孤旅 #115 スペイン

スペイン マドリード プラド美術館 一人旅
プラド美術館 / マドリード

ソフィア美術館 ピカソの『 ゲルニカ 』とダリ

しばらく放心状態だったが、

スペイン
マドリード
プラド美術館
ヴェラスケス
ヴェラスケス像 / プラド美術館

ずっとこのまま うなだれていても仕方ないので

観覧を続けることにした。

それでも なかなか身が入らず、

せっかくの名画の数々も うわの空で観ている始末だった。

( ちなみに他の観光客も ブリューゲルの展示室の前に来ては、

どうして入れないのかスタッフに尋ねていた。

納得している人もいたが、私のようにうなだれて

ショックを隠せない人もいたようだ。)


徐々に気分も回復し、

次々とテンポよく作品を観て回る。

一階の展示を見終えたところで

館内のカフェにて ラテを飲みながら休憩。

とりあえず 新たに気に入った作家は ゴヤだ。

『 Black Paintings 』( 黒い絵 )と呼ばれる作品群は、

発表せずに別荘の中に飾っていたものらしく、

黒を基調とした画の数々は

彼の精神の暗黒面を強調しているようで 興味深かった。

二階、三階にある

彼の鮮やかな画との対比も面白い。

二階には エル・グレコ、ルーベンス、レンブラント、ヴェラスケス

といった有名どころが目白押しで、

一つ一つ細かく観ていると きりがない。

それでも一応、ひと通りの部屋を観て回って、

結局4時過ぎまで見学した。

やはり2時間では到底時間が足りない。

有料で観覧に来た自分の判断は正しかったと思うが、

やはり悔しい気持ちの方が勝っている。

本当に腹立たしい。


その後 一旦部屋に戻って 近所で買い物を済ませ、

すぐにまた外出して ソフィア美術館を目指す。

こちらはpm7:00 から閉館までの2時間が入館無料という事で、

有名なピカソの『 ゲルニカ 』と

ダリの作品群を鑑賞する。

到着すると、入り口にはすでに何人か列が出来ていた。

時間と共に列は伸びて行ったが、

早目に並んだこともあって すんなり入場。

あっさりとしたボディーチェックを通り抜けて、

今回はヨーロッパの近現代アートを堪能する。

とは言え 普段見慣れていないジャンルということもあって、

難解すぎて理解出来ない作品も多数あった。

『 ゲルニカ 』の展示してあるエリアに着くと、

すでに画の周辺には人が群がっていた。

さすがに この美術館の目玉だけある。

『 ゲルニカ 』は 確かに迫力のある画だが、

絵画についてド素人の自分には

正直あまりピンと来なかった。

これを観て、

「 凄い!傑作だ!」、

「 戦争の悲惨さを見事に表現している!」と言う人は、

余程 美術が好きな人か、

皆が良いと言っているから何となく言っている人かの

どちらかだろう。

逆に その後に観たダリの作品群は、

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マドリード
シベレス宮
マドリード市庁舎
夕暮れ時のシベレス宮(マドリード市庁舎)

どれも刺激的で想像を掻き立てられるものばかりで、

こちらの方が私には楽しめたし、

何となく 「 凄い!」と言いたくなる気持ちも

分かる気がした。


じっくり鑑賞して宿に帰った。

あとはいつも通り

ビールで晩酌をして 寝るだけだ。


1日の歩数:23515歩(18.1km)

1日の出費

食費

昼:€1(スーパーのパン)

夕:€5.3(柿×2、生ハム、ビール)

その他

ホテル:€30

入場:€15(プラド美術館)

雑費:€3.8

合計 約¥6612

€1=¥120*当時のレート

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