ソフィア美術館 ピカソの『 ゲルニカ 』とダリ
しばらく放心状態だったが、

ずっとこのまま うなだれていても仕方ないので
観覧を続けることにした。
それでも なかなか身が入らず、
せっかくの名画の数々も うわの空で観ている始末だった。
( ちなみに他の観光客も ブリューゲルの展示室の前に来ては、
どうして入れないのかスタッフに尋ねていた。
納得している人もいたが、私のようにうなだれて
ショックを隠せない人もいたようだ。)
徐々に気分も回復し、
次々とテンポよく作品を観て回る。
一階の展示を見終えたところで
館内のカフェにて ラテを飲みながら休憩。
とりあえず 新たに気に入った作家は ゴヤだ。
『 Black Paintings 』( 黒い絵 )と呼ばれる作品群は、
発表せずに別荘の中に飾っていたものらしく、
黒を基調とした画の数々は
彼の精神の暗黒面を強調しているようで 興味深かった。
二階、三階にある
彼の鮮やかな画との対比も面白い。
二階には エル・グレコ、ルーベンス、レンブラント、ヴェラスケス
といった有名どころが目白押しで、
一つ一つ細かく観ていると きりがない。
それでも一応、ひと通りの部屋を観て回って、
結局4時過ぎまで見学した。
やはり2時間では到底時間が足りない。
有料で観覧に来た自分の判断は正しかったと思うが、
やはり悔しい気持ちの方が勝っている。
本当に腹立たしい。
その後 一旦部屋に戻って 近所で買い物を済ませ、
すぐにまた外出して ソフィア美術館を目指す。
こちらはpm7:00 から閉館までの2時間が入館無料という事で、
有名なピカソの『 ゲルニカ 』と
ダリの作品群を鑑賞する。
到着すると、入り口にはすでに何人か列が出来ていた。
時間と共に列は伸びて行ったが、
早目に並んだこともあって すんなり入場。
あっさりとしたボディーチェックを通り抜けて、
今回はヨーロッパの近現代アートを堪能する。
とは言え 普段見慣れていないジャンルということもあって、
難解すぎて理解出来ない作品も多数あった。
『 ゲルニカ 』の展示してあるエリアに着くと、
すでに画の周辺には人が群がっていた。
さすがに この美術館の目玉だけある。
『 ゲルニカ 』は 確かに迫力のある画だが、
絵画についてド素人の自分には
正直あまりピンと来なかった。
これを観て、
「 凄い!傑作だ!」、
「 戦争の悲惨さを見事に表現している!」と言う人は、
余程 美術が好きな人か、
皆が良いと言っているから何となく言っている人かの
どちらかだろう。
逆に その後に観たダリの作品群は、

どれも刺激的で想像を掻き立てられるものばかりで、
こちらの方が私には楽しめたし、
何となく 「 凄い!」と言いたくなる気持ちも
分かる気がした。
じっくり鑑賞して宿に帰った。
あとはいつも通り
ビールで晩酌をして 寝るだけだ。
1日の歩数:23515歩(18.1km)
1日の出費
食費
昼:€1(スーパーのパン)
夕:€5.3(柿×2、生ハム、ビール)
その他
ホテル:€30
入場:€15(プラド美術館)
雑費:€3.8
合計 約¥6612
€1=¥120*当時のレート

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