
遺骸が納められている神聖な場所だそうだ。）
１日の歩数：２１３５６歩（16.4ｋｍ）
１日の出費
食費
朝：€2（バナナ、プチトマト）
昼：€4.3（チョコパン、カプチーノ）
夕：€6.1（ピザ、ビール）
その他
ホテル：€52
交通費：€9（バス）
雑費：€0.7（トイレ）
合計 約￥8892
€１＝￥120＊当時のレート
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