
2025 4月21日 (月) Macau ②
決戦!カジノ・リスボア(8日目) Part②

( Part① からの続き )
セナド広場を通り過ぎ、
新馬路 を南東の方角へ進む。
町中のどこからでも視認出来る
グランド・リスボア・ホテルの姿を睨みつけながら、
鼻息荒く歩いて行く。
いつも思うのだが、このグランド・リスボアの外観、
まるでテレビゲームに登場するラスボスのアジトのようだ。
そういった意味では、今の私の心理状態も
ゲームの主人公のそれと似ているかもしれない。
まさしく これからラスボスに挑む気分だ。
遂に カジノ・リスボア のホールに到着。
来るのは 二日ぶりだ。
まずはトイレに行って小用を済ませる。
外はまだ蒸し暑かったが、
会場の冷房が効きすぎている場合を想定して
あえてジーンズを履いてきた。
全ては いざという時に判断を鈍らせないためだ。
ドリンクコーナーで水分を補充し、
いざ本番だ!
・・・・・・・・・・・・・・・
心を落ち着かせるため、
一度 場内をグルっと一周してみる。
この間も見た ‶番攤″の卓や
大人気 ‶バカラ″の卓もあるが、
私が打つ卓は ‶大小″一択だ。
一昨日来た時は
週末ということで最低Bet額が上がっていたようで、
入り口近くの 大小 の二つの卓の最低Betは、
先日の$300から 今日は$100に下がっていた。
この$100の卓から賭け始めても良かったのだが、
やはり当てた時の儲けが少ないからか、
張っている人が誰もがいない。
大きなホールに入ってすぐ右側にも三つ 大小 の卓があって、
ここも以前 最低Betが$500だったのが
大小を当てる二択の場合が$200、
ゾロ目などの高額配当には
$100から賭けられるように変更されていた。
ここは 入り口の卓よりは掛け金は高額だが、
$100 から賭けられるということで人気らしく、
人が群がっている。
私は直感で感じた。
〈今日の主戦場はここだ!〉
香港$1000(=約18500円)をチップ10枚に換えて、
いざ参戦。
横に三つ並んだ各卓の出目を見ながら
好機を待つ。
大 または 小 の出目が続いて
大と小に掛け金が出揃ったところでゾロ目に賭けるのが、
沢木耕太郎から受け継いだ(?)
私のスタイルだ。
これは 大と小に一回一回賭けていたのでは
資金がすぐに底をついてしまうという
資金的に弱者であるがゆえの戦い方なのだが、
今まで不思議とあまり負けたことがない。
ただし 『深夜特急』の昔と違い、
大小自体が、今やバカラや他のゲームに
人気を譲ってしまっているため、
当時のような会場全体の盛り上がりというのは期待できない。
同じ目が続いたところで
会場が盛り上がらなければ
掛け金の高騰も期待できないため、
カジノ側もそこまでそこに注力するとも思えない。
と言うのも、
(あくまで ディーラーが出目を操れるという前提での話だが、)
皆の掛け金が釣り上がったところでゾロ目を出して
「カジノ側の総取り」となったところで、
張っている人が少なければ、
カジノ側の利益もたかが知れているからだ。
そんな勝負にわざわざ
ディーラーが細工をするとも思えない。
となると、あとは確率の問題になってくる。
(*この辺の話は、以前のブログ、
弧旅 #212 (番外編) 香港、マカオ に記載。)
あとは臨機応変に挑むだけだ。
まずは様子見をしながら賭けていく。
ゾロ目のチャンスはそうある訳ではないので、
最初はシンプルに張る。
大 が続いてる卓の流れに乗って大に賭けてみたり、
あえて 小 に逆張りしたりしてみるが、
増えたり減ったりで
大きなコインの変動はなかった。
そんな風にちまちまと賭けながらも、
過去の出目が表示されるスクリーンをちらちら覗きながら
その機会を伺う。
しばらくゾロ目が出ていない卓に焦点を絞って
ふいにゾロ目に賭けてみたり、
大 とゾロ目の二通りに張ったりという具合で賭けてみるが、
そう簡単に当たるはずもなく、
一進一退の展開が続く。
結局、ゾロ目を当てる以外は確率は2分の1だから、
よほど大きく張らない限りは
大きく稼ぐことは出来ない。
コインの微細な増減を繰り返し、
残りが8枚($800)になったところで、
ふと ホール側にある
最低Bet $300 の卓に目が移った。
その卓では すでに 小 が3回続いていて、
今新たに 小 が出た後だった。
これで 小 の目が4回続いた訳だ。
張っている人数は少ないので、
ディーラー側はわざわざ意図的にゾロ目を出す必要は
無いだろう。
となれば、流石に5回連続で 小 はないだろう と、
次の瞬間、私は 大 に$300をつぎ込んでいた。
勝負の瞬間・・・。
出た目は 小!
しかし、これで次に出る目が 大 になる確率が
更に高くなった訳だ。
次こそは 大 だと、
半ば 大 が出るのが確実であるかのように
更に$300を 大 にBet。
しかし 今回も出た目は 小 !
・・・・・・・・・・・・・・・
二回続けて外してしまったことで、
私の頭の中はちょっとしたパニック状態。
$600 (=約11000円)というそこそこの金額を
一瞬で溶かしてしまったのだから
無理もない。
出るはずの 大 が何故出ないのか?
すでに残りのチップは2枚($200)。
この卓は 小 が連続する前にゾロ目が出ているので、
まだしばらくゾロ目は出そうにない。
財布の中にはまだ
何かあった時のために$100が入っている。
もう$100をコインに換えて
もう一度 大 か 小 どちらかに張ろうか、
それとも他の卓に流れようか・・・。
と、迷っている間に次のターンが始まってしまった。
出た目は 大 。
ここで少し冷静になってみる。
$100分のコインを追加して
もう一度この台で挑戦したところで、
返ってくる額は$300だけだ。
それにすでにこの卓の 小 が続く流れは途切れてしまったから、

次にどちらが出るか予想するのは難しい。
さっきも言ったが、
そもそも 大か小の二択で張ったところで、
一度に増えるのは$300だけだ。
やはり勝負するには
ゾロ目を狙うしかない。

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