2016 11月18日 (金) Marrakech
ピザが無い町 と 異国での頼まれモノ( マラケシュ5日目 )
今朝は早目に起きたので、
8時過ぎから散歩に出かけた。
朝のフナ広場は 出店も少なく、
夜毎繰り広げられる カオスな祭りの後の静けさで、
あちこちにゴミが散乱していた。
近くの商店街も まだ閉まっている店が多く、閑散としていて
まるでシャッター商店街のようだが、
ここも もう少し時間が経つと
いつもの 賑やかな通りへと 様変わりするのだろう。
ひと通り歩いて宿に戻ると まだ10時過ぎで、
昼飯には早いので
ホテル屋上のテラスに上がって 本を読む。
今読んでいる小説は 伊坂幸太郎の 『 PK 』という作品で、
文章自体はスラスラと読めるのだが、
内容がいまいち入ってこない。
タイムパラドックスの話らしいのだが
今のところ 全容がうまく掴めていない状況だ。
伊坂幸太郎の作品は 今回初めて読んだのだが、
正直 何故彼の本がそこまで売れているのかは
まだ分からないままだ。
昼ごろ、食事を取りに出かけた。
フナ広場に面したレストランに入って
メニューにある ピザを頼んだのだが、
「 今日は ピザ 無いよ!」と一蹴されてしまった。
仕方なく 昨日昼食を取った食堂に入り直して
再びピザを注文。
しかし、ここでもピザは品切れとのこと。
・・・・・・・・・・・・・・・
一体全体、メニューに載っている料理が
2軒続けて ‶ 無い ” などということが
あるのだろうか?
しかも、頼んだのは 特に珍しくもない
何の変哲もない マルゲリータ・ピザだ。
それとも 今日が金曜だから、
このマラケシュ市内から
ピザが 消えてなくなってしまったとでも言うのか?
不思議な話だ・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・
謎は尽きないが、
何とか 代わりに頼んだハンバーガーを食べて 腹ごしらえ。
( 幸い ハンバーガーは町から消えていなかったようだ。)
これはこれで 味も量もなかなかのもので、
食べ応えがあった。
最近は 何となくだが、モロッコ料理ではなく、
ピザやハンバーガーなど
日本でも慣れ親しんだ食べ物を
体が欲しているような気がする。
そろそろ モロッコ料理にも
少し飽きがきているのかもしれない。
市場の奥にある 猫カフェでお茶をして帰り
部屋でくつろいでいると、
ドアをノックする音がする。
向かいの部屋に泊まっている
ユミ子さんが訪ねてきたのだ。
どういった用件かと思い 話を聞いてみると、
以下のような内容だった。
・・・・・・・・・・・・・・・
〈 マラケシュで大量に買った土産物などの荷物を日本に郵送したいが、
今日がモロッコの国民の休日らしく、
郵便局が休みで送れなかった。
明日 もう一度行ってみるが、
土曜日も やはり休みかもしれないから
送れない可能性がある。
自分は 明日ここを出発してしまうので、
最悪の場合 代わりに荷物を送ってくれないだろうか? 〉
・・・・・・・・・・・・・・・
最初聞いた時は、
「 ちょっと 面倒な案件だなぁ・・・。」
と思わなくもなかったが、
特に何の予定もないが時間だけは腐るほどある身 であるのと、
やはり 若い女の子の頼みとあれば
無下には断れない性格 というのも相まって、
最終的には 快く引き受けることにした。
どうせ 暇なのだ。
それに 考え方によっては、
代わり映えの無い日常に、
頼みごとを聞いてあげてそれを遂行する という
一つのタスクが生じる訳だ。
それはそれで 面白いかもしれない。
用件も済み、せっかくなので、
「 この後、夕飯でも一緒にどうか? 」と 軽く誘ってみたが、
ここ2~3日の 私の胃の不調を配慮してか、
「 1、2食抜いた方が、胃がスッキリしますよ!」
と諭されてしまったので、
その提案も あっさりと引っ込めざるを得なかった。
もしかしたら 本当に私を気遣ってのことかもしれないが、
その後 何も言ってこないのは
ただ やんわり断られただけなのだろう。
タキ子さんと3人の時は、
その存在が良い意味でクッションとなり
特に意識することもなかったが、
やはり オジサンと二人での会食は
ハードルが高いのかもしれない・・・
と、勝手に納得することにした。
彼女のアドバイス通り、
夕飯は慎ましく ヨーグルトとジュースだけで済ませて、
少し胃の中をスッキリさせることにした。
まずは 何をするにも
体調を整えてからだ。
1日の歩数:15910歩 ( 12.2km )
1日の出費
食費
昼:35DH( ハンバーガー、スープ )
夕:4DH( ヨーグルト×2 )
その他
ホテル:80DH
雑費:28DH
合計 約¥1617
1DH=¥11 *当時のレート
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