孤旅 #143 モロッコ

モロッコ ティネリール トドラ峡谷 日曜市 一人旅
人で賑わう青空市場 / ティネリール

2016 10月24日(月) Todora Gorges ~ Tingher

ティネリールの青空市に行く ( トドラ峡谷3日目 )

モロッコ
ティネリール
青空市場
ティネリールの青空市はこの人だかり・・・。

今朝は7時に起きて、

洗濯をするため 近くの川へ向かう。

「 川へ洗濯へ・・・。」などと言うと

まるで昔話のようだが、

この土地では 至って普通のことらしく、

実際に川辺に来てみると、

水も澄んでいて 特に問題は無さそうだ。

足首まで冷水に浸かって洗濯物を浸し、

手洗いでそそくさと洗濯を済ませる。

宿に戻って朝食を取り、少しまったりした後、

10時過ぎに キミ子さんたちと連れ立って

青空市場スークへと向かった。


モロッコ
ティネリール
青空市場
日本ではなかなか見られないような珍しい野菜も・・・。

ミニバスに乗って20分ほどで

ティネリールの町の中心部にあるバス停に到着。

そこから またタクシーで10分ほど移動する。

大きな広場で開かれている青空市は

すでに人でごった返していた。

同行したキミ子さん、マリエさん、ティアゴ( シゲ子ちゃん )たちと、

夕飯のための買い出しをしながら、

その他諸々 目に留まったものを

気の赴くままに見て回る。

その途中、またもや 『 ピーナッツ 』 に滞在中の

メリーさんたちに出くわした。

旦那のムーさんとヤマさんも来ていたので

引き続き 『 Flower 』 に居続ける旨を改めて伝えた後、

先日の件もあったので、「 また どこかで!」

と言って早々に退散した。


スークでの買い物の後、一旦 町の中心部に戻り、

繁華街と思しき 土産物などが並ぶ界隈を散策。

私以外は女性ばかりで 興味の対象が違うし、

そもそも私自身 物欲があまりないので

特に欲しい物も見当たらなかったが、

暇を潰すにはちょうど良い場所で、

気ままな女性陣のショッピングに付き合った。

最後に立ち寄った土産屋で

タケル君やフランクたちと合流。

彼らは 朝からロードバイクの修理店に行っていたらしく、

修理点検が終わったばかりのバイクに乗って

連れ立ってやって来ていた。


タケル君はその店で モロッコ滞在の記念にと、

現地ベルベルの衣装の購入を

検討しているようだった。

せっかくなら日本に帰ってから 街中でも着れるものが良いと、

色々と試着をしながら 店内を物色していたが、

気に入ったという黒の上下繋ぎの民族衣装を着ると

まるで妖術使いのようで、

女性ならまだしも、男性が日本の街中で着るには

さすがにエキゾチック過ぎる気がした。

タケル君が 試着した印象を我々に尋ねてきたので、

私やマリエさんは、

ちょっと微妙なリアクションをしていたのだが、

付き添いで来ていた キミ子さんの宿の使用人スタッフのヨセフが、

「 あまり 余計なことを言わないでくれ!」

と我々に 軽く釘を刺してきた。

この店は ヨセフの友人が経営する店らしく、

おそらく連れてきた客が買った分の何パーセントかを

彼が貰える仕組みなのだろう。

そんなこととはつゆ知らず、

「 まるで毒入りスープでも作ってそうな衣装だね。」

などと茶々を入れる我々を見て、

ヨセフは 言葉にこそしないが、

気が気ではなかったようだ。

商売の邪魔をするのも野暮な気がして、

あまり横槍を入れずに

黙って見ていることにした。

終始迷っていたタケル君も

最終的にヨセフの商魂に根負けしたのか、

購入を決めていたようだ。


その後、皆で近くのカフェに入り、

バナナジュースを飲んで一休みし、

ミニバスで宿へ戻った。

夕方、新しい宿泊者のケンジ君がやって来た。

最初、活きがいい若者が入ってきたなと思っていたら、

歳は私より二つ上のアラフォーで、

そこそこのおじさんだった。

彼は見た目も言動も若々しく、

実際の年齢より一回り以上若く見えるので

実年齢を聞いてビックリした。

やたらハイテンションで

少し空気が読めないところがあるが、

悪い人ではなさそうだ。


夕飯は、牛丼とじゃがいもの煮物に味噌汁という、

これぞ日本食!というメニューとなった。

と言うのも、昨日の献立が

ドイツ人メンバーの食事制限に気を使うあまり、

カレーとサラダという、

いわゆるスタンダードな日本食とは言えないものだったので、

「 もっと日本らしい食事が食べたい!」という

タケル君の提案で決まったのだそうだ。

我々日本人メンバーが、

久し振りに食べる本格的な日本風の牛丼に

舌鼓を打ったのは言わずもがなだが、

ドイツ人の3人は、

口では「 美味しい!」と言いつつも、

ご飯はほとんど残していたようだった。

それでも 我々日本人へのリスペクトからか、

モロッコ
ティネリール
トドラ峡谷
日本食
牛丼
牛丼とジャガイモの煮物と味噌汁の夕食

決して大っぴらに嫌な感じは見せなかった。

その後は 昨夜同様、

皆で楽しく談笑しながらロビーで過ごした。

何もない一日だったが、

なかなか楽しい時間を過ごせた。


1日の歩数:9738歩(7.4km)

1日の出費

食費

昼:2DH(プチトマト)

その他

ゲストハウス:150DH(朝夕食込み)

交通費:20DH(市バス、タクシー)

雑費:9DH(バナナジュース)

合計 約¥1901

1DH=¥10.5 *当時のレート

Prime Video(Amazon.co.jp)に登録
独占配信のAmazonオリジナル作品や、人気の映画やTV番組をお楽しみいただけます。 いつでも、どこでも視聴できます。今すぐ無料体験を始めましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました