#197 アルゼンチン

アルゼンチン ブエノスアイレス ラ・ボンボネーラ ボカ・ジュニアーズ スタンド B.A. 一人旅
試合終了後のスタンド席にて / ラ・ボンボネーラ

サッカー漬けの一日 ( ラ・ボンボネーラ での観戦 )

アルゼンチン
ブエノスアイレス
B.A.
ラ・ボンボネーラ
ボカ・ジュニアーズ
スタジアム前で記念写真を撮るボケンセたち / ラ・ボンボネーラ

昨日まで、ここ B.A. ブエノスアイレスでの生活は

雨とも寒さとも無縁だったが、

今日になって 朝から雨の兆しがあった。

空気も心持ち ひんやりしていて

肌寒く感じる。

そんな中、今朝も私は

相も変わらず早朝に起床。

しかし、今日はいつもと違い

起きる目的があった。

アルゼンチン時間の7時半から、

クラブワールドカップ の決勝が行われるのだ。

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クラブワールドカップ は、

全世界のサッカークラブの頂点を決める大会で、

国ごとの世界一を決めるワールドカップ のクラブ版だ。

各大陸のクラブチーム王者が一斉に会して、

トーナメント方式で優勝を争う。

4年に1度開催される ワールドカップ とは違い

1年に1度開かれる同大会は、

その時代ごとの最新の戦術や

しゅんなトップ・プレイヤーが観られる大会でもある。

(* なお、クラブワールドカップ も2025年以降

4年に1度の開催に 運営方式が変更。)

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今回、アジア勢で初めて決勝進出を決めた

日本の鹿島アントラーズが、

今回のヨーロッパチャンピオン、

ブエノスアイレス
アルゼンチン
B.A.
ボカ・ジュニアーズ
送迎バス
迎えのバスで いざ!ラ・ボンボネーラへと向かう.

あの ‶ 白い巨人 ” こと レアル・マドリード と対戦するとあって、

Jリーグのチームが 世界のトップレベルを相手に

どれだけ通用するかという意味でも

注目の試合だった。


試合開始1時間前の am 6:30 ごろ起床。

am 7:15 にはベッドから起き出して

テレビの前に陣取る。

するとすでに サッカー好きの ヒロアキさんも

ちゃっかり起き出してきていた。

流石 本物のサッカー好きは、サッカーの試合を見る為なら

睡眠時間を犠牲にすることをいとわない。

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am 7:30、遂にキックオフ!

前半早々 R・マドリード が FWベンゼマのゴールで先制する。

モドリッチのシュートが弾かれたところを

きっちり詰めていた ベンゼマの

ポジショニングの良さが光るゴールだ。

格下の鹿島としては嫌な展開だ。

しかし、試合序盤での失点が

鹿島イレブンを浮足立たせるかと思いきや、

逆に 過度な緊張から解放されたのか、

CB昌子しょうじ を中心としたディフェンス陣が何とか食らい付き

その後 欧州王者に追加点を許さない。

前半終了間際、

鹿島は 日本代表MF柴崎 のゴールで追いつき

スコアは1-1の同点のまま ハーフタイムへ。

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後半、勢いに乗った鹿島は、

再び MF柴崎 が豪快なミドルシュートを叩き込んで

レアル相手に1点をリードする。

予想外の展開だ。

しかし、そこから本気になったレアルの底力ときたら

流石と言う他なかった。

後半15分に FW C・ロナウドのPKペナルティーキックで同点に追い付くと、

試合は延長戦へ。

延長前半に C・ロナウド がベンゼマのスルーパスに抜け出し

3-2。

延長前半終了間際、

C・ロナウドが三度みたびゴールネットを揺らして、

最終スコアを 4-2とし、

レアル・マドリードが前評判通り

クラブ世界一の栄冠に輝いた。


やはり本気になったレアルは凄まじかった。

特に 中盤を組み立て先制点の起点となった

MFモドリッチは センスのかたまりのようだったし、

相手を舐めていたのか 不必要なフェイントを多用し

前半 チームのブレーキとなっていた FW C・ロナウド も、

勝負所となる後半以降 抜群の決定力を発揮し、

終わってみればハットトリックという

今年のバロンドーラーの名に恥じない活躍ぶりだった。

しかし、そんな中、

開催国枠での出場ながら 決勝まで勝ち進んだ

鹿島の健闘も光った。

地味ながらも 確かな技術と勤勉なチームプレイで

レアルを一瞬だけでも慌てさせたことは、

今後の日本サッカー界にとっても

プラスになる出来事だ。

個人的には この試合2得点と大活躍だったMF柴崎には、

早いタイミングで海外に出て活躍してもらい、

この日対戦した モドリッチ のように

試合全体を掌握しつつ、ゴールも決めれるような

現代的なプレーメイカーを目指して欲しいところだ。


そんな訳で、朝から大興奮で ‶ 前哨戦 ” を観終えた後

さすがに眠くなった私は、

夜の ‶ 本番 ” に備え

昼ごろから 仮眠を取ることにした。

3時ごろに再び起き出して

何となく そわそわしながら

送迎のバスを待つ。

この時点では まだ雨足が残っていて

若干の不安があった。

コヤマさん( 宿のオーナー)の話では

雷が鳴っていると

試合が中止になる場合もあるとのこと。

今後の予定が詰まっている訳ではないので

順延ならそれでも構わないのだが、

ここのところの私は、今日の試合に向けて

モチベーションを維持してきた部分があるので、

アルゼンチン
ブエノスアイレス
B.A.
ラ・ボンボネーラ
ボカ・ジュニアーズ
近くでバスを降り 徒歩でスタジアムへ向かう。

出来る事なら テンションが最高潮に高まった

今の状態で試合に臨みたかった。

そんなことを思いながら待機していると、

pm 4:30 過ぎ、

遂に ツアーガイドが 宿に迎えにやって来た。

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