2016 8月29日(月) Stonehaven ~ Aberdeen
石造りの町 アバディーン
寝心地の良いベッドのおかげで ぐっすり眠れた。
今回の宿は朝食付きのプランなので
朝起きて 早速下へ降りて行くと、
宿のオーナー夫人に食堂に案内された。
いくつかのコースから選べるらしく、その中から
スコティッシュ・トラディショナル・ブレックファーストを頼む。
メニューの裏側に値段が書いてあって、
この スコティッシュ・トラディショナル・ブレックファースト( 長い!)
は £9 もするらしい。
心配になって改めてオーナー夫人に確認すると、
ちゃんと宿代に含まれているとのこと。
出てきたのが トーストに紅茶、
それにソーセージ、ベーコン、目玉焼きにハンバーグと、
とにかくプレートいっぱい山盛りで
素晴らしい内容だった。
まさにイメージ通りの、
量もたっぷりのいわゆる英国式朝食だったので、
喜んで全て平らげた。
部屋の調度も良く、シャワー トイレも付いていて、
朝食もこの豪華さなら、
一泊 6000円 弱でも安いものだ。
すっかり満足して夫人に礼を言い、
一旦部屋に戻った。
何やかんややっていると あっという間に時間になったので、
あわててチェックアウトを済ませた。
少し坂を下ったところのバス停から
アバディーン行きに乗車。
乗ったのは高速バスではなく いわゆる路線バスで、
一か所 一か所 バス停を経由しながら進んで行く。
am11:10 ごろ、アバディーン駅のバス・ロータリーに到着。
さて ここからが問題だ。
今日の宿のチェックインの時間が16時半以降となっており、
まだ5時間近くある。
とりあえず荷物の預かり所があったので聞いてみると、
丸一日預けて £2 という事だった。
意外に安かったので早速大きい方のリュックを預ける。
受付けのおばさんがけっこう入念に荷物のチェックをしていて
だいぶ時間を取られたが、
( *どうやら爆発物のチェックをしていたようだった。
最近ニースなどで起こった
ヨーロッパ圏でのテロを警戒してのものか・・・。)
最後にはアバディーンの地図をくれて、
ちょっとした観光案内までしてくれた。
アバディーンの町に繰り出すと
今までの町とは雰囲気が違う。
町全体が鉛色一色なのだ。
石造りなのか コンクリートのようなものなのか定かではないが、
他の町のように建物に色が無く
原色のままにしてあるような感じだ。
ちょっと新鮮な光景だった。
時間が有り余っていたので
とりあえず海洋博物館にでも行ってみようと歩いていると、
町中にある靴屋と言うか、
衣類全般を扱っている個人商店のショーウィンドウに
お手頃なスニーカーを発見した。
最初 見間違いかと思ったが、
値札には £8.95 と書いてある。
ロンドンで靴を探していた時は
セール品でも £30 以上するものばかりだったので、
確かめるべく入ってみる。
中にはコンバースのオールスターによく似たスニーカーがあって、
店主に『 これいくら? 』と聞いてみると
確かに£8.95 で間違いないらしい。
自分に合ったサイズを出してもらい試着すると、
履き心地もまずまずだったので
購入することに決めた。
とんだ掘り出し物だった。
その後 歩いてすぐのところにある
海洋博物館に行ってみる。
荷物預り所のおばさんが言っていた通り
無料で入れたので良い暇つぶしになった。
色々な展示を見て行くと
なぜか日本の鎧のようなものが飾ってある。
よくよく説明を読んでみると、
日本の幕末に日本の財団との友好の記念にと
トーマス・グラバーに送られた品らしい。
グラバーと言えば 長崎のグラバー園でしか知らなかったが、
何とこのアバディーンの とある商社から
日本に派遣された人物らしい。
意外なところで この町と日本との繋がりを知れて
少し嬉しかった。
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