
2025 9月17日 ライブ当日

過去の名盤を含め、
最近出したアルバムなども予習して迎えたライブ当日。
午後3時から ツアーグッズの販売があると聞いて、
午後2時過ぎに市ヶ谷の駅に着き、
歩いて武道館を目指す。
2時45分ごろ 武道館に到着。
まだ販売開始15分前にも関わらず、
すでに長蛇の列が出来ている。
早速 最後尾に並ぶ。
実は 約1年前、同じ武道館で
元BiSHのアイナ・ジ・エンドのライブに参加した際には、
着いたのが開演2時間前だった。
まだ少し時間に余裕があるかと思い
グッズ売り場に並ぼうとするも、
あまりに人が多くて諦めた経験がある。
今回は その時の反省も踏まえて、
4時間前に到着するようにしたのだ。
(*BiSH とスマパンとの考察に関しては こちら↓)
BiSH 『 オーケストラ 』と スマパン『 Tonight,Tonight 』
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並んでいる人は多かったが、
販売が始まると 割と流れは速く、
40分ほどの待ち時間で買い物を済ませることが出来た。
買ったのは、メンバーの顔のイラストが入ったTシャツと、
「ZERO」のロゴ入りパーカー。
併せて1万6500円となかなかの出費だったが、
25年分の思いも乗っているのだから
今回ばかりは仕方がない。
開演までに まだだいぶ時間があるので、
一旦 市ヶ谷の駅の方に戻って、
遅めの昼食を取りながら時間を潰す。
夕方 少し日も傾きかけたところで、
いざ 会場へと向かった。

開場は6時過ぎから。
服装もさっき購入したTシャツに着替えて、
準備も万全だ。
荷物検査を終え、
チケットを見せて無事入場。
(ペットボトル類は持ち込み可だった。)
私の席は西側2階席のC列。
舞台に向かって左手(下手)から
見下ろすような角度だ。
2階席ではあるが、前から2列目に当たるので
比較的ステージが見易い席だ。
1年前は 同じ西側でも
2階最後列の立ち見席だったから、
それに比べれば かなり良い席と言える。
しかも、ここから見下ろす角度が、
25年前の席と酷似している。

これは 幸先が良い!
荷物を座席の下に収納し、
ペットボトルの水もすぐ取り出せる位置に配置。
トイレも済ませた。
あとは開演を待つのみだ。
25年ぶりの武道館ライブ 遂に開演

午後7時、
遂にライブが始まった。
まず最初に披露されたのは、
アルバム『Machina Ⅱ』に収録されている曲、
‶Glass Theme″。
配信のみの曲の為、そこまで馴染みのある曲ではないが、
疾走感のあるギターが観客のボルテージを上げる。
曲が終わると、すかさず2曲目へ。
『Mashina』からの曲、
‶Heavy Metal Mashine″の印象的なリフが聞こえてくると、
一気にテンションは最高潮に!
2曲目が終わり、会場が静寂に包まれる中、
あの 不朽の名曲のギターフレーズが
武道館に響き渡った。
‶Today″だ!!!
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ここで 抑えていた涙腺が崩壊。
何せ これまでに何百回、何千回と聞いてきた曲だ。
25年前にこの武道館で聴いた時には
もう二度と聴くことは出来ないと思っていたあの名曲が、
再び目の前で演奏されているのだ。
そう思うと、この25年間の自分の人生の節目、節目の出来事が
蘇ってくるようで、
何故だか涙を堪えることが出来なかった。
余りに自分を投影し過ぎのような気もするが、
そんなことはどうでも良かった。
それも音楽の素晴らしさの一部分だ。
ただ 今湧き出す感情に
身を委ねれば良いのだ。
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3曲目で こんなに感情的になって大丈夫かと
我ながら心配になったが、
‶Bullet With Butterfly Wings″で
少し落ち着きを取り戻す。
次が ‶Muzzle″と『メロンコリー~』からの曲が続く。
そして、ここで ‶1979″だ。
前述した通り、
この曲こそが 25年前のライブで
最後に演奏された曲だった。
あの時は観衆全員が、
バンドがこれから辿るであろう結末を見据えていた。
しかし、今回はそうではない。
単純に この名曲の世界観に浸り切るだけだ。

再び 目頭に熱いものが込み上げてくる。
五十路絡みのおっさんが一人流す涙は
周囲からは滑稽に見えるかもしれなかったが、
幸いなことに会場の熱気からくる汗が
カモフラージュしてくれたので、
悟られることなくそれを拭うことが出来た。
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