孤旅 #82 スコットランド

スコットランド グラスゴー セルティック・パーク 一人旅
憧れのセルティック・パーク / グラスゴー

幻のユルネバ ( 君は一人じゃない )

その後スコアは動かず 試合は4対1のままで終了。

終了のホイッスルが鳴ると

またしてもスタジアム全体に大きな歓声が沸いた。

私も隣りの席の若者と握手をして

ホームチームの快勝を祝った。

勝利の後はてっきり

チームのアンセムになっている

You’ll Never Walk Alone ” ( ユルネバ ) の大合唱が始まるものと思っていたのだが、

皆続々と席を立ち 帰り始めた。

肩透かしを食らった気分だ。

埼玉に住んでいた頃

よく浦和レッズの試合を観に行っていて、

レッズが勝つと最後に必ず

ロッド・スチュワートのヒット曲として有名な

Sailling ” の替え歌を全員で歌うのが決まりだった。

5万人近くでの大合唱は本当に凄い迫力で

それが聞きたいが為 何度も埼玉スタジアムに通ったものだ。

サッカーの本場英国で 埼スタと同じように

皆でチームアンセムを歌って聴けたら最高だと思っていたのだが、

今回は無かったようだ。

( よくよく調べると、ユルネバは必ず歌うわけではなく、

宿敵レンジャースとのオールドファーム・ダービーや

チャンピオンズリーグなど重要な試合にしかやらないそうだ。)

昨日せっかくiTunesで原曲を買って歌詞を覚えてきただけに

残念だった。


ゆっくりと会場を後にして

ファンショップを冷かして帰る途中、

初老の男性に声をかけられた。

「 どこから来たの? 」との問いに

「 日本からです。」と答えると、

私の手を握り、

「 Oh!!Nakamura!! 」

と嬉しい様子だった。

私も嬉しくなって 冗談のつもりで、

「 Do you remember him? ( 彼を覚えている?)」と聞くと、

彼は一旦目を瞑り、

何かを思い出すかのような表情で首を数度振った後、

「 He was so Fantastc !!」と

感慨深げに言った。

話を聞くと 昔日本に住んでいたことがあるらしく、

懐かしく思って声をかけてくれたらしい。

しかも日本が誇るファンタジスタ 中村俊輔を

これほど愛して止まないサポーターにまた出会えたのだ。

ほんの数分の出来事だったが、

日本人としては嬉しくも誇らしい瞬間だった。


グラスゴーの市内に戻り

再びバスに乗ってエディンバラへ戻った。

宿の近くにスーパーを見付けて

そこで夕飯を買って帰る。

色々な疲れもあってか

スコットランド
エディンバラ
公園
エディンバラの公園にて

夕飯を食べて日記を書いていると猛烈に眠くなってきて、

書いている途中で寝てしまった。

( 今は明けて、翌朝7時に日記を書いている。)

憧れのセルティック・パークでの観戦は

最高の体験だった。


1日の歩数:26288歩(20.2km)

1日の出費

食費

朝:£5(ホットドッグ他)

昼:£6.5(フィッシュ&チップス)

夕:£6.4(ジロス・・ポテトとミート、

チーズマカロニ)

その他

ホテル:£47.3

交通費:£11.4(バス ↔ グラスゴー)

入場:£27.5(セルティック × アバディーン)

雑費:£6.9

合計 約¥14430

£1=¥130*当時のレート

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