孤旅 #124 モロッコ

モロッコ シャウエン 猫 一人旅
青と猫の街 / シャウエン

まったりした午後

モロッコ
シャウエン
カスバ
青の街
青が映える小路 / シャウエン

パンツを乾かすついでに 昨日朝食を取ったカフェで、

チョコクレープとミントティーを頼んで

しばらく休憩する。

宿に戻ると、すでに午後2時近くになっていた。

パンツもおおよそ乾いて 違和感もなかったので、

そのまま履き続けることにした。


落ち着いたところで、

部屋で『 インディ・ジョーンズ 』のDVDを観る。

この季節のシャウエンは 朝夕は涼しいくらいだが、

日中はやはり まだ暑く、

地元民も 昼は活動せずに屋内にいて過ごすのが基本スタイルだ。

ヨーロッパ圏を旅している間は、

急かされるように移動しては 観光していたから、

なかなか のんびりしている暇がなかった。

今回のような、昼と夜の部に分けての滞在は久し振りだったので、

とても新鮮に感じる。

シリーズ1作目の『 レイダース 』はエジプトが舞台で、

同じ北アフリカのアラブ地域で観るのも面白いかと思って

観始めた。

( 今回の旅でも、旅先で映画を観るために

わざわざポータブル Blu-rayプレイヤーと

ディスクを持ってきた。

今のご時世なら、と言うか2016年当時でも

PCやタブレットがあれば いくらでも代わりになるのだが、

何となくだが 前回の旅から

ポータブル・プレイヤーを持ってくるのが習慣になっていて、

今回も前回に倣った形だ。)

記憶が確かなら、『 レイダース 』のロケ地は

チュニジア辺りだったと思う。

劇中のカイロ市内の街並みも モロッコに似てなくもないが、

やはりこちらの雰囲気とはだいぶ違っていた。

どちらかと言うと、

スペインの コルドバ や タリファ の街並に近い。

ただ、悪役が頭にターバンを巻いていたりするのが、

どこか中東や北アフリカを思わせる。

久し振りに観る『 レイダース 』だったが、

今観ても 断然面白い。

1981年の作品だから、公開されてからすでに35年経ってはいるが、

普通に楽しく観れるのは、( 私の思い出補正もあるが、)

やはり 若く乗りに乗っていた当時のスピルバーグ監督の、

天才的な演出が冴えまくっているからだろう。

人によっては 内容が無いだとか、

楽しいだけで観た後何も残らないと

否定的な意見もあるようだが、

そこにこそ 見出せる価値もあるのではないだろうか。

娯楽に徹していて 何も残らないかもしれないが、

35年経った今でも定期的に見返してしまうし、

だからこそ凄いのだ。

むしろ普遍性さえも感じてしまう。

古くなろうが、

面白いものは やはり面白いのだ。


鑑賞中、iPad に昨日のマサヤ君からメールが届いた。

モロッコ
シャウエン
青の小路
シャウエンの小路

今日 これから シャウエン に戻ってくるらしい。

わざわざ連絡してくるなんて、律儀な奴だ。

こちらから 夕飯でもどうかと返信したが、

なかなか返事が来ない。

腹も空いてきたので、

会食はあきらめて

一人で出てしまうことにした。

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