中村俊輔 永遠のファンタジスタ #6

サッカー
永遠のファンタジスタ 中村俊輔

南アフリカW杯以降

前述の通り 南アフリカワールドカップの直前、

親善試合でなかなか結果の出ない中、

戦術変更に踏み切ったチームにおいてレギュラーを外された俊輔は、

サブ組としてチームを盛り上げようと努めるも、

大会期間中 自身の中で苦悩し続け、

結局ほとんど出場機会を得ることなく

失意のうちに大会を終えた。

敗退となったパラグアイとの試合後 代表の引退を示唆。

以降は所属チーム、横浜F・マリノスでのプレイに専念することとなった。


ドイツワールドカップでは

体調不良により目立った活躍が出来ず、

今度こそはとリベンジのつもりで挑んだ南アフリカワールドカップ。

オシムから岡田体制に代わってからも、

チームの中心として代表を牽引してきただけに、

主役の座を本田ら若手メンバーに奪われ、

自らはほとんど試合に出られずに大会を去ることになり、

本人も相当悔しいものがあっただろう。

後日 本人のインタビューでも、

大会当時を思い出して「 本当にキツかった。」と

過酷だったその心境を語っている。

32歳とすでにベテランの域に入っていたことを考えれば、

このまま徐々にキャリアも下降線を辿り、

数年後には地元クラブのマリノスで、

愛されながらひっそり引退というストーリーもありえたかもしれない。

しかしここで終わらないのが 俊輔が俊輔たる所以である。

2013年 マリノスに復帰して4年目のシーズン、

俊輔は再び日本サッカー界のメインキャストとなる。

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