孤旅 #82 スコットランド

スコットランド グラスゴー セルティック・パーク 一人旅
憧れのセルティック・パーク / グラスゴー

スコティッシュ・プレミアシップ セルティック×アバディーン( キックオフ )

グラスゴー
セルティック・パーク
セルティックFC
試合前
試合前の様子 / セルティック・パーク

予定通りpm3:00 にキックオフ。

試合自体は 元々戦力の充実しているセルティックの横綱相撲で、

それに何とか対抗しようとするアバディーンという図式となった。

しかし ‶ 横綱 ” のはずのセルティックだが

バックラインや中盤での信じられないミスが多く、

アバディーン相手でも手こずっている印象だ。

やはりレベルで言うと

ヨーロッパのトップリーグには程遠いと感じてしまう。

しかし観客の目は肥えているのか

ちょっとした味方のミスでもブーイングが起こるし、

前が向ける場面でバックパスを選択した時などにも

容赦ないヤジが飛ぶ。

この辺はJリーグのサポーターにも

見習っていただきたいところだ。

いつも一本調子で歌っているだけが応援ではないのだ。

試合は セルティックFW グリフィスの

股抜きからの素晴らしいゴールの後、

一度は追いつかれるも、

これまた素晴らしいパスでの崩しから

セルティックが再度リードを奪ったところで前半終了。


ハーフタイムに入り トイレに行って戻ってくると、

二つ隣りの席の お爺さんサポーターがやたら話しかけてくる。

スコッチ訛りが強くてなかなか聞き取れず

最初は戸惑ったが、

「 俊輔が好きで 一度訪れてみたくて来ました。」と伝えると、

色々と当時の事を話してくれた。

( とは言っても、内容は半分も理解できなかったが・・・)

特に俊輔の事を ‶ Fantastic だった ” と言ってくれたのは

自分の事のように嬉しかった。

二人でスタジアムをバックに写真を撮って、

なかなか言葉が通じないながらも

異国間交流を図った。

後半が始まってからは 隣りの席の人が戻ってきたので

自分もゲームに集中することにした。


後半も展開は変わらず、

基本的にセルティックが攻めて、

アバディーンは少ないチャンスでカウンターを狙う。

サポーターもだいぶ温まってきて

あちこちからヤジや怒号が飛び交う。

途中交代で 今回私が注目していた

パトリック・ロバーツ と ムサ・デンベレ が出てきた。

ロバーツは非常にタッチが柔らかくスピードもあって

左利きながら逆ウィングとして

右サイドからの崩しを担っていた。

ドリブルにスピードも切れもあって見ていて楽しい選手で、

何せ相手が相手だけに いとも簡単にかわせてしまう。

サイドを起点にして何度も突破を試みては

いくつも見せ場を作っていた。

一方 デンベレはと言うと、

YouTube の動画で見た時は フィジカルに優れた良い選手に見えたが、

調整が上手くいっていないのか 体がフィットしておらず

能力を発揮するより前に

味方サポーターからブーイングを受けていた。

その後 セルティックがPKとFKで加点して

スコアを4対1とした。

4点目のFKが決まった時点で

話しかけてくれたお爺さんサポーターは、

スコットランド
グラスゴー
セルティックFC
セルティック・パーク
壁画
スタジアム外のレジェンドたちの壁画 後に俊輔の姿も加えられることに

帰り時間が遅くなるからと言って帰って行った。

お爺さんだけでなく、

周りのサポーターたちもゾロゾロと帰り始める。

もう試合が引っくり返ることは無いと判断したのだろう。

お爺さんとは軽く握手をして別れた。

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