
2016 12月19日 (月) Buenos Aires
新しい日記帳を買う( B.A. 13日目 )

今朝も早目に起床。
昨日 ボカの試合観戦という一大イベントがあったせいか、
今日は何もする気が起きない。
午前中は ひたすらロビーで漫画を読んで過ごし、
昼食後も ただひたすら
ロビーに入り浸っていた。
こういった暇な時間に話し相手になってくれる
頼みのアキちゃんは、
今日は 博物館の見学やら カミニート地区の散策やらで
とても忙しいとのこと。
最近 割と懇意にしている タジマ夫妻と談笑したり、
また暇になると 漫画を読み、
眠くなったらベッドで昼寝をするという
絵にかいたように自堕落な生活は、
まさに ここが ‶ 沈没宿 ” たる所以だろう。
( ここのところ 毎日同じようなことばかり書いている気がする。)
夕飯前に 外に日記帳を買いに出た。
すでに日記帳も 3冊目が終わりかけているので
新しいものを探していたのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・
ヨーロッパにいる頃は、
この3冊目が終わる頃には
そろそろ帰国するものと思っていたのだが、
モロッコ以降、物価の安さもあってか
日程が延びに延び、
この B.A. での生活も
2週間が経過しようとしている。
今現在、資金の面では
決して潤沢とは言えない状況だ。
航空券のキャンセル料の返金問題もある。
( *仮予約のつもりが、帰国の便の運賃を
間違えて全額支払ってしまった件。
返金されるまでに2カ月ほどかかるとの事。
・孤旅 #186 ポルトガル →( スペイン )→ 機中泊 を参照。)
さらに 今後はクリスマスシーズンに突入する。
これから年明けまでの間、
どの観光地でも ホテル代や移動費が高くなることが
予想される。
予約も取りづらくなるので、
無暗に動くに動けない状態だ。
とりあえず、この宿にいる間は
1日 3000円 もあれば 生活は出来る。
もうしばらく、少なくとも 年が明けて
諸々の料金が通常に戻ってくるまでは
ここに腰を落ち着けていた方が良いのではないか・・・。
そう自分に言い聞かせる。
また1週間、2週間と滞在が延びて、
残りの資金がだんだん少なくなっていくことに
焦る気持ちも無くは無かったが、
居心地の良い空間と、
全てが無意味にも思える この怠惰な生活は、
底の見えない深淵を 安全な場所から覗き込んでいるかのようで、
その魅力に抗いきれない部分もあった。
いつでも抜け出せそうで、
結局 抜け出せなくなっている自分に対するジレンマ。
つまり、結局のところは、
私は まだ日本に帰りたくないだけなのだ。
まだ 何か決定的なことが足りていない気がする。
それが何かは分からないが、
自分を納得させることが出来る決定的な何かが・・・。
ただの無いものねだりなのかもしれないが、
まだ 旅を続けたい気持ちがある限りは
このまま日本に帰る訳はいかないのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・
そんなことを考えながら
いつものようにデフェンサ通りを歩いていると、
ちょうど良さそうな雑貨屋があったので、
そこに置いてあった手頃な値段の日記帳を購入。
赤いハードカバーに、中はルーズリーフ式になっていて、

全部で54枚綴り。( つまり 108頁 )
果たして この4冊目を書き終える頃には
この旅も終焉を迎えているのだろうか?
それとも、また新たな日記帳を購入することになるのか?
先のことは分からないが、
良くも悪くも
今まで以上に 内容の濃い一冊になることを願いたい。
宿に帰って、買っておいたピザと生ハムをビールのお供に
夕食を取った。
食後に、宿のオーナーの ヨウ子さん によって
今週末に行われる クリスマスパーティー の
食材を決める ミーティングが開かれた。
今泊まっているこの宿は、
他のホステル同様 基本的に素泊まりなので、
普段の食事については 勿論自分達で用意をする。
自炊するのに 各自キッチンを使わせてもらっているのだが、
季節ごとの大きなイベントの際には
お金を出し合って皆で調理をし、
パーティーを開くのが 恒例行事になっているらしい。
・・・・・・・・・・・・・・・
ヨウ子さんら 主に女性陣を中心に、
何を作りたいか、何が作れるかなどの話し合いが始まった。
皆で一つの場所で共同生活をするに当たって、
こういったイベント事は 欠かせないものだし、
皆でテンションを高めて 一つの事で盛り上がるというのは
全体的な結束力も生まれ
お互いを知る切っ掛けにもなるので、
私も積極的に参加したいとは思っている。
しかし、如何せん 料理の知識に関して人並み以下の自分には、
いまいち話の内容がピンと来ない。
元来、冷えたビールとそれに合うツマミがあれば
事足りる私にとっては、
何を食べるにしても不満は無いので、
正直 少し退屈な時間ではあった。
それでも、この遠い異国の地で開かれる、
‶ 真夏のクリスマスパーティー ” という響きに
何となくソワソワする感情もあった。
要は また楽しみが一つ増えたということだ。
・・・・・・・・・・・・・・・
ミーティングは、小一時間ほどで終わった。
解散後は 各々の部屋で床に就く者、
ロビーで自分の時間を過ごす者など様々だったが、
私はいつものように ロビーで、
1日の締めのルーティーンである
日記をつける作業に取り掛かる。
早いもので、
12月も すでに3分の2が過ぎようとしている。
日本では 師走 と呼ばれ、何かと忙しい時期だが、
私はと言うと、この地球の裏側で
毎日 抑揚のない日々を過ごしている。
いつまでもこんなことをしていて良いのかと
少なからず不安になるが、

一生に一度くらい、この南米で
‶ 真夏のクリスマス ” や、
‶ 真夏の年越し ” を経験してみたい気持ちもあるし、
今 日本に帰ったところで
すぐに仕事に就ける訳でもない。
せっかくなら、このだらけた生活を
もう少し楽しんでみるのも
悪くはないのかもしれない。
1日の歩数:7069歩( 5.4km )
1日の出費
食費
昼:なし( パスタ・ジェノベーゼ:買い置き )
夕:ARS 125( ピザ、生ハム、ビール×2 )
その他
ホステル:ARS 154
雑費:ARS 30( 日記帳 vol4 )
合計 約¥2318
ARS 1=¥7.5 *当時のレート

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