リスボン 散策
まずは 鉄道駅の Rossio 駅を目指す。
道中の 公園や石畳の路地を歩いていると、
流石にヨーロッパに戻ってきたのだと実感する。
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ここ リスボン は ポルトガルの首都ではあるが、
ゴミゴミとした大都会といった印象はなく、
古い街並みなど、どこか落ち着いた雰囲気があって、
歩いていて なかなか気持ちの良い町だ。
港町でもあり、坂の多い町でもある。
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細かい路地が多く、駅でもらった地図を片手に進むも
Rossio 駅にはなかなか辿り着かない。
徐々に日も傾いてきたので、
とりあえず 夕陽を見るため
サン・ジョルジェ城 を目指すことにした。
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それにしても 坂の多い町だ。
迷いながらも丘を上って行くと、
展望の開けたテラスのような所に出た。
テラスからは、雄大なテージョ河と、
それに跨る立派な橋( 4月25日橋 )を一望出来る。
有名な観光スポットらしく、
私以外にも 多くの観光客が訪れていた。
そこから見た 夕陽に照らされるリスボンの町は、
確かに美しかった。
テラスから 少し坂を上ったところに、
サン・ジョルジェ城 の入り口があった。
入ってみたかったが、
すでに入場は締め切られているらしい。
観光は明日に回すことにして、
来る時とは違う道を通って帰ることにした。
長い階段を降りていくと、大きな聖堂があった。( リスボン大聖堂 )
ミサを行っているのか、
入り口で子供たちが讃美歌を歌っている。
それを聞いていると、
5年ほど前に フィレンツェのヴェッキオ宮殿前の広場で聴いた
コーラスグループの歌を思い出した。
あの時歌っていたのが 讃美歌だったかは
今となっては定かではないが、
当時、その荘厳な歌を聴きながら
1年にも及ぶ旅の終わりを実感したものだった。
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今回の旅にも、そろそろ終わりが近づいてきているのだろうか・・・。
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私は、その時期について考えることを
避けようとしている自分に気付いた。
だが、終わりの時には まだ早い。
それは 南米に渡った後の話だ。
「 しかし、そう遠い先の話ではないぞ!」という
もう一人の自分の声には
気付いていない振りをすることにした。
その後は、Baixa 通りという賑やかな通りに出た。
クリスマス前だからか、
町は 至る所にイルミネーションが施されている。
ロシオ広場( ペドロ4世広場 )を経由して、
パリのシャンゼリゼ通りのような造りの
Liberdade 大通りに出た。
マルケス・デ・ポンバル広場 のラウンドアバウトを右に折れ、
宿へと向かう。
途中にあるスーパーで、
夕食用の食材を買って帰った。
それにしても 今日もけっこう歩いた。
そして このリスボンは、
なかなか歩きでのある 良い町のようだ。
リスボンの近郊にも、
王宮や宮殿で有名な シントラ や、
ユーラシア大陸最西端の地 ロカ岬 など、
有名な観光地があるようだが、
『 深夜特急 』の中で 沢木耕太郎 も歩いたこの町を
もう少し歩いてみたい気持ちがあるので、
明日もこの町に留まって
ゆったりと散策に勤しもうと思う。
今回行けなかった場所には、
また訪れる機会もあるだろう。
それこそ、沢木の言葉を借りるならば、
〈 心を残しておけば、また訪れることが出来る 〉はずだ。
1日の歩数:19336歩( 14.8km )
1日の出費
食費
昼:€0.8( クロワッサン)
夕:€8.6( サラミ、レトルトポテト、タルト、ビール×2 )
その他
ホテル:€11
交通費:€27.5( バス×2、メトロ、リスボア・カード )
雑費:€0.5
合計 約¥5905
€1=¥122 *当時のレート
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