孤旅 #39 クロアチア

トローギル 一人旅
トローギル の小路

トローギル の町と 道中で感じたことなど

クロアチア
トローギル
カメルレンゴ城
カメルレンゴ城 / トローギル

トローギルはドゥブロブニクを更に小さくしたような町で、

しかも、こちらの方こそ細かい小路がたくさんある

迷路のような町だった。

迷いながらようやく宿に辿り着いて、

3階のレセプションらしきところに着いたが

誰もいない。

仕方なく屋上まで上がってみると、

ランニング姿のおじいさんが洗濯をしていた。

どうやらこの人が宿のオーナーらしい。

気の良いオーナーはすぐに宿泊の手続きをしてくれた。

英語が通じないので

言っていることも全く分からなかったが、

その場の雰囲気とジェスチャーで何となく理解は出来る。

立派な髭と少しゴツ目の体格から、

今読んでいる『 老人と海 』の主人公と何となくイメージが重なった。

( 性格は全く違うようだったが。 )


少し散歩をした後 部屋で洗濯を済ませ、

夕方 また外出する。

それにしても 昨日のドゥブロブニクからなのだが、

夕方にもなると かなり涼しい。

天候が悪いのと、だいぶ北の方に来たせいもあるが、

短パン、Tシャツだけでは無理なようだ。

むしろ海風が強いので ウィンドブレーカーが要るほどだ。

適当なレストランで安いピザでも頼もうかと思ったが、

どこも寒そうだし、節約もしなければならないので、

今日もスーパーとコンビニで我慢することにした。

屋台でエビを鉄板で焼いたものをパンに挟んだ

エビバーガーを買ったのだが、

見て想像したような味ではなく、少しがっかりだった。

あとは部屋で酒でも飲みながら、

日記を書こうかと思う。


〈 ドゥブロブニク ~ トローギル間 〉

*往路と同じように復路も海側の席に座って

車窓から美しい景色を眺めることが出来た。

ただ 今日は少し曇りがちだったこともあり、

海の景観も前回ほどではなかった。

往路の道中では、海岸沿いの小さな町の 

小さな海辺で海水浴している人を見かけては、

「 こんなところに住めたらいいだろうな・・・。

ずっとではなくても、一カ月くらいのんびりできたらな・・・。」

などと思っていたのだが、

天気が薄曇りだと、

あれだけにぎわっていたビーチも人がまばらで、

なんだかうらびれた寂しい場所のように感じてしまう。

良い面だけを見て住んでみたいと思うのと、

実際住むのとでは

当たり前だが全然違うようだ。


クロアチア
ドゥブロブニク
東欧の田舎町
ドラクエ
東欧の田舎の風景

* その代わり、今日印象的だったのは、

東欧の田舎の風景だ。

本当に何もない( 田んぼも畑もない )ところに

町や村がポツンとあって、まるでドラクエの世界のようだった。

こんなところに住んだらさぞかし退屈だろうが、

景色としてはとても興味深く、浪漫を掻き立てられた。

( 住みたいと言っている訳ではない。)


* 今回の宿だが、一応二つ星ホテルということもあり、

部屋も広く、ソファーなどの家具も揃っていて、

もちろんトイレもシャワーも付いている。

しかも旧市街のど真ん中というか にぎやかな区画にあって、

本当に言うことがない。

最近の旅ではネットでホテルを簡単に予約出来るので、

次の町に着いてから探す手間が省けて

観光に集中出来る。

ただ、東南アジアやインドを旅したの時のように、

値段を巡ったちょっとした揉め事やハプニングは起きないので、

そこにいささか物足りなさを感じるのは、

贅沢な悩みなのか。


1日の歩数:10668歩( 8.2km )

1日の出費

食費

昼:35kn( ハンバーガー )

夕:32kn( エビバーガー、ウィンナーパン)

その他

ホテル:270kn

交通費:153kn( バス、荷物代20 )

雑費:34.1kn

合計 約¥8124

1kn(クーナ)=¥15.5 *当時のレート

ヨーロッパの世界観

老人の執念の物語

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