2016 11月14日 (月) Essaouira ~ Marrakech
古都 マラケシュ へ
朝 目覚めると、だいぶ体調が良くなっていた。
身体がダルかっったのは、二日酔いだけではなく
風邪や長旅の疲れなど、
他の原因もあったのかもしれない。
これなら、今日 マラケシュへ移動出来そうだ。
荷造りを済ませ、屋上のテラスで昨日の日記を付けていると、
いつの間にか9時を回っていたので
そろそろ出発することにした。
タキ子さんと タケル君に見送られながら 宿を出る。
タケル君は わざわざ民営のバスターミナルまで
見送りに来てくれた。
どこまでも 律儀な奴だ。
バス停で タケル君に最後の挨拶をして、
とりあえず 最初に 「 マラケシュ! マラケシュ!」と声をかけてきた
客引きのバスに乗り込む。
( am 9:30 出発 )
運賃は 80DH + 荷代 5DH と、
スプラトゥール と同じ料金の割りに バスはオンボロで、
各駅停車のように 頻繁に停まる。
これなら 国営の スプラトゥール にすれば良かったと後悔しかけたが、
民営のターミナルの方が マラケシュに着いてからの移動が
楽だとのことなので 致し方ない。
しょっちゅう停車はするが、トイレ休憩は無く、
pm 1:00 過ぎに バスは
マラケシュの 民営のターミナルに到着。
ここから マラケシュのランドマークとして有名な
フナ広場へ 徒歩で移動する。
思っていたよりも歩いて、
何とかフナ広場に到着。
調べておいた近くの安宿を何軒か当たってみるが、
2軒続けて断られてしまった。
3軒目のリヤド( モロッコ式中庭のあるホテル )でようやく空き部屋を見つけて
無事チェックイン。( Hotel Africia )
今 このマラケシュでは、COP22 という国際会議をやっていて、
世界中のメディアなど たくさんの人が訪れてきているらしい。
道理で シーズンオフなのに 満室のところが多い訳だ。
部屋に荷物を置き、俄然身軽になると、
早速 町に散策に出た。
フナ広場には すでに少しずつ出店や、
パフォーマーが出始めている。
中でも目を引くのは ヘビ使いで、
コブラ や ガラガラヘビ といった危険なヘビを使ったショーを行っているのだが、
意外にも 誰も写真を撮っている者がいない。
不思議に思いながらも、
少し離れたところから 隠れて撮影を試みたところ、
人垣の中にいる パフォーマーの仲間が突然やって来て
手首を捕まえられかけた。
要は ただの見物はOKだが、
写真や動画の撮影には チャージを取るらしい。
よくよく考えれば、見物人が自発的に出す投げ銭など
たかが知れているので、
撮影したい者から チャージを取るのは当然の話だ。
私は まだシャッターを押す前だったので、
‶ Not Yet !( まだ 撮ってないよ! )”
と連呼して 何とか難を逃れた。
危うく高額なチャージを払わされるところだった。
皆 最初からカメラを構えていないのは、
ロンリープラネット 等のガイドブックに
そこら辺の事情が書いてあって、
ちゃんと予習してきているのだろう。
私も一瞬焦ったが、これもまた面白いなと思った。
ギリギリのところで回避出来たのが スリリングでもあったし、
手首を捕まえに来たオジサンの ‶ 本気 ” が垣間見えたのが、
〈 突然 禍々しいところに来たな 〉というのが実感できて
少しだけ嬉しかった。
最近は、田舎の のんびりした場所を転々としていたので、
有名な観光地の怪しい空気感に
一気にテンションが上がる。
そのまま 広場の先にある 市場 の方へ行ってみる。
フェズ のメディナほど入り組んでいる印象は無いが、
様々な土産物屋や食堂、あらゆる商店があって
見ていて飽きない。
しかも 客引きがフェズ並みにしつこいと聞いていたが、
そういった者もあまり見かけない。
途中にある 猫のいるお洒落なカフェで
ミントティを飲んで休憩し、( 10DH )
大きなモスクの辺りで 一旦引き返す。
再びフナ広場を通ると、
まだ 夜までには時間があったが、
夜店の屋台の準備が着々と始まっていた。
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