孤旅 #173 モロッコ

モロッコ アルジャディーダ ポルトガルの貯水槽 La Citerne Portugaise 一人旅
ポルトガルの貯水槽 ‶ La Citerne Portugaise ”  / アルジャディーダ

アルジャディーダ観光( シタデル、ビーチ、ポルトガルの貯水槽 etc. )

モロッコ
アルジャディーダ
城壁
メディナ
砲台のある城壁の端からメディナ( シタデル )を見下ろす。
/ アルジャディーダ

昨夜も 深夜に一度目が覚めてしまい、

途中だった映画を 最後まで鑑賞してから、

二度寝する。

再び起きると、すでに朝9時を回っていた。

最近 割とよく眠れるようだ。


外出したいところだが、

朝から雨が降っている為、

なかなか思うようには出ることが出来ない。

昼ごろになって ようやく雨も止んできたので、

まずは メディナの中を散策する。

メディナの城壁に上って周回してみるが、

さほど大きくないので

15分とかからずに 一周出来てしまう。

一旦 メディナの外に出て、

海岸沿いの道を進んでみる。

しばらく行くと、

モロッコ
アルジャディーダ
ビーチ
アルジャディーダのビーチ。雨がちだったこともあり 人はまばらだった。

長いビーチが見渡せる通りに出た。

夏場であれば 海水浴客がたくさん押し寄せるのであろうが、

今はもちろん冬なので だいぶ閑散かんさんとしている。

少し歩いたところに カフェがあったので、

休憩がてら 立ち寄っていくことにした。


今回宿泊している宿に Wi-Fi の環境がない為、

カフェの Wi-Fi でネットに繋いで

LINE の受信欄をチェックする。

先日 ユミ子さんの郵便物を送る際に、

預かったお金の 余った分を返金したいのだが、

実は その手段に頭を悩ませていた。

一応 ユミ子さんからは

返金用の日本の口座を聞いてはいたが、

遥か遠方の国 モロッコから

どうやって 日本の口座に送金をすれば良いのか、

その手段が分からなかった。

あまり先送りにしたくなかったし、

電子マネーやらネットバンキングでの送金も考えたが、

何分 そういった部分にはうとたちなので、

遂行するのは なかなか手強そうに思えた。

しかし、ここで あることをひらめいた。

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こういった場合、実妹じつまいに頼るに限る。

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日本にいる妹に金額を立て替えてもらい、

帰国後に返せば良いのだ。

海外から日本の銀行口座に振り込むのは難しくても、

日本から 日本にある銀行口座に振り込むのは

容易たやすいことだろう。

善は急げだ。

妹に LINE で送金の件を依頼すると、

快く引き受けてくれた。

とりあえず これで

抱えていた問題の一つは解消された。

折角なので、次の訪問先の調べ物に

少し時間を費やしてから

店を出た。


モロッコ
アルジャディーダ
ピッツェリア
ピッツェリアでピザを注文。味は良かったのだが・・・。

次に、腹ごしらえをすべく

近くのピッツェリアに入り、

ピザを注文。

生地もモッチリしていて

なかなかに美味ではあったが、

代金の38DHディルハムに、チップも含めて

40DH ( 約440円 )を払って出ようとしたところ、

43DH ( 約473円 )だと言われた。

メニュー表に 古いものと新しいものがあって、

見せたのは新しいメニュー表だと言い張るのだが、

どう思い返しても、店員が持ってきたのは

古い方のメニュー表だったし、

向こうも それは認識していたはずだ。

たかだか 数十円の違いではあるが

こちらも引き下がれず、

40DH だけ渡して店を出た。

どうにも 後味の悪い話だ。

初めから 表記と値段が違うと言ってくれれば

良さそうなものだが・・・。


その後、メディナの中に戻って

有名な観光地の 『 ポルトガルの貯水槽 』( ‶ La Citerne Portugaise ” )

を見学する。( 10DH=約110円 )

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モロッコ
アルジャディーダ
メディナ
シタデル
ポルトガル人地区
メディナ内にある教会。ポルトガル統治下時代の影響を感じる。

これは 後から知ったことだが、

この アルジャディーダのメディナ( シタデル )は、

16世紀に ポルトガル人によって建てられたもので、

その後、2世紀に渡ってポルトガル人が占拠、

統治していたとのこと。

( 中国の マカオ特別行政区 や、

マレーシアの都市、マラッカ のようなものか・・・。)

その影響で、建築や文化は

当時の雰囲気を色濃く残している。

メディナ内には、モロッコには珍しい

キリスト教の教会もあった。

道理どうりで 町の雰囲気が

モロッコの他の都市とは違う訳だ。

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世界遺産との触れ込みと、

さほど高くない入場料に釣られて

試しに入ってみることに。

大きな施設でないとは聞いていたが、

実際 入ってみると 本当に狭い場所で、

10分とせずに観光を終えた。

それでも、地下の井戸に天窓から光がさして

反射する光景は幻想的で美しく、

その様子を きっちりと画像に収めた。

その後、一旦部屋に戻り休憩。

夕方ごろ 再び外出して

安食堂でチキン・グリルの夕飯を取り、

少し散歩した後 帰路に就いた。


今日1日で だいたい

アルジャディーダ の町は見尽くした感じだ。

小さな町だが 落ち着いた雰囲気で、

人もマラケシュのように多くなく、

何と言うか ゴミゴミしていない。

客引きもほとんどいないし、

さほど見る場所が多い町ではないが、

けっこう居心地の良い場所だった。

夏の泳げる時期であれば

もう2~3日滞在しても良さそうなところだが、

この季節では さすがに手持ち無沙汰になりそうなので、

明日には カサブランカに移動しようかと思う。


ただ、たった2日間の滞在ではあったが、

この町が、心和む 忘れがたい場所になったのは確かだ。

モロッコ
アルジャディーダ
新市街
街並み
アルジャディーダの新市街にて。田舎らしい落ち着いた雰囲気の町だった。

訪れてみて 本当に良かった。

やはり 旅をしていて、

心に何も残らない町というのは

そうそうないように感じる。

どんなに小さく地味な町でも、

訪れれば何かしら

心をとらえるものがあるものだ。

そう改めて 実感した1日だった。


1日の歩数:14651歩( 11.2km )

1日の出費

食費

昼:40DH( ピザ、コーラ )

夕:32DH( グリルチキン、コーラ )

その他

ホテル:80DH

入場料:10DH( 『 ポルトガルの貯水槽 』)

雑費:17DH( ミントティ 11DH )

合計 約¥1969

DHディルハム=¥11 *当時のレート

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