
アイト・ベン・ハッドゥ 場内を散策

その後は、アイト・ベン・ハッドゥ の内部を
隈なく観て回った。
カスバ自体は それ程大きなものではないが、
道は少し入り組んでおり、
土産物屋などもあちこちにあって、
その中にも 生活感が垣間見える部分がある。
ここにもやはり、小さいながら
コミュニティが存在しており、
坂の斜面を利用して生活しているという点では、
映画『 ロード・オブ・ザ・リング 』に出てくる
要塞都市エドラス のようでもある。
実際に この アイト・ベン・ハッドゥ は、
『 グラディエーター 』など 多くの映画の
ロケ地として使われているそうだ。
この箱庭感が なんとも興味深い。

その後 集落跡の上方部にある丘に登ると、
小屋が一つだけ建っていて、
その高台から 周囲の景色を見渡せた。
何もない 真っさらな荒野が広がり、
その中にポツンと、このアイト・ベン・ハッドゥ の要塞都市が
オアシスとして存在している。
見渡す限りの その雄大な景色は、
なかなかに壮観だった。
一度 集落跡を出て、カスバとは反対側にある小さな丘に登り、
全景がよく見える場所で写真を撮ったところで満足したので、
観光を終えて 帰路に就くことにした。

/ アイト・ベン・ハッドゥ
再び さっきの川を渡ると、
来た時とは違う 豪華な三ツ星ホテルの前の広場に出た。
歩き回って少し疲れたので、
目の前にあるカフェで カフェオレを注文。( 10DH )
一息ついた後、再び グラン・タクシーを見付け、
乗り継ぎ地点の Oued Maleh に戻り、
ワルザザート 行きのバスを待つ。
特にどれということもなく 手頃なバスを待つが、
なかなか 通りかかるものがない。
バスは諦めて、停まっていたグラン・タクシーと交渉し、
そのまま ワルザザート の町まで戻ることにした。( 20DH =約210円 )
町に到着後、スーパーで買い物をしてから
一旦部屋に戻る。
しばらく過ごした後、夕方 再び食事を取りに外へ。
近くのレストランに入り、
スパゲッティ・フロマージュ( チーズ・スパゲッティ )と
ハリラ・スープを頼む。
” チーズ・スパゲッティ ” と言うからには
カルボナーラのことかと思って待っていると、
出てきたのは ただ茹でたパスタにチーズが乗っただけの
まさに ” チーズ(・ オン )・スパゲッティ ” だった。
そもそもパスタに塩味が付いていないため、
味もそっけもなく、ほぼ無味といってよい。
たまらず ボーイに頼んで塩を持って来てもらい、
たっぷり振りかけると、
何とか食べられるくらいにはなった。
旅先で出されるもの、大概のものは食べられると自負している私だが、
さすがにこれはキツかった。
以前 インドのブッダガヤでも、
やはり同じような チーズ・オン・スパゲッティを食べたことがある。
どうも インド人もモロッコ人も、
欧米の食べ物を間違えて解釈しているようだ。
通りがかった ボーイが、
「 Good ? ( 美味しいか?)」と聞いてきたが、

いつもなら サムアップで、
「 Good!!( 美味しい!!)」と答えるところ、
あまりの ” 美味しくなさ ” に
「 Good!!」とは 流石に口が裂けても言えなかった。
食後は寄り道せずに部屋に戻った。
今日は 目的の一つだった
アイト・ベン・ハッドゥ も無事観光できた。
ワルザザート での滞在は今日で最後にして、
また明日には 次の町へ向かおうと思う。
1日の歩数:16399歩(12.6km)
1日の出費
食費
朝:20DH( オムレツ・セット )
夕:33DH ( チーズ・スパゲッティ、ハリラ・スープ )
その他
ホテル:80DH
交通費:45DH( グランタクシー×2、バス )
入場:10DH( アイト・ベン・ハッドゥ 個人エリア )
雑費:48DH( カフェオレ、クッキー、トマト )
合計 約¥2478
1DH=¥10.5 *当時のレート

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