弧旅 #213 (番外編) 香港、マカオ

広州 南越文王墓 博物館 南越王博物院 アジア
南越王博物院 入り口付近/ 広州

広州観光(南越王博物院)

広州
街並み
駅前
広州鉄道駅近くの街並 / 広州市

出発時間近くになったので、

バスターミナルに向かった。

バスは am 10:20 に出発。

席は 8番ということで自分の席を探すが、

各席に番号が振られていないので

適当に3列目の一人席に座る。

バスは高速を通って広州市に向かう。

車中イヤホンで、

奥田民生の『イージューライダー』や

『水曜どうでしょう』のテーマ曲でお馴染み、

樋口了一の『1/6の夢旅人』などを聴いていると、

「いよいよ旅に来ているな・・・。」と実感する。

・・・・・・・・・・・・・・・

面白かったのが、

最近中国でもシートベルト着用がうるさくなってきているらしく、

バスの前方にあるテレビのモニターで、

実際に起こった事故の生々しい映像を

ひたすらリピート再生していることだ。

被害者の顔もモザイク無しで映っていて、

ちゃんと本人なり遺族の許可を得ているのか

見ているこちらが心配になる。

もしかしたら無事ではすまなかった人もいるだろうに、

まさか本人も 後世まで

バス車内の教材ビデオとして

延々と顔を晒され続けることになるとは

思っていなかっただろう。

デジタルタトゥーどころの騒ぎではない。

これもまた中国か・・・。


広州
南越王博物院
南越文王墓
遺跡
博物院中庭にある王墓が保存されているドーム状の建物 / 南越王博物院

少し渋滞していたため、

広州のバスターミナルには pm12:45 に到着。

徒歩で 南越王博物院(南越文王墓)に向かう。

ここは14年前にも訪れたことがあって、

その名の通り前漢時代の南越国王の墳墓がある場所だ。

ターミナルからは少し離れていて、

鉄道駅からメインストリートを歩いて南下し、

30分ほどで到着。

着いてみると 確かに見覚えはあるのだが、

まるで違う場所のようだ。

まず、建物の色が違う。

以前訪れた時は、

もっとレンガの色が淡いピンク色だった気がする。

そして何より、この観光客の多さだ。

14年前は、朝早かったこともあるが、

入場客は私一人で

ほぼ貸し切り状態だった。

それが今や、学生の団体などもいて

にぎわいの様子。

もしかして違う町での記憶と

思い違いをしているのではないかと

若干 いぶかしみながらも、

とりあえず 館内に入ってみることにした。


広州
南越王博物院
南越文王墓
階段
遺跡
石室に続く階段。ドーム内部では 発掘された王墓が見学できる。/ 南越王博物院

チケット売り場で 10元(約200円)を支払って入場。

正面が上り階段になっていて、

上がっていくと2階が展示物のコーナー、

3階の奥が裏の中庭部分と地続きになっていて、

その先に王墓が保存されているドーム状の建物がある。

内部を見学しているうちに徐々にではあるが、

昔の記憶が蘇ってきた。

確かにここは

私が以前 訪れた場所に間違いないようだ

だとすれば、この盛況ぶりは 一体何なのだろうか?

14年間で もの凄い変わりようだ。

・・・・・・・・・・・・・・・

気を取り直して、観光に集中する。

2階、3階の展示物を見た後、

王墓の保管室を久し振りに見学。

この博物館の凄いのが、

発掘された約2000年も前の王墓を

丸ごと保存して展示しているところだ。

広州
南越王博物院
南越文王墓
玉衣
王がなくなる時に身に着けていた玉衣など、
貴重な出土品を展示。 / 南越王博物院

言ってみれば、エジプトのファラオの墓を

縦横に切り取って、

そのまま見られるようにしているようなものだ。

その割りには日本での知名度も

それほど高くない気がする。

14年前当時も、

こんなに貴重なものが、

こんなにひっそりと展示されていて良いのかと

疑問に思ったものだ。

ようやく日の目を見ることになったのかと思うと

嬉しい限りだ。


王墓を見た後、進路は別館に続いていて、

今度は 3階から展示物を見ながら

下層に降りていく構造になっている。

こちらは先ほどの本館以上に膨大な展示物の量だったが、

あまりじっくり観ていると

この施設だけで1日が終わってしまういそうなので、

後半は見学もそぞろに

流し見でやり過ごした。


今回、珠海、広州に来た理由は、

14年前に訪れた場所を

もう一度この眼で見ておきたいと思ったからだ。

もう二度と訪れることはないと思っていた場所に

再び訪れるチャンスがこんなに身近にあるとは

思っていなかった。

だが日本を出る前、

珠海であればマカオから簡単にできるという

単純なことに改めて気付いた時には、

少なからず 心がザワついたものだ。

それなら、ついでに広州まで足を延ばしてみようということで

今回の遠征に至った訳だ。


とりあえず当初の目的である

思い出の地巡りの一つ目は達成できたのだが、

如何せん、前回来たのは14年も前の話だ。

広州
南越王博物院
金印
博物館
博物館には歴史の教科書にも出てくるような金印も展示 / 南越王博物院

実は広州が思い出の地とは言っても、

この博物館以外にこれと言って思い出せる場所は無かった。

どうしたものだろう・・・と途方に暮れていても

仕方がないので、

〈歩いていれば そのうち思い出すかもしれない。〉

と思い直し、

ひとまず気が向くままに町を探索してみることにした。

・・・・・・・・・・・・・・・

~ 香港、マカオ編(7日目) Part② に続く ~

Prime Video(Amazon.co.jp)に登録
独占配信のAmazonオリジナル作品や、人気の映画やTV番組をお楽しみいただけます。 いつでも、どこでも視聴できます。今すぐ無料体験を始めましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました