孤旅 #185 ポルトガル

ポルトガル リスボン サン・ジョルジェ城 展望所 夕陽 一人旅
夕暮れ時のサン・ジョルジェ城 展望所 に集う人々 / リスボン

リスボン での1日 ( リスボン2日目 )

ポルトガル
リスボン
町並み
坂
坂の多い町 リスボン

今日は 色々と忙しい1日だった。

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周辺での観光をあきらめ、

今日一日を リスボンでゆっくり過ごすことにした私は、

まず最初に、使わなくなった荷物を全て

実家に送ってしまうことにした。

荷物の中身はと言うと、

各国で購入した サッカーチームのユニフォームとTシャツ。

日本から持参した DVD や Blu-ray の ディスクやプレイヤー。

その他 各地で買った 友人や家族へのお土産に、

旅先で仕入れた 地図やパンフレット 等々。

捨てるには忍びないが、

これから南米に向かう際に

現地では必要ないモノたちだ。

これは、単純に 荷物が重くなったきたのもあるが、

ヨーロッパ以上に治安が悪そうな南米で

大きな荷物を抱えて行動することで、

悪いやからに目を付けられるリスクを回避する狙いもある。

それに、飛行機に乗る際、

航空会社の規定以上に荷物を持ち込むと

追加料金を取られるので、

それなら いっそ日本に送ってしまった方が

都合が良いのだ。

これらの物を バッグに詰めて、

意気揚々いきようようと 郵便局へ向かった。


宿を出て リベルダーデ通り を南下し、

レスタウラドーレス広場 へ向かう。

途中にあるコンビニで ガムテープを買い、( ユーロ3 )

荷物を入れる適当な箱を探すも見つからないので、

これは郵便局で購入することにした。

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レスタウラドーレス広場 に面した

CTTシーティーティー( ポルトガル版の郵便局 )に到着。

しばらく待たされた後、カウンターでたずねると、

ちょうど良いサイズの箱を

切らしているとのこと。

仕方なく 一旦外へ出て、

その辺の路地にある個人商店を回り、

何とか それなりの大きさの箱を Getゲット

近くの公園で、買ってきたガムテを使い

箱を組み立てる。

ガムテの質が 日本と違い粗悪な為、

かなり苦戦するも、何とか仕上げて

再び 郵便局へ向かった。

入り口で警備員に 改めて手順を聞くと、

「 整理番号が入った紙を取って待っていろ。」とのこと。

しかし、待てど暮らせど

私の順番が回ってこない。

20分ほど待っても音沙汰おとさたがないので

カウンターの職員に聞いてみると、

いつの間にか 私の番は飛ばされてしまっていたようだ。

慌てて 入り口の警備員に 文句交じりに事情を説明し、

何とか列に割り込ませてもらう。

しかし、やっと自分の番が来て

支払いをする段になって 驚いてしまった。

重量としては 4kg 弱の小包こづつみだったが、

何と! 郵送料が €85.5( 約10000円 )もするのだ!!!

では、いくらなら適切な値段かというと

そこまでピンとは来ないのだが、

モロッコで ユミ子さんの荷物を日本へ送った時は、

この箱の倍くらいの大きさで

8000円くらいだったと記憶している。

サイズとの比率で言えば、

半額以下だ。

徐々に旅の資金が減っていく中、

予算を切り詰めながら 日々を過ごしている私にとって、

1万円の出費は なかなかの痛手だ。

すでに パッキングも伝票の処理も終えた後なので、

今更 「 やっぱり 止めます!」とも言いがたく、

渋々 支払いを済ませた。

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何となく 釈然しゃくぜんとしない気分だ。

ポルトガル
リスボン
ロシオ駅
ロシオ広場
ロシオ駅周辺。奥にロシオ広場の噴水が見える。/ リスボン

こんなことなら 少々危なっかしくても、

モロッコにいる間に送ってしまえば良かった。

それでも、要らない荷物を送ってしまったことで

身も心も軽くなり、

何となく スッキリした気分だった。


ポルトガル
リスボン
ロシオ広場
バーガーキング
ロシオ広場のバーガーキングで 昼食を取る。

腹も減ったので、気を取り直して

ロシオ広場 のバーガーキングにて昼食を取る。

街中で貰ったクーポンを使って、

チーズバーガーのセットに加え、

少し贅沢に ナゲットにビールが付いたセットを頼んだ。

これで たったの €4.3 (=約525円 )だから

安いものだ。


ポルトガル
リスボン
コルメシオ広場
リスボンのランドマーク。コルメシオ広場と凱旋門。

昼間から ほろ酔い加減になったところで、

午後は 市内観光に時間を費やそうと、

とりあえず テージョ川 沿いにある

コメルシオ広場 を目指す。

『 深夜特急 』にも出てくる、

二本の柱が建つ印象的な埠頭ふとう( カイス・ダス・コルナス )

で有名な場所だ。

象徴的な凱旋門、

広場を囲む豪奢ごうしゃな建物を見ながら周辺を散策。

ポルトガル リスボン カイス・ダス・コルナス コルメシオ広場
二本の柱が印象的な埠頭 カイス・ダス・コルナス / リスボン

快晴に恵まれた為か 観光客も多く、

海からの風も心地良い。

一通り歩いて回って満足したので、

昨日間違えて買ってしまった リスボアカード を使って、

電車で Cais do Sodré 駅から

世界遺産が集中するという ベレン地区 へ移動。

ジェローニモス修道院や、

海沿いにたたずむ、大航海時代を記念して造られた、

‶ 発見のモニュメント ” ( Padrão dos Descobrimentos )

を軽く流し見て、

1時間ほど滞在した後

ポルトガル
リスボン
ベルン地区
‶ 発見のモニュメント ”
‶ 発見のモニュメント ” は残念ながら改装中。/ ベルン地区

再び セントロ ( 中心街 )の方へ戻った。

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何故なぜ それ程までに急いで引き返したかと言うと、

今日こそは 日が暮れる前に

サン・ジョルジェ城 に着いておきたかったからだ。

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