
2025 4月23日 (水) Hong Kong ②
最後の夜 (10日目) Part②

( Part①からの続き )
部屋で2時間ほど休憩し、夜の散策に出た。
まずは歩いて 廟街夜市 へ向かう。
重慶大厦 を出て、ネイザンロード を北上し、
いつものように 佐敦道 を左に折れる。
もうこの辺りは何度も通っているので
地図を見なくても歩けるくらいだ。
廟街 の門をくぐり、食べ物の屋台を抜け、
しばらく歩くと 油麻地天后廟 に出る。
初日の夜に行った食堂を過ぎたところで
再びネイザンロードへ。
前から目を付けていた 油麻地 駅近くの点心の店で
この旅最後の晩餐を取ることにした。

入店すると、一番奥の空いている席に通された。
最初に接客してくれたスタッフに
広東語で何か聞かれるも、
案の定 何を聞かれているのかさっぱり分からない。
しばらくすると英語の話せる女性のスタッフが来て、
丁寧に説明してくれた。
彼女が言うには、
まずは飲むお茶を先に注文しろとのこと。
流石に ‶ 飲茶 ″だけはある。
ここは ジャスミン茶 を選択。
料理の注文は、テーブルに置いてある紙の
料理名のところにチェックを入れて店員に渡す
日本でもよくあるシステム。
いちいち店員と会話する必要が無いので
こちらとしてはありがたい。
Google の翻訳機能を駆使して頼んだのは、
海老とニラの餃子、
海老と野菜の餃子、
チキンと椎茸の炊き込みご飯 の3品。
何故か海老の餃子が二つになってしまったが、
そこはご愛敬。
・・・・・・・・・・・・・・・

少しすると料理が運ばれてきた。
ちゃんと蒸篭に入っているのが、
いかにも本場といった感じ。
いざ 実食!
味の方は申し分なし。
蒸篭 で蒸してあるからか、
独特の風味があって とても美味しい。
これで 香港$87(=約1600円)というのだから、
かなりコスパは良いと思う。
最終日に念願の点心をこの値段で食べれて
大満足だった。

その後、旺角 の女人街を軽く冷やかし、
スーパーで友人のお土産用のインスタント麺を購入。
旅の最後を締めくくるべく、
最後にもう一度ビクトリア・ハーバーの夜景を見ようと、
スターフェリーのターミナルを目指す。
ところが、旺角 からメトロに乗って
尖沙咀 で降りるつもりが、
間違えて手前の 佐敦 で降りてしまい、
そこからひたすら歩くことに。
時間が気になったので調べると、
フェリーの最終の便が pm 11:30 とのこと。
帰りの便に乗れないとマズいと思い、
少し急ぎ足で向かう。
ターミナルに着いたのは pm 10:30。
船に乗る前に目の前のマックで
ソフトクリームを購入。
冷たく甘いソフトクリームを頬張りながら、
そのままフェリーに乗船する。

『深夜特急』でも幾度となく登場する
このスターフェリー。
約50年前に沢木耕太郎が食べたソフトクリームとは
もちろん違うはずだが、
最終日の夜に 気持ちだけでも
その世界観に浸りたかった。
・・・・・・・・・・・・・・・
たった $4(=約74円)の豪華な航海。
最後のクルーズを満喫しながら、
今回の旅について考える。
今の香港は、『深夜特急』で沢木が見て感じた
あの荒々しかった頃の香港ではなくなってしまったのだろうが、
今には今の香港の良さがあるはずだ、とも思う。
時代と共に人も街も変わっていくものだし、
その流れは止められるものではない。
ただ今回、深圳や広州など中国本土での散策で、
沢木が当時の香港で感じた
人々のエネルギーや荒々しさのようなものを
少しだけ感じられたような気がした。
まだまだ雑な部分も目立つが、
やはり中国の人々の勢いや発展の速度には
目を見張るものがある。
日本人も、
「中国は未だに粗雑で洗練されてないから、
まだまだ日本には及ばない。」
などと上段からモノを言うような態度では、
一昔前のイギリスのように、
他の近隣諸国にいつの間にか追い越され、
遅れを取ってしまうだろう。
そんな懸念さえよぎってしまう。
・・・・・・・・・・・・・・・
それと同時に、どんどん近代化される中国に
一抹の寂しさも感じる。
次に中国を訪れた時には
すでに今回のような中国ではなくなっているかもしれない。
香港が前回のそれと違っていたように・・・。
香港島に着き、少し埠頭の近くを散歩した後、
結局 手持ち無沙汰になり、
すぐにまた復路のフェリーに乗り込んだ。
船上から中環のビル群のネオンを眺めながら
感慨に耽る。
泣いても笑っても これが最後だ。
明日 日本に帰国し、
明後日からはまたいつもの生活が始まる。
そう思っても、昨日感じたような虚無感は
不思議と湧いてこなかった。
それは 今日一日で旅の終わりが現実的になったことによる
諦めの気持ちからくるものもあるが、
帰国へのリミットが迫る中、
日常に戻った自分の姿を想像した時に、
普段の生活もそれほど悪くないということに
思い当たったからでもある。
それを再確認できたことが嬉しかったし、
また 職場の皆に会いたくなってきた。
・・・・・・・・・・・・・・・

そんなことを思いながら、
船上から見える景色を眺めていた。
「もっと楽しめたのではないか?」とは
もう思わない。
今回の旅だって
最高だったじゃないか!
いつだって 旅は最高なのだ!
1日の歩数:26749歩(18.7km)
1日の出費
食費
昼:$228(ハマグリのボイル、ビール)
夕:$87(飲茶3点)
その他
ホテル:$238.5
交通費:$76.5(長州島往復、メトロ、トラム)
土産代:$157(クッキー、インスタント麺)
雑費:$40.5(マンゴー饅頭)
合計 約¥15309
香港$1=¥18.5 *当時のレート
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