弧旅 #220 (番外編) 香港、マカオ

香港 ネイザンロード 喫茶店 Hollywood cafe 荷里活冰室 アジア
ネイザンロードの交差点 / 九竜地区

日本への帰国(最終日)

チョンキンマンション
重慶大厦
尖沙咀
ネイザンロード
伝説のマンション 重慶大厦 / 尖沙咀

朝の5時にやっと

前日分の日記を書き終えた。

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昨夜 最後のスターフェリーでの航海を終え、

香港の街に一旦別れを告げた後、

部屋に戻ってシャワーを浴びると

すぐに寝入ってしまった。

2~3時間ほどすると目が覚めてしまい、

時間を持て余して

日記の続きを書くことにした。

夜中に目が覚めて朝方に寝るという不規則なリズムは、

日本にいる時からの悪癖の一つだが、

今回 目が覚めたのはそれだけではない気がする。

やはり最終日ということで、

神経が少し過敏になっているのだろう。


午後のフライトに備えて

もう少し眠っておきたかったが、

空港には早目に着いておきたかったので、

9時ごろに再び起床。

この旅最後の身支度と荷造りを済ませ、

10時半に部屋を出発する。

ホテルのフロントには誰もおらず、

‶CHECK OUT″と書かれた箱に

部屋の鍵だけ置いて出た。

今回宿泊した 重慶大厦チョンキンマンション

1階に両替所が多く入っており、

そのうちの一か所で、

余ってしまった 香港ドル1100 を

日本円に再両替する。(=約20000円)

すると驚いたことに、

帰ってきた日本円札の中に

二千円札が2枚も入っていた。

日本では とんと見かけなくなった二千円札が

はるか海を越えたこの香港で流通していたとは・・・。

最終日にもこんな新たな発見があるというのが

旅の面白いところだ。


重慶大厦チョンキンマンション の裏手の通りを歩く。

〈この辺りも散策したかったなぁ〉などと思いながら

再び ネイザンロード を北へ向かった。

九龍公園 の前を通って

空港行きのバス停の位置を確認しつつ、

少し先にある お粥の専門店に入る。

ここは先日も訪れた店だが、

その時食べた 豚のレバー粥 が自分好みの味だったので、

他の料理も食べてみたくなり、

最終日に再び訪れたという訳だ。

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スタッフに促されて

入り口近くの空いている席に着いた。

香港
お粥専門店
マッシュルームとチキンのお粥
佐敦
今回は‶マッシュルームとチキンのお粥″を注文。
マッシュルームと言うよりも椎茸味が強かった。 / 佐敦

マカオのカジノで勝って以来、

懐には若干余裕があるので、

そこまで値段を気にかける必要はない。

とは言っても、貧乏性ゆえか、

そこまで贅沢する気にもなれないのが

悲しいところだ。

悩んだ挙句、今回は

‶マッシュルームとチキンのお粥″なるものを注文。($56=約1036円)

お粥自体 とても美味しかったのだが、

マッシュルームの風味がだいぶ強い気がする。

と言うより、これは完全に椎茸の風味だ。

どうやら 香港でマッシュルームとは

椎茸のことらしい。(真偽は不明)

本物のマッシュルームの方が

チキンには合いそうな気もするが、

最初から椎茸と思えば

これも悪くはない。

十分満足した。


香港
香港タルト
カフェ
香港のタルトは外側がしっとりした食感。/ 佐敦

まだ時間に余裕があったので、

通りの向かい側にある喫茶店で

時間を潰すことにした。

香港式コーヒーと、

これまた香港式のエッグタルトを二つ注文。($36=約666円)

