孤旅 #142 モロッコ

モロッコ トドラ峡谷 ティネリール 一人旅
峡谷に続く道 / トドラ峡谷

2016 10月23日(日) Todra Gorges

メリーさん一行 と 賑やかなドイツ人たち( トドラ峡谷2日目 )

モロッコ
トドラ峡谷
ティネリール
ホテル近くの風景 / トドラ峡谷

久し振りに ドミトリーでの宿泊となったが、

割と快適に過ごせた。

同部屋の二人が ( タケル君、ティアゴこと シゲ子ちゃん)が、

気を使わなくて良い人達だったからかもしれない。

それでも 早朝5時に一度起きてしまい、

二度寝をする。

7時ごろ 再び起き出して 1階のロビーへ。

昨日夕食を共にした 中国人のワンさんが

次の町に旅立つとのことで、

ティネリール行きのバスに乗るのを見送った後、

一人 峡谷の方へ散歩に向かう。

早朝のトドラ峡谷は 昨日の夕暮れ時とはまた違った色合いで、

他に観光客の姿もなく、落ち着いた雰囲気だ。

渓流を流れる水が、草履履きの素足に心地良い。

ひと通り散策して満足し、

宿に帰って朝食を食べる。

食後は 他の皆が外へ出掛ける中、

私は一人 居心地の良いロビーで、

本を読んだり YouTube の動画を漁ったりして過ごした。


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ティネリール
トドラ峡谷
ベルベル風オムレツ
昼食のベルベル風オムレツ。

昼過ぎになって 再び峡谷へ。

渓流沿いにある食堂で ベルベル風のオムレツを食べて、

また少し周辺を歩いて回る。

途中で、先に外出していた

キミ子さん、マリエさん、ティアゴ に遭遇した。

どこに行っていたのかと思えば、

峡谷にある土産屋で 一緒に雑貨を見て回っていたらしい。

女性というのは、本当に小物やら雑貨など

細々としたものが好きなようだ。

( 私には どれもいま一つピンと来なかったが・・・。)


再び町へ戻り、今度は 昨日も訪れた

この街のもう一軒の日本人宿

『 ピーナッツ 』 へ向かう。

昨日までは、トドラ滞在の後半は

そちらに移ろうかと思っていたのだが、

わざわざ宿を移るのも面倒だし、

今の 『 Flower 』 が思った以上に居心地が良いので、

それを伝えに行くためだ。

メインストリートを独り歩いていると、

向こうから見覚えのある人たちが歩いてくる。

ハシラビードでも一緒だったメリーさん夫妻と姪のヤマさん、

その他何人かのグループだった。

彼女たちは、今 ピーナッツに滞在しているらしく、

これから峡谷にトレッキングに向かう所のようだ。

私が これからピーナッツに行くところだと伝えると、

「 宿泊しないのなら、わざわざそれを伝える必要はないのではないか? 」

ともっともらしいことを言われた。

そう言われれば 確かにそんな気がしてくる。

昨日 ピーナッツの女将が、

宿のことをとても丁寧に説明してくれたので、

何となく泊まらないなら泊まらないと

直接伝えに行かなければと思い込んでいたのだが、

向こうにとっては迷惑な話かもしれない。

旅に出て長く異国にいることで、

その辺の感覚がズレていたのかもしれない。

それならばと、メリーさんたちと一緒に

峡谷の方に引き返すことにした。


道中、メリーさんは私に、

「 気に入った娘はいたか? 」とか、

「 今一緒に泊まっている女の人は何歳くらいか? 」など、

込み入ったことを しきりに聞き出そうとしてくる。

どうやら、この歳になっても未だ男やもめ( 未婚 )の

私のことを心配してくれているようだ。

ただし、私にとっては まるで親戚のおばさんのようで

全然有難くない。

あまり そちら方面に興味を持たれても困るので、

適当に言葉を濁して 何とか切り抜けた。

今日は午後から風が強く吹いていたため、

「 トレッキングするには風が強すぎる!」と言って

メリーさん一行は途中で引き返していった。

おかげで解放されたので、少しホッとした。


宿に帰った後は 特にすることもなく、

ロビーでまったりと過ごすことにした。

夕飯前に、知り合いのドイツ人グループとバイクでツーリングに行っていた

タケル君たちが戻って来た。

ドイツ人のバイク乗り3人( フランク、エヴァ、ジョージ )も

今晩この宿に泊まるとのことで、

かなり大人数での晩餐となった。

ただし、賑やかなのは良いが、

ドイツ人グループの男性二人、

フランクとジョージに食事制限があり、

( 今で言うビーガンのようなものか・・・)

魚とチキンが食べられないとのことで、

キミ子さんの苦肉の策で メニューがサラダとカレーになったため、

‶ ザ・日本食 ” が食べたかった私としては、

少し残念な結果となった。

それでも、何とか新加入の3人ともコミュニケーションを図って、

皆でワイワイと楽しい時間を過ごした。

・・・・・・・・・・・・・・・

*それにしても、ドイツ人の話す英語は

私にはとても聞き取りづらかった。

ドイツ語は英語に構造が似ているというが、

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トドラ峡谷

日本語との相性の問題か?

それとも私のヒアリング能力が極端に劣っているだけなのか?

( タケル君やティアゴは聞き取れていたようだった。)

向こうの言っていることが

明らかに理解できていないとバレている時もあったが、

笑って何とか誤魔化した。

それもご愛敬といったところか。

楽しい晩餐だった。


1日の歩数:14321歩(11.0km)

1日の出費

食費

昼:20DH(ベルベル風オムレツ)

その他

ゲストハウス:150DH(朝夕食込み)

雑費:11DH

合計 約¥1901

1DH=10.5 *当時のレート

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