孤旅 #69 ドイツ

ドルトムント ジグナル・イドゥナ・パルク 一人旅
ドルトムントのホーム側応援席 /ジグナル・イドゥナ・パルク

2016 8月14日(日) Dusseldorf ( ↔ Dortmund ) ②

バイエルン・ミュンヘン × ボルシア・ドルトムント ( 試合開始 )

ドイツ
ボルシア・ドルトムント
バイエルン・ミュンヘン
ドイツ・スーパーカップ
ついにキックオフ! / ドイツ・スーパーカップ

〈 #68からの続き 〉

午後8時半 キックオフ。

前半はドルトムントが見事な連携を見せる中、

香川やデンベレが個人技でシュートまで持っていったりと、

主導権を握っていた。

可哀そうだったのがフンメルスで、

今シーズン( よりにもよって )ドルトムントから

バイエルンに移籍を果たした彼には、

ボールを持つたびにドルトムントサポーターから

容赦ないブーイングが浴びせられていた。

自分もその流れに乗って ブーイングに加わってみる。

そうすると もう何年も前からここで

チームを見続けて来たかのような気持ちになる。

我らが香川真司も、

持ち味である繊細なボールタッチと視野の広さを活かして

しっかりとドルトムント攻撃陣のタクトを振るっていた。

しかし ノイアーを中心に守備の堅いバイエルンからゴールは奪えず、

0-0のスコアで前半を終えた。

改めて考えてみると( 考えてみなくても )、

この面子の中で普通にスタメンを張っている香川の存在が

同じ日本人として誇らしく思える。

しかもドルトムント攻撃陣の中心として機能しているし、

イマジネーションの点では 他の選手達より秀でてすらいる。

前半は どちらかと言うとドルトムントペースだったと言って良かった。


しかし後半に入ると、ドルトムントの優位は

あっという間に覆されてしまう。

まずチリ代表MFヴィダルがシュートを放ち、

こぼれたところを自ら詰めて バイエルンが先制。

そして さんざんブーイングを浴びせられていた

フンメルスのヘディングでの折り返しを、

ミュラーが合わせて 2-0 とされてしまう。

後半も何度となくチャンスを作っていたドルトムントだったが、

やはりこの日もバイエルンGKノイアーが素晴らしく

再三に渡って決定機をストップしていた。

攻撃面でも リベリーは今一つだったが、

ミュラーやヴィダルは面白いように相手の裏を取って

バイエルンの攻撃を活性化していた。

逆にドルトムントは 先制された後は

攻撃の際もなかなか有効なスペースを見つけ出せず、

香川のドリブルも不発に終わってしまう。

結局スコアはそのまま動かず、

2-0 でバイエルンの勝利。

バイエルンの勝負強さと 層の厚さが際立つ結果となった。

香川もボールには絡むが ゴール前の迫力という点では今一つで、

絶対的なエースと言えるような存在感は無かった。

ロイスやゲッツェのような、

ドイツ
ドイツ・スーパーカップ
ボルシア・ドルトムント
バイエルン・ミュンヘン
ウォーミングアップ
ウォーミングアップをする両チーム / ドイツ・スーパーカップ

フィーリングの合う選手が欠場していたのも

影響したかもしれない。

応援していたドルトムントは敗れてしまったが、

ヨーロッパのトップレベルのサッカーを体感出来た

素晴らしい試合だった。

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