孤旅 #152 モロッコ

モロッコ ザゴラ キョフテ・タジン 一人旅
目抜き通り沿いのレストランにて / ザゴラ

ザゴラ2日目

モロッコ
ザゴラ
朝日
朝日を見に町を散策する。 / ザゴラ

昨夜は、移動の疲れもあり

ベッドに入るなり あっという間に寝てしまった。

朝目が覚めると まだ6時半で、

外は暗く 何となく部屋でダラダラと過ごす。

昨日書けなかった日記を書いていると、

外もだいぶ明るくなってきた。

朝日でも眺めようと

外に散歩に出る。

街中は人もまばらで 閑散としているが、

乾いた空気が爽やかで 肌に心地が良い。

坂を下って 川の方へ行ってみる。

橋を渡り、ナツメヤシのオアシスがあるところまで来て、

散策には満足し、部屋に引き返すことにした。


まだ少し 眠り足りなかったこともあり、

昼ごろまでは 寝たり起きたりを繰り返し、

11時過ぎに 再び外出。

大きな目抜き通りを少し歩いたところにあるレストランに入り、

キョフテ( ミートボール )・タジンを注文。

その後、一応町のメインとされている

その周辺を散策してみる。

このザゴラも、モロッコの他の町と同じように、

中心にモスクがあり、その周辺には土産屋があるが、

通りを15分も歩くと店も途切れてくる。

その先へは 行っても何も無さそうだった。

帰りは 少し裏路地を入ったところを歩いてみるが、

別段 珍しいものも無く、

あっという間に宿に帰ってきてしまった。

他に観光するようなものが何もない、

まさに ‟ 砂漠に旅立つための町 ”。

その昔、キャラバン商隊が ‟黄金の都 ” と呼ばれた

モロッコ ザゴラ トンブクトゥ モニュメント
「トンブクトゥまで52日」と書かれたモニュメント / ザゴラ

トンブクトゥ( 現在のマリ共和国にある実在の都市 )に向かう際に

拠点となったのが この町だそうで、

宿の目の前には その記念碑が建てられている。

ここは、そういった町なのだ。

それが知れただけでも 満足だった。


午後は、部屋でゆったりと

映画を観て過ごすことにした。

まだ クリスマスまでには日があるが、

クリスマスと言えば定番の『 ダイ・ハード 』を見る。

これが 実に面白い。

初めて見たのは、中学生の頃だったと思うが、

当時は 「 まぁそこそこだな。」くらいにしか思わなかった。

細部に張り巡らされた伏線や、

登場人物の感情の機微が分からず、

アクションシーンにばかり目がいっていたからだろう。

当時は、シュワルツェネッガー や スタローン などの

見た目からマッチョで超人的なヒーローに憧れていたので、

ブルース・ウィリスがかもし出す

人間的なヒーローの渋味に気付いていなかった。

( それでも ハリソン・フォード は大好きだったが・・・。)

とにかく、クリスマス前夜に奮闘する

可哀そうな男の1日をたっぷりと堪能しながら、

午後の贅沢なひと時を過ごした。


夕方過ぎ、いつものように夕飯を食べに出掛けた。

昨日とは別のレストランで

チキンのグリルを食べる。

ワン・クォーター( 1/4 )と 量はそれほどではなかったが、

付け合わせのサラダとポテトを食べると

腹もだいぶ膨れたので 満足して帰った。

食後のミント・ティも含めて 400円弱だ。

返す返すも、モロッコの物価の安さには

感謝感謝だ。


そう言えば、昨日から11月に入った。

モロッコは、夜もそこそこ暖かいので忘れがちだが、

日本では、すでに季節が 秋から冬に移り変わる時期だ。

旅を初めて 5カ月弱、

モロッコに入ってから、ちょうど1カ月が経った。

モロッコ
ザゴラ
観光庁舎
モスク
町の中心部にある 官公庁舎とモスク / ザゴラ

まだ旅の出口は見えていない。

この旅にも、

どこかで区切りをつける時が来るのだろうか?

今はまだ、その日のことを想像出来ずにいる。

とりあえずは、行けるところまで行ってみよう。


1日の歩数:13340歩(10.2k)

1日の出費

食費

昼:45DH( キョフテ・タジン、ミントティ )

夕:37DH( グリル・チキン、ミントティ )

その他

ホテル:120DH

雑費:29.5DH

合計 ¥2431

1DH=¥10.5 *当時のレート

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