エッグタルトはマカオで食べたものとは違い、

外側のパリパリ感がない。

これはこれで旨いのだが、

やはりマカオのパリパリ生地のタルトが懐かしくなる。

マカオでの生活が

すでに遠い昔のように感じる。

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リムジンバスに乗車する前に、

2階にあるトイレで小用を済ませ、

準備万端 バス停に向かった。


香港
ネイザンロード
九龍公園
九龍地区
九龍公園前のショッピング通り / ネイザンロード

警察署近くのショッピング街の前にあるバス停で、

空港行きのバスを待つ。

A21 のリムジンバスは

この時間帯 10~15分間隔で走っている。

しばらくすると バスは予定通りやって来た。

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〈ついにこの時が来てしまった・・・。〉

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2階建てバスの上階に席を取り、

合計で一週間近く滞在した香港の街並みを眺めながら

流れる景色をスマホのフォルダーに収める。

しばらくは この場所を訪れることもないだろうと思うと、

見慣れたはずの街並みが

無性に名残惜しくなってくる。

声に出して、

「さようなら、香港!」と呟いてみる。

BGMは井上陽水の『積み荷のない船』だ。

すっかり『深夜特急』の世界に浸りながら、

この約10日間の出来事に思いを馳せた。

2~3日前のアンニュイな気分は

もはや無かった。

遂に現実世界に戻る日が来たのだという

実感が強くなっていることに気付く。

そうだ、私の旅はある意味で、

昨日か一昨日の時点で

すでに終わっていたのかもしれない。


1時間ほどで 香港国際空港の

第一ターミナルに到着。(pm 12:45)

出発まで時間があるので、

空港内をあちこち散策してみる。

スマホで写真を撮ったり、

土産屋を見て回って、

職場や友人へのお土産を補充。

それでもまだ時間があるので、

到着ロビーのベンチの一角を陣取って、

日記の続きを書いて過ごした。

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pm 2;30 を過ぎたところで

チェックインカウンターへ向かう。

するとカウンター近くの航空会社のスタッフに、

香港
香港国際空港
出発ゲート
帰国便の出発ゲートへ向かう / 香港国際空港

自動チェックイン機の利用を促される。

パスポートをスキャンして便名を入力するだけで、

あっさりとボーディング・パスが発行された。

あっさりしたものだ。

最後にもう一度 土産屋を冷かして、

出国ゲートに向かった。


荷物検査の後、

出国審査はパスポートのスキャンと顔認証だけで

あっさり通過。

時間があるので免税エリアでアイスクリームを食べながら

出発の時間を待つ。

ようやく搭乗口が表示されたので、

地下にある空港内を移動するメトロに乗って

終点まで移動する。

pm 4:50 に搭乗のアナウンスが流れ、

無事 機上の人となった。

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羽田空港到着1時間前にトイレを済ませ、

準備も万端。

着陸後は終電に間に合うよう、

時間との戦いになる。

着陸までの時間は、

パットメセニー・グループの『Last Train Home』を聴いて

旅の最後の余韻に浸る。

長いようで短かった11日間の旅。

終わってみればあっという間だった。

毎日が刺激で溢れていたはずだったが、

どこか不完全燃焼な気分になるのは何故だろう。

しかし 考えてみると、

それはいつものことだ。

だからこそ またその気分を味わうために、

旅に出るのかもしれない。

私はいつも 旅 に

一方的に焦がれているのだ。


羽田空港に到着後は急いで諸々の審査を済ませ、

電車を乗り継いで

何とか最寄りの駅に到着。

近くのファストフードで遅い夕食を済ませて、

家に着いたのは

深夜1時過ぎだった。

香港
香港国際空港
香港エクスプレス
香港エクスプレスの便で日本に帰国。間もなく旅も終わりを迎える。

これでまた いつもの日常が始まる。

幸いにも 明日のシフトは午後からだから

少しはゆっくり出来そうだ。

日記を書こうと試みたが、

1ページも書けずに

いつの間にか眠りに落ちてしまった。

深く幸せな眠りだった。


1日の歩数:14805歩(10.4km)

1日の出費(香港での出費のみ)

食費

昼:$56(チキンと椎茸のお粥)

その他

交通費:$34.6(空港リムンバス)

土産代:$130(クッキー)

雑費:$113

合計 約¥6172

香港ドル =¥18.5 *当時のレート

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