
お帰り!スマパン!

続いて 昨年出たアルバムから2曲が披露され、
少しの休息の後、
ビリーが Berlin の
‶Take My Breath Away″のカバーを揚々と歌い上げる。
言わずと知れた 映画『トップ・ガン』でお馴染みの曲だが、
あまりの意外な選曲に
会場中が戸惑いを隠せないでいた。
照明がピンクっぽかったのも
妙な可笑しさを増幅させていた。
・・・・・・・・・・・・・・・
ちょっとした余興(?)の後、
ビリーとイハによる
短いながら味のある掛け合いが始まった。
ビリー「『サイアミ~』からの曲やるけど、ちゃんと覚えてる?」
イハ「とりあえず やってみよう(笑)。」
ビリーとイハ、二人が奏でるギターから始まる
スマパン屈指のロック・バラード、
‶Mayonaise″だ。
続けて 同じく『サイアミ~』から
‶Disarm″が披露され、
次に ‶Tonight Tonight″、
‶Cherub Rock″と続く流れは
圧巻と言う他なかった。
一体 どれだけ名曲があるんだ!!!
情緒が追い付かない。
最新アルバムからのキャッチーな曲、
‶Sighommi″を挟んで、
再び『メロンコリー~』から
‶Bodies″、‶Porcelina~″、‶Jellybelly″
とお馴染みの曲が続けて演じられた。
‶Ava Adore ″でのシングアロングで
会場全体が一体になった後、
‶Stand Inside Your Love″
‶Zero″で盛り上がりは最高潮を迎える。
今回のツアーからサポートメンバーとして参加している
サポートギターのキキがしきりにハンドクラップを要求し、
会場を更に盛り上げていた。

今公演、アンコールはないとの情報があった。
その代わりではないだろうが、
ここでビリーとイハが、
それぞれ レニ・クラの ‶自由への疾走″と、
ブラック・サバスの曲のワンフレーズを披露するという、
(先日亡くなったばかりの、
オジー・オズボーンへのリスペクトか・・・。)
悪ふざけ(?)というか、
まるでコントのようなMCでのやり取りが行われた。
会場がほんわかした空気になったところで、
今公演最後の曲、
‶The Everlasting Gaze″を披露し
ライブは終了。
所々で短いMCは挟むものの、
ほぼ2時間 ノンストップで無駄なく演奏をやり切るという
ストロングスタイル。
主要メンバーが全員 アラ還 とは思えない
とんでもなくパワフルなライブだった。
決して音響が完璧とは言えなかったが、
その分 歪んだ音は迫力があったし、
何より トリプル・ギターの音圧が凄まじかった。
ビリーのギタリストとして姿も絵になったし、
イハの叙情的なギターも格好良かった。
ジミーのドラムは相変わらず唯一無二で、
何より この3人で日本に再び
The Smashing Punpkins として来てくれたことが
本当に嬉しかった。
サポートメンバーのジャックとキキからも
彼らへのリスペクトを感じたし、
それぞれに そのプレイでも存在感を示した。
観客の雰囲気も含めて、
多幸感に溢れた
最高のステージだった。
・・・・・・・・・・・・・・・

そして 個人的なことではあるが、
今回の武道館でのライブで、
私の25年越しのリベンジは
十分に果たせたと感じることが出来た。
またしてもスマパンが、私の人生を
一瞬だけとは言え
美しく彩ってくれた。
本当に最高の気分だ。
そして、これこそが音楽だ。
~ End ~
この日のセットリスト (2025.9.17:日本武道館)
1.Glass’Theme
2.Heavy Metal Machine
3.Today
4.Bullet With Butterfly Wengs
5.Muzzle
6.1979
7.Edin
8.Pentagrams
9.Take My Breath Away (映画『トップガン』より:Belrin のカバー)
10.Mayonaise
11.Disarm
12.Tonight,Tonight
13.Cherub Rock
14.Sighommi
15.Bodies
16.Porcelina Of The Vast Oceans
17.Jellybelly
18.999
19.Ava Adore
20.Stand Inside Your Love
21.Zero
22.*MCコーナー
Are You Gonna Go My Way (『自由への疾走』:Lenny Kravitz のカバー)
N.I.B (Black Sabbath のカバー)
23.The Everlasting Gaze

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