
2025 4月14日(月) Tokyo ~ Hong Kong (Part②)
空港から市内へ移動

( Part① からの続き )
バスに乗車後 数分で
空港ターミナルに到着。
エスカレーターや長い通路を延々歩かされ、
次に ターミナル間を繋いでいる
電車に乗る。
二つ先の終点に着くまでの間、
空港の Free-Wi-Fi に繋いでみる。
宿泊するホテルにチェックインが遅れる旨を
伝えておきたかったが、
予約サイトに載っているのは電話番号だけで
メールのアドレス等は載っていない。
かと言って、海外で携帯での通話は
なるべく控えたいところ。
〈とりあえず何とかなるだろう。
後は 野となれ山となれだ。〉
腹をくくって 入国審査に向かった。
・・・・・・・・・・・・・・・
成田空港の時と同様、
簡単になった入国審査を ‶秒”で終わらせ、
申告するものも無いので
税関も素通り。
あっけなく到着ロビーに出た。
ロビー右側にある、
自然の滝を模した巨大スクリーンの映像が
嫌でも視界に入る。
十数年ぶりなので
あまり覚えてはいないのだが、
この空港もだいぶ近代的になったような気がする。
時代の流れとは 早いものだ・・・。
そんな感慨に浸ったのもつかの間、
早速 エアポートエクスプレスの乗り場を探す。
香港のエアポートエクスプレスは、
空港と市内を結ぶ直通列車で、
市内への移動手段としては最速とのこと。
乗り場の手前に自動券売機があったので、
まずは一緒に売っていた
オクトパスカード(日本の Suica のようなもの)を購入。
(香港$178=約3300円)
このカードで 香港の主な公共交通機関は
ほぼほぼ乗車出来るらしい。
次に 本命のエアポートエクスプレスのチケットを
購入しようと試みるも、
タッチパネルの画面が壊れているのか
画面が全く動かない。
近くにいたおばさんが世話を焼いてきて
何とか買わせてくれようと試みるが、
画面に反応がないのでは
どうしようもない。
券売機で買うのはあきらめ、
おばさんに礼を言った後、
近くにあるインフォメーションセンターに行ってみる。
聞いてみると、
九龍地区の中心部に行くなら
エアポートエクスプレスではなく
バスで行った方が良いとのこと。
どうやら エアポートエクスプレスでは
市内には行くことは出来るが、
今回 泊まるホテルがある
油麻地(Yau Ma Tei)の近くには停まらないらしい。
「Bus Terminal」の看板の表記に従い
先を急ぐ。
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空港の外に出たところで
ターミナルらしき場所を発見。
大きなロータリーに せわしなく
バスが出たり入ったりを繰り返している。
入り口の掲示板で確認すると
油麻地行きは A21番のラインとのこと。
標識の前の列に並んでいると
5分ほどでバスがやって来た。
早速 さっき買ったオクトパスカードを使って
乗車する。
空いていたので、
景色の良い2階の席に腰を落ち着けた。

流れる景色を眺めながら
バスの Free-Wi-Fi を使って
現在位置を確認する。
空港があるのは
ランタオ島というエリアらしい。
すでに暗くなった道を
バスはひたすら進んで行く。
途中、日本の川崎のコンビナートのような
工場地帯を通る。
近未来的で幻想的な風景。
町が近付くにつれ 光の量が増してくる。
徐々に郊外から 市街地へと入ってきているのだ。
バスは 九龍地区のメインストリート
彌敦道 に出た。
この辺りまで来ると、
何となく見覚えのある景色が増えてくる。
旺角(Mong Kok)駅を過ぎたところで降車。
この辺りは 恐らく
夜市で有名な 女人街 の近くだろう。
宿はもう目と鼻の先だ。
ここまで来ると
チェックインは大丈夫だろうと思えてきた。
何せ すでに11時を回っているのにも関わらず、
開いている店舗の数が多いし、
人通りも普通にある。
よくよく考えてみれば、
香港は早くから 東京以上にグローバルな国際都市であるし、
私のような 外国からの旅行者の扱いには
ホテル側も慣れているに違いない。
今更焦ることもないだろう。
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バスを降りたところで
周囲を見渡してみる。
漢字だらけの看板に2階建てバス。
タクシーの列の上に輝くネオン。
日本に似ているが、どこか違う。

やはり ここは紛れもなく異国の地なのだ。
「あぁ、今自分は 香港にいるんだ・・・。」
と 急に実感が込み上げてきた。
異国情緒あふれる夜の香港の街に、
自然と胸が高鳴ってくる。
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